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Seasons  作者: 殊月隼士
12/14

風信子

(2014/07/13 改変)

「な、お前……!」

 怪盗というのは誰しも、どこからともなく現れ、消えゆくものなのだろうか。奇しくも委員長がそうしたように、先代のセゾンもまた、闇の中から姿を現した。

「たけ、兄……」

 僕が呼んだのは彼。歴史に名を残す大泥棒、七代目セゾンの(たけ)(ゆき)さんだった。

「やぁやぁ、もう怪我の具合は良いようだね、(たつ)()。それと、潤君だっけ? 初めまして。僕が虎季だ。さて、君はどうして、僕がいると分かったのかな?」

「何となく。こんな絶好の機会を、貴方が逃すとは考えられなかったので」

 因果に重きを置き、場を大切にする彼ならきっと、こんな良い機を逃すはずが無い。僕がセゾンと初めて会ったこの場所で、彼女達の正体を暴くというシチュエーションを見ていない訳が無い。そう思ったのだ。

 まぁ、単純に妹達が心配で、毎回見守っているんじゃないか、とも勘ぐった訳だけれども。

「さて、僕を呼んで何をしようと?」

「ちょっと、真ん中に立ってもらっても良いですか? 貴方の可愛い妹さん達の、間に」

『!?』

「そうか、君はそこまで分かっていたのか……」

 僕に言われるがまま、虎季さんは二人の間に入ってくれた。やっぱり。

「成程。確かにこうして見ると似てるわなぁ」

 外見的特徴としては、色素が一番薄いのは虎季さん、次いで穂村、委員長となるのだが、話に聞いていた性格からいって、おそらく探偵をやるほどの正義感と真面目さを委員長が、怪盗としてのあくなき探究心が穂村に、それぞれ受け継がれたのではないかと僕は考えたのである。それはやはり的中し、虎季さんを中心に据えることで、穂村と委員長の共通点を見出すことができた。写真を見た事はなかったので、一か八かの賭けだったが、どうやら勝てたようだ。まぁ、これで駄目なら他にも証明するための策はあったのだが。

「わ、私とこのはが似てるからって、別にそれだけじゃ」

 けれども、ここまで圧倒的な事実があるにもかかわらず、認めようとしない穂村。仕方ない。もう一枚、カードを切ることにしよう。

「ふむ。じゃあ、もう少し正攻法で行こうか。僕が思うに、多分穂村の方が、怪盗一族セゾンの正当な継承者だ。名字もそのまんまだしね。でも、彼女は先にも述べた通り不器用だ。だから、君がパートナーに選ばれたんだろう? 絵桐って、もうちょっとひねった方が良かったんじゃない?」

「……ああ、カイトウか」

 絵桐、音読みで怪盗。そう、気が付いてしまえばあまりにも簡単で、拍子抜けしてしまった。でも、単純だからこそ、今まで分からなかったのかもしれない。

 ところが、ここで思いもしない言葉が、彼女達の口から出た。

「? 何を言っているの?」

「穂村も絵桐も、ふっつーに本当の名字だけど?」

『えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ』

「そういえば……とらちゃんがうちにいた時、“穂村虎季”って名乗ってたわね……」

「あ……」

 真帆さんが思い出したように、そっと囁く。

――って、それを先に言って下さい!

 反応を見るに、リュウさんも知っていたみたいだ。まぁ、聞かなかった僕も僕だけど。

「まぁ、逃げている時ならともかく、一般人と同じ日常生活を送る上で偽名使うのって、なかなか難しいんだよね。特に、彼女達は学生だし。怪盗一族には“焔”のが格好良いから、そちらを飾っていたにすぎないよ」

――うわー。恥ずかしい……。間違った事を証拠にしようとしていたなんて、僕は探偵失格かもしれない。

 意気消沈、落ち込む僕を見かねてか、若干フォローするように、彼女達は言う。

「……音のつながりだったら、他にもあったでしょうに」

「良い所に目はつけたのにね」

『?』

 というか……語るに落ちた、のだろうか。いや、思えば最初から、委員長は自分達がセゾンである事を否定しなかった。固執したのは、穂村だけである。

「……認めはするんだね? 自分達が“怪盗セゾン”だってこと」

「ええ。私達は二人で一人の怪盗、八代目セゾンよ」

 いっそ、清々しいばかりの笑顔で、彼女はそう言った。穂村の方ももう諦めたのか、胸を張って委員長の後ろに並ぶ。

 何故だろう。黒服を着ている委員長が影である方が、本来ならば自然だろうに。この二人の立ち姿はそのまんま、陰と陽を表しているように、僕には思えた。彼女達が影に生き、闇に潜む怪盗だから、なのか。

 あまりにも堂々としている様を、僕はそんな事を考えながら眺めていた。すると、

「おい。で、その音のつながりってなんなんだ?」

リュウさんが尋ねる。疑問があれば、すぐに解決しようとする。その癖はとても良いとは思うのだが、もう終わった事に何をそんなにこだわるのかは、僕には理解できなかった。

 僕のやきもきした思いとは裏腹に、彼女達は話を進める。

「あら? 本当に気が付いてなかったの?」

()央子(おこ)(この)()、アナグラムじゃない。腹違いの姉妹の、唯一の共通点よ」

 NAOKO、KONOHA。確かに……って、うん?

