23 下校
今日はいろいろあったな。私はそう思いながら帰る準備をしていた。その時、誰かに呼ばれた?
「美咲、下駄箱のところで待ってるぞ!」
直樹が私に声をかける。
「わかった!少し待ってて」
「先に行ってるからな!」
そう言って直樹は、走って行ってしまった。私は、直樹の後を追うように下駄箱に向かった。
私が下駄箱につくと?誰かが話してる?ダメだと思いながら私は聞き耳を立てる。
どうやら直樹が誰かとしゃべっているみたいだ。
「直樹くん!どうして美咲なの?わたしじゃダメなの?」
「悪い。俺、美咲のこと昔から好きだったんだ、だから美咲以外の人とは付き合うつもりはない!」
なんだか穏やかじゃないんだけど……。私どうすれば良いんだろう?
私が戸惑っていると、直樹が気がついた!そして私に声をかけてきた!
「美咲?そんな所で何してんの?」
「ゴメン。なんか………別に隠れてた訳じゃないんだけど」
「何言ってんだよ!声かければ良かったのに」
「だって、なんだか深刻な感じだったからさ」
「何を言ってんだか、良いから帰るぞ!」
そう言って直樹は私の手をつかんだ!その流れで、私たちは手をつないだ!
私は、誰かに見られていないか心配だったけど、直樹が気にしていないから何も言えなかった。そのまま二人で歩いていた。
「直樹、このまま家まで帰るの?近所の人に見られちゃうよ?」
「別に見られても良いじゃん」
「だって、そしたら親にバレちゃうよ?」
「俺はかまわないけど?美咲は困るの?」
「別に困りはしないけど、親がびっくりするんじゃないかなって」
「大丈夫だよ!そん時はそん時で、俺がちゃんと話しするから。美咲は何も心配しなくて良いよ!」
直樹はそう言って、私の手を強く握った!




