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見えていなかっただけで、そこにあった  作者: ゆら。


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3/3

私は、ちゃんとここにいる


妹が生まれた。


お母さんは毎日忙しそう。


でも自分を気にかけてくれているのも感じる。


妹可愛いと思う。


でもお母さんの両手を奪うのは嫌い。


お母さん「お祭り行こっか」


私「行きたい!」


屋台好き。


キラキラしてるし色々なものがある。


ワクワクする。


お母さん


ベビーカーと赤ちゃんと旅行行くみたいな大きなバック持ってる。


私の手は空いている。


私は小さくお母さんの袖をつかむ。


ーーー


お祭り。


色々な物に目を奪われる。


綺麗な石。


カラフルな食べ物。


「お母さん、見て!あれ可愛い!」


「本当ね、可愛いね」


お母さん笑ってる。


私、他にも一杯お母さんに見せたいもの見つけるね!


次々進む。


お母さん「あまり離れないで」


私はベビーカーの端を持つ。


あっちの方も見たいのになぁ〜


ちょっと不満。


でもお母さんは屋台より自分をずっと見てくれている。


嬉しい!


いい一日!


ーーー


帰りのバス。


乗る。


「気をつけてね」


声は聞こえる。


でも、手はない。


わかっている。


分かってる。


私、頑張る。


ちゃんとできる。


今日のこと、いっぱい話したい。


ちゃんと小さい声で話せるよ。


今日のこと、いっぱい話したい。


ちゃんと小さい声で話せるよ。


でも、お母さんの目は色んなところにいく。


……自分だけ見てほしい。


……でも、言わない。



降りる時


お母さんは他のお母さんに話しかけられている。


私も一人で降りようとする。


何度かやってるから大丈夫。


話かけてきてたお母さんと目が合う。


「一緒に降りよう」


私の事、見てくれた?


みんな、お母さんと赤ちゃんよく見てくれてる。


でも私も一人で頑張っているんだよ。


差し伸べられた手を、握る。


その手は温かい。


私もここにいるの。


見つけてもらえた気がした


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