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レベルガチャ~ハズレステータス『運』が結局一番重要だった件~【コミカライズ第3巻 4/15に発売決定!】  作者: 皇 雪火
第三十二章 秘密の園

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ガチャ1186回目:最初に立ち返る

「ふーむ」


 世界は明るくなったし、明るさもプラマイ0くらいにはなった気がする。明るくもなく暗くもなく。今の状況は、街灯も何もない月明かりの夜道くらいだろうか?

 今までの暗さと比べれば雲泥の差だが……。


「この暗闇空間は消えないと」


 中身は見えないままだし、アズ達も『アトラスの縮図』によるマップ更新の効果がないらしい。その上、次層への階段も見当たらないとなれば……。


『詰んじゃった?』

『クゥ?』

「いや、大丈夫だ。まだ当てはある」

『ほんと? すごいねショータ』

『キャン!』


 コハクと一緒にリリアナをまとめて撫でると、2人とも嬉しそうに尻尾で応えるのだった。


『それでマスター、どうするの?』

「そうだなー。今から第一層に帰ろうと思う。そんでそこで休息して、明日になったら攻略再開って感じかな」

「お兄ちゃん、この階層も全然回れてないけど、良いのー?」

「ああ。今探索したって何もない気がするし、どう足掻いても視れないってのは、結構なストレスがかかってるんだ。俺もそうだし、皆も疲労は蓄積してるだろ? だから休息を優先する」

「うん、分かった!」

「お兄様の判断に従います」

「それじゃあ、ここは私が使うわね」

「ああ、頼むよシルヴィ」


 そうしてシルヴィを中心に全員が集まり、マップ移動を実行した。



◇◇◇◇◇◇◇◇



「……あ、あれ??」

「どうしたんだいシルヴィ」

「私、確かに転移したはずなのに……」

「いや、転移はできてるぞ。ここはさっきまでいた場所ではない事は確かだ」


 ただまあ、このダンジョンは全てが暗いし色素が黒以外ほとんどないから、今自分が何処にいるのか分かり辛いんだよな。ただ、付近にはあの黒い穴は存在していないし、何より背後には上り階段と電波塔がある。ということは、ここは2~4層の入口のうちのどれかなんだろう。


「ううん、私は第一層の入口に飛ぶよう選択したはずなのよ」

「そうなのか?」

「うん、あたしも確認してたから間違いないわ☆」

『あたしも見てたわ。確かに第一層の入口が選択されてたわ。だから間違いなんて起きるはずがないんだけど……』

「となると、このダンジョンの仕様か。もしかして一度入ったら第一層や外に出られないとか――」


 そう言いつつ階段を上がってみると、その先では宴会をしている面々の姿があった。


「はれ~、ゆうしゃさまだ~」

「ん。おかえり~?」

「しょうたしゃまぁ……」

「だいぶ出来上がってんな」


 んで、シャルとテレサは爆睡中と。奥の方ではベリアル達も飲みまくってるし、あっちも鬱憤たまってたのかね。しかし、宴会続けても良いとは言ったが、まだ解散してなかったのか。

 そして俺が登場した事に気付いたのか、シラフの嫁達が駆け寄って来た。


「ショウタ君! 皆もおかえりー」

「「おかえりなさい」」

「おかえりなさいですわー」

「おかえりなさいませ」

『おかえりなのじゃー』

「んお? ただいまー」


 こっちだけじゃなく、彼女達も子供達も、まだ残ってくれていたのか。


「あーう」

「たー」

「きゃっきゃ」

「にぃー」

「ああ、ただいま」


 子供達の頬にも順番にキスして帰ってきた挨拶をする。

 多少明るくなったといっても世界はまだ微妙に暗いが、焚火のおかげで子供たちの顔はハッキリと視える。時刻で言えば日が暮れる頃合いではあるが、これならまだ外の方が明るいんじゃないかな?


「皆、どうして残ってくれてたんだ?」

「うん。ショウタ君が時間かかるかもって言ってたから、最初は帰ることも検討はしてたんだけどね?」

「ですけど、それほど時間もかからずに段階的に暗さが軽減されていってましたから、身構えるほどでもないのかなと思いまして」

「今日はここでお泊まりすることにしたんですわ」

「それで夕食の準備と合わせて子供達の食事の用意をしていたら、ちょうど良いタイミングでご主人様が戻ってこられたのです」

「なるほど」

「それで戻ってきたってことは、ある程度攻略の目処が立ったのかしら?」

『順調なのじゃー?』

「あー……。俺の予想通りなら明日。遅れても明後日には攻略完了するかなって感じですね」

「「「「『おおー』」」」」


 そして俺は第二層から第四層の攻略状況を皆に伝えた。


「はぇー。そんなダンジョンだったんだ」

「視覚情報もステータスも見れないなんて、かなり特殊な仕様ですね……」

「未知の相手との強制戦闘ですか。それは確かにストレスが溜まりますね」

「あれ、情報伝わってなかった?」

「うん。だっていつも、1日の終わりに情報伝達してもらう予定だったからさ。だから明るくなった以外は、どんな状況なのか知らなかったのよ」

「そうだったのか」

「旦那様、お疲れですわよね? ぎゅーってしてあげますわ!」

「ふふ、私もぎゅーってしてあげるわね♡」

 

 んー……。

 母娘サンドは控えめに言っても最高だった。


「それでショウ君。話に聞く限りだと行く当てがないように思えるんだけど……」

「第二から第四までのマップにある暗闇は、更新しても視えないままだったんですわよね?」

「普通なら詰んでるって判断しちゃうとこだけど……」

「ショウタさんは諦めていませんよね」

「ああ。けどまあ、あの太陽ぶっ壊してから確認してない場所が1つだけあるだろ」

「なるほど。確かに」


 お、アイラは気付いたか。


「アイラ達の方でも動いてはいないんだな?」

「はい。入口と岩の間でしか人の行き来はありませんでしたから」

「なら、明日になったら皆で調べてみようか」


 この第一層全域……特に、岩の裏手に広がる場所をな。

★次回攻略先ダンジョンのアンケート第二弾を開始しました!★

★投票よろしくお願いしまーす!★

https://x.com/hiyuu_niyna/status/2037728726499418333

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