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スピーカー
なかなか寝付けなかった…
何度も何度も…
姉が昌也を連れてくるたび…
このベッドに昌也はやってくる
そして…耳元で
「ごめん…でも俺は…陽奈を愛してる」
そう囁く
そんなことを言われたら…
私の弱い心は昌也を拒絶できなかった
深く意味を考えないようにして…
暗号のように聞き流しながら…
体は昌也を受け入れた
どうして…?
ここにくるの?
どうして…?
私を抱くの…?
いろんな疑問がわいてくる
でも…
昌也の私を求めるあの優しい目が
いつもそれを言い淀ませた
リビングから小さく
ソファがひしめく音と…
スピーカーの地を伝うような低い振動が
伝わってきた
私は再びベッドフォンをして
ベッドの上でうずくまった




