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After breaking everything(全部壊したその後に)

▷月とエルフのその後の話

好きになったきっかけは「ペンを持ち歩いていたから」そんな所だった。



背が高くなくて少しふくよかで、所謂「可愛い系」でタイプじゃ無かったのに、雰囲気が柔らかくて飲み会が終わる頃には肩を寄せて話していた。



何回かデートを重ねて、夜の湖で付き合うことになった。



週末に家を訪ねて、ポップコーンを作ったり秘密を分け合った。


何もしなくても、近くに居られればそれだけで良かった。


多分「忙しくなった」だけが理由じゃない、


二度目のバレンタイン。


夜明けから友人と出掛けて釣った魚を、捌いて振る舞ってくれたけど


会話は何だか弾まなくて、もう私自身の事には興味がないみたいだった。


ーー嫌いになったわけではないんだろうけど。


そんなレベル、自信も底をついてきた。


隣にいるのに寂しかった。



帰り道、試すわけじゃないけれど飛ばした。


「大事にしてくれない人とは付き合えない」


電話は、鳴らなかった。


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