「h足りないじゃん」

「無音のアッシュよ」

「こんな時だけフランス語読み!?」

 ちなみに、無音のアッシュ(h)とは、文字通り、フランス語ではhの音を読まないというルールの事である。つまり、NAHOKOと書いても、発音するのはNAOKOの部分だけなのだ。

「まぁ、セゾンもフランス語だからね。かけたかったんじゃないかな」

「はぁ……」

 なんだろう。怪盗=フランス、というイメージでもあったのだろうか。でも、フランスかぶれの怪盗って、なんか嫌だなぁ。


「で、お前達は何故、こんな事をしたんだ?」

 リュウさんはまたも、質問を繰り返す。これ以上間延びしても仕方が無い、と思った僕は、口をはさんだ。

「そんな事、別に良いじゃないですか。セゾンが彼女達である事が分かったんだから、さっさと警察を」

「そこよ」

 今まで、ずっと微笑みを絶やさなかった委員長が急変して、真剣な顔つきになった。一体、盗みを働くという悪行とその理由との間に、何の関係があるというのだろう。

「そういう、人の心を考えないで罪だけを憎む姿勢。初めて見た時から、私達は似ていると思ったわ」

 ま、君がそうなっちゃったのも、なーんとなくは知っているんだけど。

 彼女はそう、付け加える。僕は、彼女が何を言っているのか、もしくはこれから何を言おうとしているのか、全く分からなかった。

「何を言って」

「穂村……、いえ、那央子は兎も角、私は貴方を試す為だけに、一連の事件を仕組んだの」

『!?』

「は、僕を試す為? それと盗みがどう関係あ」

「私が企んだのは、貴方を観察すること。とくれば、察しの良い貴方なら分かるんじゃないの?」

 ことごとく、僕の反論は彼女の声にかき消される。いつもの委員長なら、こんな事はしないのに。まさか、僕が一年間共に生活をしてきた彼女は、別人だったとでも言うのだろうか。

 僕はいぶかしみながらも、言葉を選び、慎重に続ける。

「何を言っているか、さっぱりだな……」

 大体、セゾンで盗みを直接担当しているのは彼女のはずだ。それを、“僕の観察が目的だった”と聞かされても……。

「まぁ、そりゃそうよねぇ。でも、奇妙だとは思わなかった? 貴方が高校に入学してから、友人達の周りで次々と起こる、不運を」

「!?」

 確かに、ここに来てからというもの、僕は忙しさを忘れた事は無かった。それだけ、毎日が充実していて、楽しかった。

 何故なら、次から次へと、刺激的な事件が起こったから――

「ま、まさか……」

「おかしいわよね? 林間学校のとき、那央子が迷ったり」

「え。あれ、このはの……」

「あら? 気が付かなかった? こっそり、地図とコンパス、拝借させてもらったの」

「それでか……」

 セゾンの正体に気が付いたとき、少し疑問に思っていたことではあった。あんなに下準備は万全な穂村が、そんなミスを犯すかと。せめて地図ぐらい持っていても良さそうなものだとは考えたのだが……。

 自分の中で勝手にピースがはまっていく気持ちの悪い感覚。それをよそに、委員長の告白は続く。

「それに、伊紀ちゃんが壊れかけたり、鈴笠君の所にチンピラがおしかけたり。他にも、細かい事を言ったら、沢山あったわよね? 物が無くなる、なんて日常茶飯事だったし。特に鈴笠君なんか、その正体には“誰も辿り着く事は出来なかった”のに、どうしてあの頭の悪そうな連中が、彼の正体を突き止める事が出来たのかしら」

「そ、それは……」

 確かに、それも僕が気になっていた事ではある。しかし、深くは考えなかった。何故なら、なんだかんだで、それは解決してしまったから。どのような形であれ、誰も傷付く事なく、無事終える事が出来たのだから、それで良いと思っていた。

 だから何故、文化祭の時、ずっと店番をしていたはずの委員長がその事を知っているのか、そちらの方がむしろ妙だと思った。僕も鈴笠も、皆に心配かけるから、と誰にも言わなかったのに。それに、太谷さんの事だって、僕と当事者の二人しか知らないはずだ。

 それすなわち、これらの事件に彼女が関わっている事を意味し、僕の頭はそれを理解出来るはずなのだけれども、それでも、認めたくは無かった。だって、僕が日常だと信じていた生活が、誰かの手によって作られたものだなんて、誰が信じられるというのだろう。

