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レベルガチャ~ハズレステータス『運』が結局一番重要だった件~【コミカライズ第3巻 4/15に発売決定!】  作者: 皇 雪火
第三十二章 秘密の園

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ガチャ1190回目:視えるようになったもの

「おおー。太陽が昇ってら」


 洞窟から外に出ると、俺達の直上には太陽が昇っていた。


『キャンキャン!』


 コハクも大興奮だ。嬉しそうに太陽に吼えている。ただまあ、明るさとしてはやっぱり段階的に刻んでいるようで、せいぜい明るさ+20ってところだろうか。本来の明るさが取り戻せていない影響か、海もまだ本来の位置までは戻って来ていなかった。もう少し明るかったら、洞窟は再び海に沈んでいたかもしれないな。


「それにしても……」


 空には雲一つとしてないのに、どんよりとした雨雲に覆われた昼間みたいな、微妙な明るさだな。ただ、分厚い雨雲だろうと地上の昼間はちゃんと明るいのって、太陽ってすげーんだなと今更ながらに思ったのだった。


『キャウ?』

「このダンジョンに入らなきゃ、太陽の偉大さに気付けなかったなってな」

『キャン!』

「あ、ショウタおかえり」

「おかえり兄さん」

『主君、おかえりなさいませ』

「おう」


 感慨に耽っていると、エス&ミスティ兄妹と、イクサバの3人が出迎えてくれた。どうやら洞窟近くで待っていてくれてたらしい。

 それを皮切りに、他の嫁達も集まってくる。


「勇者様、とっても明るくなりましたねー」

「ショウタ様、ご無事で何よりですわ」

「ああ。この調子なら、攻略は今日中に終わるかもな」

「ふふ、流石ショウタね」

「ショウタ様、ご無理はなさらないでくださいね」

「大丈夫だって。無茶はしないから」


 彼女達ともハグを交わし、拾った魚の成果を見せてもらいつつ崖上へと戻る。そこでは太陽の下でのんびりと過ごす母親と子供達の姿があった。


「ただいまー」

「おかえりー」

「「おかえりなさい」」

「「おかえりなさいませ」」

「「「「きゃっきゃっ」」」」


 彼女達とも時間をかけてハグを交わし、ゆっくりとした時間を過ごす。

 ああ、ダンジョン内に彼女達がいると、やっぱりというか気が抜けるな。まあ、第一層は完全に安全地帯だからこそ気を張り続ける意味が無いってのもあるんだけど。

 ああもう、今日の狩りはこれで終わって、攻略を明日に回すべきか真剣に考えてしまう。


「ふふ、悩んでる悩んでる」

「お付き合いしたての頃では考えられないくらいくらい悩んでくれてますね」

「これも愛の力ですわ!」

「ですが、ここの攻略が終われば長期的な休暇を予定していますし、ここは我慢した方が良いのではないでしょうか」

「むむむむ」

「ショウ君、頑張って♡」

「くっ……頑張りマス」

『キュキュ~♪』


 俺は心を鬼にして、攻略に向けて気持ちを切り替えた。

 ルミナスが甘えるように頭にのしかかって来てるけど、我慢を継続する。まあ、可愛そうだから振り払ったりはしないが。


『キュ~?』

『キャン!』

『キュキュ~』

『キャウ?』


 俺の頭越しになんか会話してる。まあそれはそれとして……。


「お兄ちゃん。この先の予定は?」

「そうだなー。今、何時ごろ?」

「まだ9時を少し回ったくらいです」

「んじゃこのまま第二層を攻略して、良い感じの時間ならまたここに戻って昼食を取ろうか」

「はーい!」

「了解しました」

「承知しましたわ」

「オッケ~。あ、お兄様。ネタバレ1個いいかな?」

「お、なんだ?」


 俺が何か見逃したようだな。


「うん。今ならコハクちゃんも、『鑑定』通るみたいだよ☆」

「……あ、そうだった」


 世界が暗闇支配じゃなくなったから、視れるようになったのか。

 頭の上でルミナスとじゃれ合ってる毛玉を掴み、目の前まで持って来る。


『キャウ?』

「ちょっと見せてくれな~」


*****

名前:御神犬

レベル:200?

腕力:???

器用:???

頑丈:???

俊敏:???

魔力:???

知力:???

運:なし


(パッシブ)スキル】恐怖耐性LvMAX、精神耐性LvMAX、神圧耐性LvMAX

(マジック)スキル】魔力超回復LvMAX

(スペシャル)スキル】神圧、神獣眼

★【(エクス)スキル】道案内Ⅳ


装備:なし

ドロップ:なし

魔石:???

*****


「おー……。やっぱコハクは神の使いだったんだな」

『キャウ?』


 とりあえず視た全てを皆に伝えつつ、コハクをワシャワシャする。名前がコハクじゃなく『御神犬』なのは、まだ『テイム』してないからで、『テイム』すればちゃんと変わってくれるだろう。


「『御神犬』か。なるほどね」

「ん。理解」

「『道案内』なんてスキルを持ってるし、確定ね」

「伝承では狼だったはずですが……」

「ま、それはこの国における伝承だし、丁度良い子が向こうではこの子だっただけの話じゃない?」

「そうですね。この子は何も悪くありませんもの」

『キャン』

「ほれ、カスミ」

「あ、うん!」


 カスミにコハクを預けると、嫁達がコハクを取り囲み、思い思いに可愛がり始めた。レベルもある程度あるし、ステータスは読めなかったがあれくらいの可愛がりならなんの問題もないだろう。


『クゥ~ン』

「は~。ほんと、コハクちゃんは可愛いわね~」

「うりうりうり~☆」

『キャン!』


 楽しそうで何よりだ。さてと……。


「アズ~」

『は~い♪』

「コハクのスキルだが、心当たりは?」


 コハクが持っている中で未知のスキルは2つ。『神獣眼』と『道案内』だ。読んで字の如くであることがほとんどではあるが、問題はスキルの区分が『(スペシャル)スキル』と『(エクス)スキル』なんだよな。あの辺りに分類されるスキルは、比較的何でもありな事が多いから、スキル効果に予想が付けにくい。


『そうねぇ。まず一番重要そうな『道案内』だけど、全然わかんないわ。そんなスキルがある事は風の噂で聞いていたけど、実際に目にした事は無かったもの』

「そうか」

『けど、『神獣眼』は詳細が分かるわ。結構ぶっ飛んだスキルよ』

「おお」

『簡単に言うと、その目を通して視た相手の情報が視えるの。ただ、『鑑定』系とは違って視れるようになるのはステータスとか称号とかじゃなくて、なんていうのかな……。生き様とか、カルマとか?』

「……つまり、良い奴か悪い奴かが分かるって事?」

『そういうことね。だからあの子も、皆に懐いてくれてるのよ』

「なるほど」


 動物ってのはもともと目に見えないものに敏感ではあるけど、あの目はそれに特化してるのか。自分を害する存在かそうでないかがよくわかると。


『だから真っ先にマスターの隣に現れたのね♪』

「……そういうことになるのか?」

『なるわ♪』

「そうか……」


 まあ、嫌われるよりかは好かれる方がいいけどな。

★次回攻略先ダンジョンのアンケート第二弾を開始しました!★

★締め切りまで残り2日です★

https://x.com/hiyuu_niyna/status/2037728726499418333

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