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異世界転生した先はスラム街でした~無一文から始めるスローライフ~  作者: 熾之


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85 餌付けの次は風呂です



 さぁ寝ようと思ったけど、身体からニンニクの匂いが漂ってくる…。お風呂に入らないで寝るのは無理だな。


 盥を水ですすいだあと、テントの裏側に持っていきお湯を入れる。一応、周りに他の人がいないのを確認してから土魔法で囲いを作った。



 「あっ、やっぱりまた風呂か」


 「またお風呂です。基本的に毎日だと思ってください」


 「その盥、もう小さいだろ。明日、市場に行ったらついでに盥も見るか」


 「ねぇねぇ、どうせならもっと大きいやつ探せば? 俺達も入れるくらいの大きさのやつ」


 「えっ、皆さんも入るんですか?」


 「ノアが毎日入るからなー。なんか、俺も入ったほうがいいような気がしてきたんだよ」



 アイテムボックスに入るから荷物の問題はないし、魔法でお湯の準備をするから湯沸かしも問題ない。私だけがきれいにするよりも、全員がきれいにしたほうがいいに決まっている。


 正直、4人はとてもきれいとは言えない。装備や服は比較的きれいに感じるけど、よく見ると細かい土汚れがついていたりする。それにちょっとだけ汗臭い…。


 たぶん、他の冒険者よりは全然マシなほうだと思うんだけど、気になる。


 見られる可能性が高くなることを除けばいいことばかりだ。反対する必要がない。むしろ、きれいにしてくれるなら嬉しい。


 とりあえず、今まで以上に気をつければ大丈夫だろう、…たぶん。



 見られないように囲いの中でササッとお湯を浴びる。あっ、そうだ、石鹸が欲しかったんだ。他にも買いたいものがたくさんあったはずなんだけど、いざ買えるとなるとすぐに出てこないな。


 頭についたニンニク臭を落とすためにお湯で何度もすすぐ。たぶんマシになってるはずなので、これでよしとしよう。



 「身体拭くならお湯出しますけど、どうしますか?」


 「それじゃ、お願いしようかな」



 新しいお湯を準備したらハクと一緒にテントの中に入る。ちゃんと手脚を拭いてきれいにしてから寝袋の中に入れた。


 ハクは生肉を食べていたので、ニンニク臭はしないはずなんだけど、料理中近くにいたからか少しだけ匂いが移っている気がする。明日も匂いが残っているなら、ハクもお風呂に入れなきゃだな。


 明日はまずこれをやろう、次はこれをやって、あれもやりたいなぁと想像していたら、あっという間に眠りについていた。


 テンションが上がっていて気がつかなかったけど、身体はクタクタだったようだ。1度も起きることなく朝までぐっすりと眠り続けた。



 ーーーー



 翌朝、目覚めるとテントの中には誰もいなかった。外に誰かがいるみたいなので、もう起きているようだ。ハクをモニモニと撫で回したあと起きる。



 「おはようございます。早いですね」


 「見張りの交代だったんだよ。まだ起きるには早すぎるぞ」


 「いえ、いつもこれくらいなのでもう起きます」


 「ええ〜、早すぎ…。まあ、寝るのも早いから問題ないっちゃ問題ないのかな?」



 聞いてみると、1人ずつ見張りをするのが当たり前みたい。イメージ通りといえばそうだな。私はまだ小さいからやらなくてもいいけど、そのうちやるようになるみたい。この時間ならいつも起きる時間だから、見張りをするとしたら最初か最後だな。



 早朝はかなり肌寒くなってきた。一応、今は秋だけど、もう少ししたら完全に冬になりそうな感じだな。


 こんな時は温かいものが食べたいな。朝は野菜炒めでササッと済ませるつもりだったけど、まだ皆が起きるまで時間があるようだし、材料はそんなに変わらないから今から作っちゃおう。


 アイテムボックスから昨日洗ったじゃがいもと人参、皮剥きした玉ねぎを取り出す。あとは白菜とほうれん草にしようかな。



 「これから料理作るの?」


 「そうです。ジャンさんはこれから見張りですか?」


 「そうだよ。リーダーはこれから時間まで寝るからね」


 「へぇ~。そういえば、野営した時って朝食はどうしてるんですか?」


 「うーん、その時によって違うからなー。今日みたいに門の近くで野営した場合は、開門したあと中の屋台で買って食べる。それ以外だと保存食を食べるかな」


「作らないんですね」


 「できる人がいなかったからね〜。お湯を沸かしたりはしてたよ」



 前に市場で保存食を見たけど、すごく不味そうな小麦粉の塊みたいなやつだった。あれは食べたくないな。たぶん、私の顎じゃ食べられないと思うけど…。


 これからは私が美味しいと思える朝食を作ろう。まずは温かい具だくさんシチューからだ!!

 




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