「まぁ、本当に危なくなる前に助け船を出すようにはしてたんだけど。だって、私が見たかったのは、貴方が私達の仲間としてふさわしいか、だもの。正直、私はセゾンなんてどうでもよかったわ。私の目的の為、ならね」

 いつもとは打って変わって、その瞳に黒い光を宿し、そんな恐ろしい事をさもおかしそうに語る委員長。これが、あの彼女なのだろうか。何故、こんな事が普通に言えるのだろうか。どうして、そんな事が平気で出来るのだろうか。

 ここで、今まで珍しく黙っていた穂村が、重い口を開く。何だか、それは怒っているようにも見えた。

「……あたしは、正直面白くなかったけどね。でも、このはがいなきゃ私はセゾンじゃない。“時”の名前を受け継いだ時から、能力に秀でたこのはが次ぐ事は決まっていたも同然。それを、後妻の子どもだからといってあたしに譲ってくれたのは、あたしの為。たけ兄の話を聞いて、ずーっと怪盗に憧れてたあたしの夢を、このはは叶えてくれた。だから、今度はあたしがこのはの願いを叶える番」

 穂村はそこで、一旦言葉を切った。そして絞り出すように、すごく複雑そうな表情で、言う。

「君が羨ましいよ、参道君。このはが自分から相棒に、と選んだ君が。天性の才を持つ君が、恨めしい」

「……何を言っているか、分からないよ」

 僕はもう一度、同じような台詞を繰り返した。分かりたくない、と言った方が、適切だったかもしれない。僕は何となく、この先を聞いてはいけないような、そんな予感がした。

 それこそ、僕自身を揺るがしてしまうような、そんな事が待っている気がした。

「そうね、話が飛躍しすぎたかもしれないわ。混乱してしまうのも、無理はないかもしれない。でも、この一言を言うだけで、話は全て繋がると思うのよ。

“私達と来れば、もう二度と大切な人を失わなくて済む”」

『!』

「さーて、こっからはこの子達の話だ。邪魔者は退散致しましょう」

 これまでずっと、僕達の話を傍観していた虎季さんが、何かを発する。それは、たった数メートル離れているだけなのに、とても遠くで起こっているような気がした。

 足元がぐらついて、意識を保つので精一杯。他の人の事なんて、考えられなかった。それが例え、恩師として慕っている二人の事でも。僕には、それを止められない。

「な、虎季!?」

「だから言ったじゃないか。“あとは若い世代に”って」

 こうして、屋上には僕と穂村と委員長、三人だけが取り残された。


 真帆さん達が去ってからしばらくして、僕はようやく、落ち着きを取り戻した。

 だがそれは、考えるだけの余裕が出来た、というだけで。“冷静でいる”とか、“平静を保っている”とか、そういう状態とはひどくかけ離れていたのだが。

「調べ、たのか……。なんでそこまで……」

 たったの一年前、いや、それにも満たないぐらいの出来事なのに、とても昔の事のように思える。忘れた事はなかった。でも、頭の片隅にしまいこんでいた、あの記憶――

「貴方は知らないかもしれないけれど、私達と貴方が目指しているものは同じなのよ?

 つまり、“世の中を平和に、人々を幸せにしたい”という事」

 委員長には珍しく、話が噛み合わない。一歩二歩、彼女の方が先を歩いているみたいに、すたすた話を進めてしまう。

 だから僕は、追いつくのに必死で、後ろを振り返る事が出来なかった。

 ここから逃げ出して、また僕の世界に戻るという選択肢がまだ、この時なら残っていただろうに。

「それとあいつに、僕に、何の関係があるんだって言うんだよ」

「私はね、貴方の全てを知りたかったの。そして知った上で、仲間にしようと思った。痛みを知る貴方ならきっと、私達に協力してくれる、そう思ったから」

「痛みを、知る……?」

「そう。傷付いた事の無い人に、かけがえのないものを失う苦しみは分かりっこないもの」

「……盗みを働く事が、どうして人々の幸せに繋がる?」

 段々、核心に迫っていく感覚を体で感じながら、僕は深みにはまっていく。

「私達は、正しい形に、あるべき姿に、幸せを還元しているだけよ」

「もしそうだとしても、だからって君達のやっている事は、許される事じゃない。犯罪からは、幸せなんて生まれない」

「綺麗事よね。所詮、結果が全てなのよ」

「ふざけるな!」

 相入れない価値観を押し付けられて、僕はもう耐えきれなかった。それに、その事を導く為だけに、あいつの事を引き合いに出されたのが、どうしようもなく悔しかったのである。

