章後の用語解説&所感
これって「連続投稿」とは言いがたいんですよね。まあでも、うん。
そういえば『美少女になったけど、ネトゲ廃人やってます。』四巻読みました。どのイラストもたいへん魅力的でしたね……とくにオカマのジョージがハイレグレオタードで二枚もイラストもらってるのは奇跡といっていいかもしれません。web版だと真っ赤なチャイナドレスだった気がしますが。まあ、相変わらず思想的に大丈夫かな? と思えるところがなくなってないのは……個性だな(無責任)
どうぞ。
「婚霊紫の礼装」
こちらにおける白無垢やウエディングドレスと同じく、花嫁が結婚式で着る正装。加えて、頭に季節の花で作った花冠、肩に透かし編みのショール、右耳の近くに「笑み重ね」と呼ばれる特殊な結び方のリボンをつける。婚霊紫と呼ばれる色を物理的に再現することは不可能とされ、染め方や布地の違いによって色はさまざま。
「日本語」
グレベルス大陸における国家は「魔王国」「アルナテラ国」のふたつ。魔王国の公用語はグレヴ語であり、ずっと南に下ったゴルティノス島でも同じ。一方のアルナテラ国はというと日出瑠の「玉根国の言葉」が混じってかなりなまったいわゆる「北方グレヴ語」で、お互いにところどころ通じない。
まれにこういった言語に源流を持たない「ニホンゴ」や「エイゴ」と呼ばれる言語からもたらされた単語が存在し、これらは勇者リュウザキ・マサトによって発案されたと言われている。当然ではあるが、ネイティブスピーカーの日本語はこちらの国では通じない。
「蛍火焼き」
脂肪分の多い肉を薄切り(料理本によると「1/4ルコンテ=1/40ルーケ」とのことで、我々から見ると薄くはない)にし、小さな虫が放つ光くらいにごく弱い火力でじっくりと焼いた肉料理。脂身がサクサクとほどける感触や閉じ込められた旨味を楽しむ、高級肉料理といえばこれを思い浮かべる人も多い人気の品。
「茹で根菜塔盛り」
やや誤訳で、正しく邦訳するなら「根菜の盛り合わせ」。調理法や盛り付け方の解説を短い単語として行わなければならないため、訳者が気を遣ったものだと思われる。
細く切ったりつぶしたり、見た目に変化をつけつつ数種類の根菜を盛り合わせた料理で、見た目は地味かつ皿に占める割合も多くはないが、手間がかかる。アヌレイカの付け合わせとして誰もが知っているが、野菜が多く取れる地方の田舎料理としても有名。クリットの美味しさが名店のものさしである、ともいわれる。ソースが添えていない店は論外。
「魅せ鱗」
トカゲの鱗は摂取した栄養がすばやく、素直に表れる器官であり、かつ採取しても肉の品質には問題がない。そのことから、食通にトカゲ肉を出すときは肉を取ったトカゲの鱗を添えて、栄養状態を確認させることが習わしとなっている。
マグロを卸売りする際、尾びれを切り落とした断面の肉質からその品質を判断させる、というはなしから発案。
「肝のすり蒸し」
血肝や白肝をすり潰してペースト状に加工、焼きプリンのように固めた料理。中にひき肉を入れることも多いので、どちらかというと茶碗蒸しに似ているかもしれない。素材が素材なのですさまじいほど血生臭い、我々の味覚には合わないクソ不味いシロモノ。
料理人が言っている「今風のゼステ」はスパイスと肉の量を増やしたカレー粥っぽいものなので、名前が同じだけの別物。こちらはクセがあるがそれなりにいける味。滋養強壮によい料理として伝わっており、実際栄養は豊富。
「コフェク」
グレヴ人の主食。「ミトソ」というバターのような香りがする麦っぽい穀物を全粒粉にして、種粉(=油分が多い種子をペースト状におろしたもの。ほんのり甘い)をつなぎに固めて焼いたもの。パンと書かれているが、スコーンに近い。死ぬほど脂肪分が多いので、ミトソを粥にして食べる油苦手さんな家庭も多いらしい。
「屠殺用破魂刺し針」
屠殺に使う弩から発射できる針弾のこと。闇の術である「破魂」が込められており、当たれば竜でさえたちどころに魂を砕かれて死ぬという。広く流通しており、信頼性は高い。
「盤掲塔」
「時歴盤掲示高拝塔」の略。要するに時計塔。時歴盤の仕組みについては追い追い解説をする予定なので、今しばらく単語を丸呑みしてもらうほかない……。
以下は所感です、読む必要ないので飛ばしてください。
所感
まず最初に「やりきったー!」とバンザイしたい気持ちでいっぱいです。今回の事件である「刃の檻に人が閉じ込められ、惨死する」というモチーフは高校一年生のころからずっとやりたかった憧れのシチュエーションであり、ほんとはもっとネットリやりたかったなぁと思っています。しかし、大人数を巻き込みすぎて大事になりすぎ、一人あたりに割けるリソースが少なくなった結果としてこういうことになってしまいました。まあ、収穫は多かったので後悔はしていませんが。
私を助けてくれたのは「人外転生」という要素の自由さです。何に転生したって、その要素を活かしていれば許される……つまり、食材に生まれて屠殺・解体され、肉として消費されてもよいわけですね。それが殺されることへの恐怖として脱出への動機づけにつながり、以後起こることへの説得力へ繋げることもできる。「主人公の存在そのものが起こす事件→そこから脱却しようとする主人公」として、物語を組み立てやすくなる手法として覚えておこうと思いました。
性癖を満たしつつ、エピソードが物語全体で果たすべき役割ももちろん忘れはしません。トカゲができること、結晶生命体ができることを先に描いたうえでそのどちらも満たす主人公の特異性を際立たせ、主人公が結晶生命体に寄生されている可能性を示唆。鉱物を取り込む生物たちを描いてさらに攪乱し、ここで答え合わせをします。さらなる力への目覚めはともかく、かれらが共に生きる仲になったことは冷酷無慈悲クソ野郎である作者からも祝福したいと思います。
……あっ、そういえばなんですが、「藍晶蛟竜」は蟲毒限定フォームなんですよね……。仮面ライダーとかウルトラマンとか大好きな作者として「段階的に強くなっていく」人外主人公は大好きなモチーフなんですが、設定の練り込みとかやってると土壇場での覚醒新フォームはできねぇなぁ、という問題にぶち当たりました。というわけで、世界観上の都合として先に課題を提示し、それに見合った形で享華する「先行メタ」とでも言えそうな形で新フォームお披露目になりました。まあ、世界観に合った修正ができるくらい物語を作ろうとするうえで最低限の必須事項だし、できないなんて言えないよね。
限定フォームなのは世界観上の都合も含んでおりまして……まあ、それについてはゆったりと物語を交えつつ、おはなししていくことに致しましょう。
最後に、読者の皆様方には大きな感謝を。作者の狂気にわずかながらも付き合っていただけたこと、深くお礼を申し上げます。一方的に迷惑をかけ続けた都合上「応援ヨロシクゥ」などと虫のよいことは言いませんので、環境や寒暖も大きく変わるこの季節、お体を大事に、このサイト「小説家になろう」をお楽しみください。
やっぱTSやりてーなぁ……でもその前にもっと殺したいなー。もっともっとたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさん……。そうなるとやっぱり怪人書きたい……でもあれもこれも、あーもう。フュージョンアップさせる手段でも考えないとですね。




