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 第13話 【模擬戦】 3 



 「ま、まぁ一理ある……かな?」

 「……勝手なことを言わないで」

 

 納得しかけた新太を一筋の矢が射抜いた。

 綺麗な顔に似つかわしくない、眉間にしわを寄せる表情が右隣にはあった。


 「最強? 聞き間違え……よね? アリスの授業での戦闘魔法のレベルの低さを見た?」

 

 怒り口調で智也にたずねるアイリス。

 それを聞いた智也は新太の顔を一瞬見て、気まずそうに口ごもる。

 

 「そ、それはだな……」

 

 次の言葉が出てこない。

 けれどもその原因ははっきりしている。

 本当に、誰が見ても戦闘魔法に関して騎士アリスは劣っているからだ。


 「智也、無理しなくていいよ。あたしが戦闘魔法が苦手なこと、自分でもわかってるからさ」


 視線はどこを見るわけでもなく右往左往し、ただ智也に向けられた言葉だけが寂しく残った。

 本来男のはずの新太に全くと言っていいほどなかった戦闘能。

 そのスコアは最低レベルのEスコアだった。

 そしてそれが露出してきたのは最近の戦闘魔法の授業であった……。



 《俺は性転換して回復魔法で学園無双することにした。 第十三話 完》


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