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ことわざ大百科 ver.短小説  作者: 深夜翔
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蟹は甲羅に似せて穴を掘る

「今日の総合は将来の夢、基進路について考える時間です」

「将来の夢って小学生じゃ無いんだから」

中学2年になると嫌でも進路について調べなければならなくなる。小学生の時は将来の夢は〜と軽く考えられたものの、中学生になるとそうはいかなくなる。

「自分に合った進路を探すことも重要ですが、皆さんはまだ諦めるには早いですよ。目標ができるだけで今後の勉強にも役立てますからね」

先生はそう言っているが、本人たちはそんなハイリスクな事は望んでいない。

「俺はサッカー部強いから南高校かな」

「そこ野球も強いんよね〜」

運動が得意、好きな奴らは無論部活を重要視する。

なんなら中学の今、大会などで成績を残している人は推薦があったりもする。

スポーツで生きたい人はそれが一番いいんだろう。

「ん〜私は北総高校がいいなぁ」

「私はちょっと成績がキツそうだし、東高校が無難」

「ふっふっふっ…私はあの県トップの東南高校狙ってみる!」

「マジ?!それは強すぎ」

しかし現状では今の成績を見て考える人が大凡を占める。

少し上を目指す人は、既にそれほどの成績を獲得している。さすがにこの時ばかりは自分自身の実力を認める必要がある。

これから頑張ろうとする人も、一年生での成績を無視することは困難であり、ある程度この先のモチベーションにもなる。

「僕はやりたい事があるから専門に行く」

将来の夢を迷いなく現実にしようと努力している人も少なからずいて、そういう人は勉強と並行してやりたい専門分野の勉強もしているから凄い。

ハイスペックな事この上ない。

進路学習は、その人の過去これまで未来これからを繋ぐ貴重な時間であり、人によって意見が全く異なるから興味深い。

そんな異なる人達でも唯一共通しているのは、今の自身の実力、力量がどの程度であるのかを理解している事だ。

何も考えていないようで、無意識のうちに目の前の自分が見えているのだ。

「数学得意だし、少し理系に特化した高校がいいな」

「私は文系がいい。歴史とか古文をもっと勉強したい」

力量には好みも含まれていると思う。

得意不得意、好き嫌いは勉強のやる気に繋がる。

実力=力量であるならば、実力=好き嫌いなのだろう。

考え方が人それぞれ。

だから案外見ていて面白い。



蟹は甲羅に似せて穴を掘る : 蟹は自分の甲羅の大きさに合わせて穴を掘るものだということから、人は自分の力量や身分に応じた言動をするものだということ。また、人はそれ相応の願望を持つものだ。

一体これは誰視点なんだと。

書いていてふとそう思いました。何となく説明口調になると、第三者視点になりがちで、完全に私目線で話をしていたりします。


どうも、第三者の私、深夜翔です。

視点によって書き方が変わってくるので、少し難しいです。本人視点なのか、第三者視点なのか。

これで内容は大きく異なるのがまた面白いところでもあります。

今回は少し真面目でしたね。


ではまた明日……さらば!

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