ガチャ1130回目:更なる新装開店
やはりというか、宝箱の内部は暗闇が広がっていた。ヒヒイロカネの宝箱は赤く輝いているが、思えば今まで開けて来た武器入り宝箱は、プラチナやプリズムの白系を除けば、青とか緑の箱ばかりだったから、赤系はまだ1回しかなくてドキドキするなぁ。
んじゃ、暗闇に手を突っ込んで……お、あったあった。
俺は見つけたそれを一気に引き上げると、やはり手の中には短剣が収まっていた。皆にもよく見えるように机の上に置いてみたのだが……。
「ん?」
なんか、手を離した瞬間気配が弱まったか?
名称:リヴァイアサンダガー
品格:≪伝説≫レジェンダリー
種別:短剣
武器レベル:64
説明:リヴァイアサンが持つ特殊な短剣を加工する事で誕生した武装兵器。刃には常に圧縮された水が展開されており、斬撃に合わせて的確な攻撃補助が展開される。また、防御時には装着者を守るように水の障壁が展開される。
★水系統の加護、及び親和力に応じて能力・効果が増幅される。
「……ああ、なるほど。『水神の加護』と『水の親和力』がある俺が持つ事で格が上がってたのか」
んじゃ、もっかい持ってみよう。
名称:真・リヴァイアサンダガー
品格:≪高位伝説≫ハイ・レジェンダリー
種別:短剣
武器レベル:64+10
説明:リヴァイアサンが持つ特殊な短剣を加工する事で誕生した武装兵器。刃には常に圧縮された水が展開されており、斬撃に合わせて的確な攻撃補助が展開される。また、防御時には装着者を守るように水の障壁が展開される。
★水系統の加護、及び親和力に応じて能力・効果が増幅される。
★水神の加護による上昇効果:品格+6、障壁効果超強化。
★水の親和力による上昇効果:品格+4、攻撃補助強化。
「うん、一線級の性能だな」
「凄いですわー!」
「ショウタ様の装いに相応しい性能ですわね」
「おめでとうございますー!」
『おめでとうマスター♪』
「ああ、ありがとう。この性能を万全に発揮するには……まずクリス、今度『水の親和力』についていろいろ教えてくれ」
「承知しましたわ」
「それからアイラ、キュビラ。短剣の扱いに関しては頼むな」
「任せを」
『まだまだ未熟ではありますが、誠心誠意指南致します』
水属性の扱いは当然クリスの右に並ぶ者はいないし、短剣はアイラは当然として、キュビラもそれなりに扱えるんだよな。デフォルトの武装も短刀だったし。
「んじゃ、早速と言いたいところだが……記者会見でも話してたけど、『バトルアリーナ』の調整をしようかなと思う。ついてくる人ー」
『はーい!』
『キュキュ!』
何人かが手を挙げた。というか、興味深そうなのは第二チームと、アヤネとタマモだな。ついでにルミナスも。
「ねえねえお兄ちゃん、調整って何するの?」
「ん? 気になるか?」
「うん!」
「実は某も楽しみにしておりました」
「あたしもー!」
「『知恵の実』の実験ですよね。効果は予想ついてるんですか?」
「いや、それはサッパリ。やってみない事には分かんないかな」
『はやく見てみたいのじゃ!』
「旦那様、わたくしも行っても良いですの?」
「良いけど、カナデも連れてくのか?」
「ですわ!」
「んー」
連れてく分には別に問題ないんだが、コアルームでの作業がどんくらい掛かるか分からんしな……。
「じゃあ、調整終わったら呼ぶから、その時に来てくれるか?」
「分かりましたわー!」
「ルミナスも最初は暇だろうから、アヤネと一緒においで」
『キュー♪』
「あー、それとアズ、キュビラ、リリス。もう必要ないと思うから一旦『鑑定偽装』を外そうと思うから、ついてきて」
『『はーい♪』』
『はいっ』
「んじゃ、行って来まーす」
『いってらっしゃーい』
◇◇◇◇◇◇◇◇
