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レベルガチャ~ハズレステータス『運』が結局一番重要だった件~【コミカライズ第3巻 4/15に発売決定!】  作者: 皇 雪火
第三十二章 秘密の園

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ガチャ1191回目:闇の晴れた地

 コハクへの可愛がりも落ち着いてきたことだし、そろそろ本題に入るか。


「コハクー」

『キャウ?』

「お前の『道案内』スキルだけど、あれって俺が攻略につまずいたりしたら教えてくれるスキルだったのか?」

『クゥ……キャン!』


 多少戸惑いはしたが、一応肯定のニュアンスが返ってきたな。ということは……。


「次に進むための道の案内はできるけど、攻略手順までは案内しきれないと、そんな感じか」

『キャン!』

「なるほど。悪いけどそういうのは自分たちで探すのが楽しいから、あんまり頼る事はないかもなー」

『キャウン……』


 あ、ふわふわの尻尾がへにょった。まあ攻略に同行するなら、俺よりカスミ達についていった方がまだ可能性があるだろうけど……。活躍の場があるかどうかはちょっと分からんな。それに、コハクが冒険にいると気が緩んじゃったりしちゃうからなぁ。連れて行くのも、それはそれでデメリットはあるか?


「大丈夫だよ、お兄ちゃん」

「ん?」

「私達、コハクちゃんに応援してもらえたら体力全回復だから」

「そうそう、そうだよー」

「お兄様は合わなくても、私達なら……」

「この子を守りつつ、戦ってみせますわ」

「ってわけだからお兄様、お願いっ☆」

「……わかったよ、仕方ないなぁ」


 コハクの主人は俺だから、連れ帰る時はちゃんと俺が『テイム』するとして、彼女達が冒険に出かける前にイズミにコハクを譲渡すれば問題ないだろう。

 ……てか、鍵の場合は譲渡という手段で一度だけ受け渡しができたけど、『テイム』の場合、一度譲渡した存在をもう一度返してもらう事ってできるんだろうか? 個人的には鍵とは違ってノーデメリットでいける気がするんだよなぁ。一度直接『テイム』していた証として、タマモみたいに、小さな魔力のパスみたいなものは残ったままになるんだし。


『キャン』

「おっと」


 コハクの一声で現実に引き戻された。今は、攻略に専念しなきゃな。


「んじゃ、いってきまーす」

『いってらっしゃい!』


 嫁達に見送られ、俺達は再び天岩戸を潜った。



◇◇◇◇◇◇◇◇



「おー」


 明るさが違うと、やっぱり景色はガラッと違って見えるな。見える範囲が大幅に変わったという事はだ。今の状態でマップを開けば……。


「うん、一撃がデカすぎる」


 俺の第二層以降のマップはほぼ全て、キャンバスが真っ黒く塗りつぶされ、その外周付近にだけひっそりと細い白い線が描かれるという惨状だった。そこに規模感の違う巨大な白丸が突如として出現したのだ。

 あとはもう、この白丸を自在に動かしてこの階層を丸裸にするだけだ。


「んじゃ、視界を飛ばしてみますかね」


 俺はどっかりと腰を下ろし、視界を飛ばした。この場で唯一俺の行動がよくわかってないコハクが顔を覗き込んでくるので、両手で捕まえてワシャワシャする。すると同じようにしてほしいのかペット組もやって来たが……まあ、順番にワシャることにした。

 そうしている間もマップの踏破は順調に進んでいき、中央の大穴を含めいくつかの穴があったであろう場所も視る事ができた。まず大きな変化としては、視えない空間は完全に消失し、中が見えるようになっていた。内部はクレーターのようになっており、まるで月面のように大小様々な穴ができていた。だが、暗闇が消えても内部の全貌までははっきり見えなかった。どうにも、各クレーターの中心部には闇の発生起点のような場所が存在しており、それを守るように虎型のモンスターが配置されていた。

 ちなみに、クレーターの外の平面にはモンスターの姿は無かった。恐らくモンスターの湧き直しはしていないと見て良いだろう。そしてあのクレーターにいる虎が、暗い時に遭遇した雑魚の本当の姿である可能性が高いな。


「……ふぅ。探索終わりっと」

『お疲れ様です、マスター様♡』

「ああ」

「兄さん、この規模感だと僕はついて行かない方が良いかい?」

「いや、どうだろうなぁ……。この階層は穴の数が少ないけど、第三、第四と潜っていくと広さも数も増えて行ってただろ? 攻略の手間を考えると、ついてきてくれるとありがたいな」

「了解。じゃあ、どうしようか?」

「まずは……近くのクレーターに寄ってみて、そこの仕組みを見てから考えよう」


 ひとまず中央は後回しにして、近場のクレーターへ向けて歩みを進めた。明るくなったこの世界は、とても歩きやすかったし、なにより警戒していたような段差やデコボコは存在しなかった。昨日の俺は随分と、見えないナニカを想像して臆病になっていたようだな。


『慎重なのは良い事よ♪』

「そうそう」

「マップが頼りにならない状況だと、ああするしかないよ~」

「だからお兄ちゃんも、気にしないで」

「ありがとな」


 そうして話している内に俺達はクレーターへと到着した。そこでは十体ほどの虎が蠢いており、最下層にはヘドロのような闇が滞留していた。その闇はまるで意志を持っているかのように動き、敵意まで持っていたが……俺の『鑑定』は通らないし、地上までは上がって来られない様子だった。これも太陽の影響か?

 ああでも、あの虎はちゃんと『鑑定』が通るみたいだな。どれどれ?


*****

名前:シャドウタイガー

レベル:65

腕力:210

器用:200

頑丈:70

俊敏:340

魔力:250

知力:80

運:なし


(ブースト)スキル】剛力、怪力、俊足、迅速

(パッシブ)スキル】身体強化Lv2、獣爪術Lv2

★【(エクス)スキル】影牙爪


装備:なし

ドロップ:シャドウタイガーの爪

魔石:中

*****


 お、やっぱりレベル60台だったか。それに『中魔石』持ちか。スキルもそこそこ。

 『(エクス)スキル』もそれっぽい感じのスキル名だ。となると、この後は各クレーターである意味弱体化したこいつらと再戦していく流れになるのかな?

 ……いや、このダンジョンがそんな生ぬるい形で決着着くはずないよな?

★次回攻略先ダンジョンのアンケート第二弾を開始しました!★

★残り24時間切りました~!★

https://x.com/hiyuu_niyna/status/2037728726499418333

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