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神出鬼没の転校生

「その首狩り姫ってのは、『黒衣武者』と、そう言ったのか?」

「ん?ああ、転校生ちゃんは手当たり次第に聞いてまわってるみたいだぜ。実は俺のダチも遭遇していてな。『黒衣武者を知らないか』そう言っていたらしい」


どうでもいいが、既にリックは首狩り姫=転校生と結論付けているらしい。まあ、それもそうか。黒髪なんて滅多に見ないしな。


「そいつは、一段と興味が出てきたな」

「なんだ、『黒衣武者』ってのを知ってんのか?」

「いや、そういうわけじゃないが...。ちょいと思うところがあってな」

「ふ~ん...。まあ、そんな強そうな二つ名なんだ。さぞかし高名な冒険者なんだろうよ」


黒衣武者...

俺とエレナにとっては聞き捨てならないその言葉。

俺達兄妹の因縁の相手だ。

首狩り姫が口にしていた...

それが確かなら、やるべきことがある。


「ところで、その転校生には会えるのか?違うクラスとは聞いているが。同じ学校なのに、お前ほどの情報通が会ってもいないなんて珍しいじゃないか」

「当然、話しかけようと思ったさ。なにしろとびきり可愛いらしいしな。ただ一つ、残念な話があってな。講義にはちゃんと出ているらしいんだが、休み時間になるとふらっと消えちまうんだ」

「消える?なんでまた」

「それは分からねえ。転校生ちゃんと同じクラスの奴が休み時間になる度に必死に追い掛けてたんだが、何度追っても毎回見失うらしい。もしかしたら今も、そうなんじゃないか?」

「じゃあ授業中はどうだ?」

「もちろん物理的には可能だが...。転校生ちゃん、何しろ毎度教授の真ん前に座ってんだぜ?誰も話し掛けられねえよ。熱心に授業聞いているらしいし」

「そうか...」


キンコン、カンコーン....


「おっと悪い。予鈴鳴っちまった。ちょいと話しすぎたな。まあ、興味があったら探してみな。案外実力者同士、気が合うかもしれないぜ?」

「別に俺は実力者じゃないが...。まあ、そうするよ。いつもありがとな」

「ふっ、水くせえ。いいってことよ」

そう言って、リックは片手を上げながら去っていった。キラッと歯を輝かせながら...


...関係ないが、バンダナが良く似合っているなアイツ。全く、憎めないやつ。


それに、神出鬼没の転校生か.....

休み時間は会えない、授業中は憚られる。

さて、どうしたもんか。


おっと、考え事をしている場合じゃない。

「次は魔法概論Iだったか。」

俺は講義に間に合うよう、そそくさと移動した。


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