 餌に釣られた魚のようだ。そう思いはしたけれど、僕は続ける。想いは、止められない。

「幸せは自分の手で掴む物だ。最初に与えられるのは等しく、“命”という一つの幸運。そこからは、自分の手で掴みとっていくんだ。でも、掴んだ物をどうしようと、それはその人の勝手。皆で分かち合おうが、一人占めしようが、与えようがね。だけどな、だからってそれは盗んでいいもんじゃないんだよ! 盗んで、それを誰かに与えて。その誰かが喜ぶと思っているのか? そんな偽物の幸せ」

「偽物……?」

 再び、彼女は僕の言葉を遮った。彼女には彼女の信念があり、僕と同じように、それを侮辱されては黙っていられなかったのだろう。普段の彼女からは想像もしえないぐらい、感情をむき出しにして、吠える。

「偽物の何が悪いっていうのよ! そもそも、それが本物かどうかなんて、受け取った人が決める物でしょう。君が偽物だと思うそれに、一体何人の人が救われると思っているの?! それに、分け与える、ですって。そんな事ある訳ないじゃない。人は所詮、誰だって最後は自分が可愛いのよ。身に余る幸福? そんな物ある訳ないじゃない! いい、人はね、自分が幸せになる為だったら、他人はどうだっていいのよ。だから、君も何も出来なかったんでしょう? 彼女が、“塚田(つかだ)花音(かのん)”が死んだ時、事前に助けられなかったんでしょう?! 頭の良い貴方の事だもの、きっと、薄々あの教師の様子がおかしい事ぐらい、勘付いてたんじゃないの? でも、何もしなかった。自分が傷付くのが恐いから。結局、あんたも自分が可愛いのよ!」

「違う!」

 気が付けば、僕の頬を涙が伝っていた。あいつが死んだ時でさえ流せなかった、この滴を。

 そう、僕は花音が死んだ時、あまりの事で驚いて卒倒してしまったけれど、一度たりとも涙を流した事は無かった。目頭が熱くなり、瞳は潤んだけれど、そこで止まってしまっていた。あの時は、あいつの敵をとってやろうと必死だったから。それからも、日々に忙殺されて、あいつを偲ぶという事は出来なかった気がする。大好きだったのに。あいつがいなくなって、悲しかったのに。それでも、僕は考えないようにした。目をそらし続けたのである。

“僕は、彼女を救う事が出来たんじゃなかったのか”という、可能性から。

 でも、本当に分からなかった。まさか、丹代先生があんな事で花音を殺してしまうだなんて、誰が考えつくと言うのだろう。

――僕はあいつを見殺しになんかしてない。そして、あいつがいなくなった事を悲しくないなんて、想っていない。

 今ようやく、言葉と共に、振り絞る事が出来た……。

「違うんだ……」

 感傷に浸り、くじけそうになる心を必死に奮い立たせて、僕は彼女達と対峙する。

「僕はあいつを、見捨てたりしていない」

 逃げたりなんかするもんか。僕はこの手で、僕の信念が正しい事を証明してやる。僕の一番大切な人だった、彼女に誓って。

「……どうやらお互い、気は合いそうにないわね」

 話し合いはこれで終わりだ、とでも言いたげに、彼女はぼそりと呟いた。まぁ、話し合いというよりは感情のぶつけ合いだったし、お互い散々、言いたい事はぶちまけただろう。だから、その上で。

「ああ、そうだね。だから」

 この時ばかりは、考えていた事は同じだったらしい。僕らの言葉は、宙でシンクロした。

「決別だ」

「決別、ね」

 彼女がどういうつもりかは知らないが、僕は元々、誰かと組もうという気はない。協力する事はあっても、僕の想いに完全に呼応してくれる人はいないと思っているからだ。

 そうさ。話していて分かったよ。僕は、罪を憎む。あいつを、僕の一番大切な人を奪った事件を、心の底から憎む。推理を楽しむだなんて、我ながらどうかしていた。

 だから、それを全部とっぱらって、本当の幸せを白日のもとへさらす。それが、僕の望みだ。誰にも譲ったりなんかしない。あいつの名に、かけても。

「今度会った時は敵同士。……遭わない事を、祈っているわ」

 そう言って、彼女達は僕の前から姿を消した。

 立ち去る寸前、僕と委員長が喋っていた時はほぼ口を出さなかった穂村が、僕の方をちらっと向いた。心なしかうっすらと、口元に笑みを浮かべて。だがしかし、口は固く閉ざされたまま。彼女は何も発する事無く、闇に溶けていった。

 それが、何故かやけに印象的だった。


Seasons11話、風信子。いかがでしたでしょうか。

一応、これで本編は終わり。あとは後日談とエピローグになります。

展開が急激すぎたかもしれませんが、思い入れのある作品がここまで仕上げられて、作者としては感慨深いです。

さて、あと2話です! 最後に重要なお知らせもありますので、お見逃しなく。

ではでは。

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