石橋修理
石橋は、とても大きい。
高さ20メートルはありそうだ。
健:「あの…。命綱って…?」
依頼人:「そんな大袈裟な物ないぞ。」
健:「え…?」
依頼人:「じゃあ、作業始めてくれ。」
健は、石橋の上に登った。石橋の上には、ガタガタな錆びきった線路がある。
健は、周りのガタイのいい冒険者一人に線路のことを聞いた。
健:「あの...この線路、さすがに列車走らないですよね?」
ガタイのいい冒険者:「一か月前、列車が転落したっきり走ってないな。」
健:「...え...?じ...じゃあ、それまでは走ってたんですか?」
ガタイのいい冒険者:「ああ。それが普通だろ?」
健は驚きで言葉が出てこなかった。
下は尖った岩がゴロゴロしている。昔、ここが激流だった形跡がある。岩の削れ方からして、怒涛の勢いの川があったようだ。
健は内心、(こんなところ、昭和の頑丈な車輛でも原型をとどめないんじゃ...)と思った。
依頼人:「今回の修理は、この線路と枕木だ。石橋の部分にもガタが来てるなら、石橋ごと修理になるからな~!」
健は、この依頼を受けたことを激しく後悔していた。
ガタイのいい冒険者:「よ~し。早く終わらせて早く帰るぞ!」
皆で協力し線路をはがす。
健:「はぁ...はぁ...疲れるな...。」
その後、枕木を全て取り外し、石の状態を調べる。
調べること多分一時間。
石橋の状態を調べていた冒険者:「特に問題はないですね!」
健はその報告を聞いて心底安堵した。
周りの冒険者も同じようだ。
ガタイのいい冒険者:「よ~し!ラストスパートだ!」
その掛け声を待ってましたとばかりに一斉に動き出した。
あっという間に枕木を戻し、レールも敷設しなおされる。
ガタイのいい冒険者:「よし!これで俺たちが乗って問題なかったら、完了だな!」




