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ことわざ大百科 ver.短小説  作者: 深夜翔
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学問に王道なし

勉強をするにあたって努力とは必要不可欠な事。

当たり前であるが、それは他の物事にも充分に当てはまる事であり、それを怠ってしまえば得るものも得られない。

更には工夫した努力、積み重ねてきた努力が無ければ高みには登れない。

基礎を知らない人にそれ以上知識が身につくはずがないのと同じ。

想像して見てほしい。

四則演算が出来ない人に微積分ができるだろうか。

小学生レベルの感じが読めない人に本は読めるだろうか。ラケットの振り方を知らない人にテニスやバトミントンはできるだろうか。

知識や技術といった物事は、基礎基盤を知り、覚える努力をして初めて"できる"と言える。


「この学院では理系、主に数学に視点を置いて……」

とある大学の入学式。校長からのありがたい言葉の最中である。

「大学の内容とかどうでもいい〜。卒業出来ればなんでもいいよ」

「それなー(笑)」

真面目に聞いている生徒は極小数だが。

この学院には、二種類の生徒が存在する。

指定校や自己推薦によって入学した者。

一般受験や共通テストを通して入学した者。

どちらもきちんと努力してきた者が入学したように見えるが、実際はそうでもない。

テストを受けた生徒たちは、最低限の知識は確実に持ち合わせている。

一方で、テストを受けずに入学式してきた生徒の中には、一切の基礎も得ずにノリだけで入学してくる者も少なからずいる。

「それでは、始めて行きます」

大学は高校までの学習システムとは違い、基礎の分からない生徒を気にかけてはくれない。

つまりは努力を催促人間はいないということ。自分自身で行動を起こさなければ置いていかれるだけである。

「あいつの話、全然分かんねぇ〜」

着いていけない生徒は、追いつくためにそれなりの努力を強いられる。

「昨日の話分かんなかったし……行かなくてもいいかな」

"理解できない"は、人間のモチベーションを大いに下げる原因になる。それは入学式から数ヶ月すると顕著に現れる。

「なんか…人数減った気がしない?」

「確かに。聞いた話だと既に何人も退学届け出してたりするらしいよ」

もちろん追いつこうと努力すれば可能な範囲であるが、そういった努力を怠ると最終的に心が折れ、挫折へと導く。

楽をしようとすればするほど、気がつけば遠回りをしているものだ。

ここで覚えていて欲しいのは、基礎の徹底は学習のモチベーションに繋がるという事だ。

"何も分からない"と、"ここが分からない"は決定的な差がある。何が分からないかを理解している事はそれだけで重要な意味を持つ。

そして、後者の地位に立つには最低限の基礎が必要不可欠だと言える。

最後までやりきるには細かな努力つみかさねが必要だと言う事を頭の片隅にいつも置いておくといい。



学問に王道なし : 学問は順序をふんで学ぶことで身につくものであり、近道して簡単に身につくような方法はない。

今回はかなり面白く無い内容になったと自負しております。

実は、私が実際に中学生の時に大学の教授的な人が話をしに来た時に話してもらった事がある内容です。

聞いた当時に、結構感動というか、納得させられた話でしたのでつい。

もちろん小説にするにあたってかなり改変してはいますので、意味が分からなかった場合は私が原因であります。すみません。


どうも、何故か聞く気も無い大人の長い話を覚えている、深夜翔です。

案外真剣に聞くよりも軽く聞き流している方が長く覚えていたりするんですよね。謎です。

当時納得したとは言いましたが、決して面白くは無いです。これは確信して言えます。

次回はもっと面白い話にできるように頑張ります。

………えっ?いつもそんなに面白くないって?

あ〜あ〜聞こえないですー。


ではまた明日……さらば!

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