そうして俺は『バトルアリーナ』に赴き、新たな『知恵の実』で可能となった調整を色々と施したり、『Cスキル』を色々と弄ったりしてからダンジョンの方へと戻って来た。ちなみに『強奪者』によって失われた『Cスキル』の『鑑定偽装』は、失った分ポイントは戻っていたので、ロストはないようで安心した。
それとそのタイミングで、狙い澄ましたかのように猫娘が3人やって来た。ルミナスと一緒に。
「旦那様ー!」
「ミィ……」
「に、にゃあ……」
「おぉー。アヤネコに、カナデに、サクヤさんまで」
3人まとめて優しく抱きしめる。
「ほーらカナデ、パパですわよー」
「ミィ~」
「よしよーし。えっと、サクヤさ……ああいや、今の姿からで言えば、サクニャさんかな?」
「ちょっと恥ずかしいわね……」
「可愛いですよ、とっても」
なんでも、トランスフォームで猫に変身した時は、まだ赤ちゃんのはずのカナデの言葉が分かるんだとか。それでアヤネは時折娘の為に変身してるらしいんだが、まさかサクヤさんも変身してくれるとは。
眼福である。
『サクヤも来てくれるとは思ってなかったのじゃ~』
「どんな風に調整されたのか知っておかないといけないもの。タマモだけでも問題はないかなって思ってたんだけど、仕事が早めに終わっちゃったから、来ちゃったわ」
うん可愛い。猫娘形態だから10割増しで。
まあでもそうか、サクヤさんは『バトルアリーナ』の広報も担当してるもんな。
「色々手を出した結果できる事が増えたので、改めて説明しますね。おーい、カスミ達もこっちおいでー」
プライベート用のフィールドで遊んでた第二チームを呼ぶと、呼び出されていたモンスターは即座に斬り捨てられた。見た感じ、まだ調整後の内容には触れてないみたいだな。
「んじゃ説明するぞー。できるようになったのはこの3つだ」
・競技場エリアを試合ごとに縮小拡大が可能に。
・今までは最大直径50メートルだったが、2倍の100メートルまで調整可能。
・フィールドの種類を『草原』『岩場』『砂地』『砂浜』『半分海水』『全部海水』の6種が選択可能になった。
『おおー!』
「他にもフィールドの選択肢はあったんだが、実装するにはちょっと条件やら何やらがあるみたいで、時間がなかったから後回しにした」
一応無条件に設定できそうなものとして、洞窟タイプの他に、フィールドを広大にして『妖怪ダンジョン』の城下町や武家屋敷風にすることもできそうではあったんだが、色々一気に実装するのもアレだったしな。それに、洞窟はやる方は楽しくても見る方がな。外からでも透過して見れる設定にできたら良かったんだが、今の俺の権限じゃダメっぽそうだったのだ。
『凄いのじゃ。流石御主人なのじゃ!』
まあでも、皆喜んでくれてるみたいで良かった。
「旦那様旦那様、この『半分海水』というのは、具体的にどんな感じになるんですの?」
「そうだなー。移動可能なバトルフィールドの下半分が海水で、上半分が空気のある空間って感じだな。水系の敵と戦う時に水上で戦うことを想定した造りだ。一応『海魔法』を使われると一時的に水嵩が増すが、時間経過で減るようにはなってる」
「なるほどですわー」
「面白そう!」
『主君、遊んでみても良いであろうか?』
「良いぞ。カスミ達もやってくだろ?」
「うん!」
「やってみたーい!」
「んじゃ、俺達は観客席に行こうか」
「ふふ。ショウ君、今ね、実装内容をメッセージで送ったんだけど、結局皆来るそうよ」
「あ、やっぱりそうなった?」
『当然なのじゃ。こんなに面白そうなこと、見逃せないのじゃ~』
「旦那様の遊びが面白くならないわけないですわ!」
「にぅ~」
信頼が根強いなぁ。
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