表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レベルガチャ~ハズレステータス『運』が結局一番重要だった件~【コミカライズ第3巻 4/15より好評発売中!】  作者: 皇 雪火
第三十三章 桜島ダンジョン

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1307/1316

ガチャ1235回目:失敗はつきもの

 そうして25体ほどのレアモンスターを討伐し、残り6体となったところで、少し実験をすることにした。今回のレアは馬鹿正直に突進しては、方向転換してまた突撃を繰り返す猪武者みたいなやつだった。そんな真っ向から向かってくる相手だからこそ、試せることがある。


「エンキ、1体通してくれ」

『ゴ』

『BEEE!』


 岩の牢獄から解き放たれたレアが、槍に風の力を纏わせ突っ込んでくる。

 こいつらは皆コレを使ってきたので、もう慣れたもんではあるが、これが奴の持っていた『武技スキル』である『ストームランス』なのだろう。複数のスキルを重ねることで、突進力と突破力を高め、一気に貫くコンセプトの技なんだと思う。一応俺もやろうと思えば真似できるんだろうけど、わざわざコレを使う必要性がないんだよな。だって、グングニル投げた方が強いし速いもん。

 まあ、取り戻すのに手間が必要なんだけども。


『ズドッ!』


『BEEE!?』


 側から見れば、レアモンスターは槍を構えた姿勢のまま固まっているように見えるだろう。対して俺はといえば、槍を受け止めるように片手を前に突き出しているように見えるはず。だが、実際には槍は俺の手には届いておらず、レアモンスターも槍を押し込もうと力を込め続けていた。


「ふむ。これくらいの突進なら、集中的に防御する必要はないかもしれないな」

『BEEE!!』

「エンキ、追加で2体」

『ゴ!』

『BEEE!』

『BEEE!』


『ズドドッ!』


 更に2体のレアが突っ込んでくるが、そいつらも同様に俺の張った魔力の塊に槍を取られ、引くことも押すこともできなくなる。

 そして俺の魔力に囚われている以上、俺が身体を動かせばくっついている連中も一緒に動くわけで……。よし、また正面がガラ空きになったぞ。


「エンキ、残りの3体も解放だ」

『ゴゴ!』

『BEEE!』

『BEEE!』

『BEEE!』


『ズドドドッ!!』


 そうして俺の正面と左側面は『ビービーランサー』に占領され、ずっとビービー鳴いていた。この結果を招いたのは俺だが、非常にうるさい。

 さて、『充電』6回分くらいならもったいない病も動かないだろうし、ここは一気にやってみるか。


「ふんっ!」


『バチバチバチッ!!』


「ぐっ!」

『『『『『『BEEE!!?』』』』』』


【レベルアップ】

【レベルが21から206に上昇しました】


 纏っている魔力に雷属性の力を()()してみたんだが……。上手くいったみたいだな。まあでも初めてやる試みだったから、少し失敗もしたんだが。

 なんせ、全身を覆っている魔力に雷属性が追加されたのだ。当然、魔力の外側に張り付いているハチ共だけでなく、その内側にいる俺にもダメージが入ったのだ。だが、気持ち外側に付与される様に意識していたので、内側にいる俺に届いた電撃はそこまで大きくはなかったのが救いか。

 それでもやっぱり、レアを黒焦げにするほどの威力の余波だ。痛いものは痛い。

 まあそれでも、『結界破壊』対策にも使える防御技に、反撃機能を追加できたのは僥倖だったな。あとはもう少しこの技術を鍛えて、威力と安全性の2つをもっと高い水準で扱えるようにしないと。


『エネルギー残高 67/500』


「うん、それなりに稼げたな」

「稼げたな。じゃなーい!」

「おごっ!」


 思いっきり後ろから後頭部をはたかれた。油断してる時に叩かれると、『頑丈』はほんと機能しないなぁ。まあ、相手もそれを分かって良い感じの力加減で叩いて来てるんだろうけど。

 頭をさすりながら、後ろを振り返ると……。


「「「「……」」」」


 なにやら思うところがありそうな表情を抱えた嫁達が立っていた。どうやら、これからお説教になる気がする。


「気がするではありません。現実になります」

「あっ、はい」


 そうして俺は正座をさせられ、久々に怒られるのだった。

 けど、場所が場所だからか、それともレア戦が終わったばかりだからか、そのお説教も5分と短い時間で済ませて貰ったが。まあ、次が湧いたら面倒だもんな。

 けど……。


「レアの煙は全部散ったみたいだな」

「アイテム、ばら撒かれてるもんねー」

「ここはレアだけなのでしょうか?」

「でも、特殊な宝箱はありませんわ」

「となると……こちらが次のトリガーですね」


 そう言ってアイラはドロップ品から何かを拾い上げ、俺に見せてくれた。


 名前:ビービーの複眼

 品格:≪固有≫ユニーク

 種別:トリガーアイテム

 説明:ビービーが持つ特殊な複眼。素材としても使用可能。


「目ん玉かよ」


 ちょっとグロイ。

 んで、これの奉納場所は……。


「当然、あの木のウロだな」


 再びウロにアイテムを放り投げると、しばらくして頭上の木々からモンスターが降ってくる。今度はサナギではなく、直接ハチが降って来た。それも3体。


*****

名前:ビービーナイト

レベル:158

腕力:1200

器用:1200

頑丈:1800

俊敏:300

魔力:400

知力:400

運:なし


(ブースト)スキル】剛力Ⅲ、怪力Ⅲ、鉄壁Ⅲ、城壁Ⅲ、俊足Ⅲ、迅速Ⅲ

(パッシブ)スキル】身体強化LvMAX、体術LvMAX、盾術LvMAX、槍術LvMAX、狩人の極意LvMAX、暗殺の極意LvMAX

(アーツ)スキル】挑発Ⅱ、チャージアタックⅣ、空間殺法Lv8

★【(エクス)スキル】蕾Ⅲ、兵隊召喚Ⅱ、堅鋼体


武技スキル:シールドバッシュ


装備:ビーナイトランス、ビーナイトシールド

ドロップ:マウンテンビーの濃蜜酒

魔石:極大

*****


「ナイトね。ってことは、ラストは女王蜂か」

『『『BEEEE!!』』』

「おっ?」


 なんか突然視野が狭まったような感覚を受けた。『ビービーナイト』3体から目が離せないというか、それ以外の存在が視界に入りにくくなったというか。まあでも、視界に入りにくくなったとはいえ、嫁達の気配はハッキリ感じ取れてはいるんだがな。

 これが『挑発』の効果か? 面白いな。

読者の皆様へ


この作品が、面白かった!続きが気になる!と思っていただけた方は、

ブックマーク登録や、下にある☆☆☆☆☆を★★★★★へと評価して下さると励みになります。

よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
書籍版第四巻 12月20日より好評発売中!
レベルガチャ1巻表紙絵 2巻表紙 3巻表紙絵 レベルガチャ4巻
コミカライズ第三巻 4/15より発売決定!予約受付中!!
コミカライズ1巻 コミカライズ2巻 コミカライズ3巻
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