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第3話。悪魔の提案

悪魔ぴゅーん

『噓じゃないよ、ぼくがその気になれば、こんな星どころか、そうだな…君たちが宇宙と呼んでいるものだってあっという間に消すことだってできるんだよ、ぼくは。

ところで!君たち人間はずいぶん愚かな歴史を繰り返しているようだね。最近ではなんだ、右だの左だのに分かれて、バカだの死ねだの、レベルの低い争いをしているみたいじゃないか。人間は自分と違う考えを許せないみたいだね。』


悪魔こと、ぴゅーんはニコニコしている。


(うーん、変なのにからまれちゃったなぁ。)


悪魔ぴゅーん

『ところで、君。君は心の中でもう働きたくないと思っているね。もう心はクタクタでしょ?死にたいと思ってるでしょ?でも、怖くて死ねないんだよね?』


『……。』


悪魔ぴゅーん

『今日はね、そんな君にある提案、いや、契約っていうのかな、それをしにきたんだよ。』


『提案?契約?』


ぴゅーん

『うん。そうなんだ。さっそく用件にとりかかろう。次がつかえてるんでね、次が。

君、働きたくないのなら僕と契約しないかい?

永遠の孤独と引き替えに君は自由を手に入れられるんだ。』


『永遠の孤独?どういうこと?孤独になる代わりに働かなくても生きていけるってこと?』


ぴゅーん

『まぁ、簡単に言うとそうだな。ただし、君はもう誰とも関わっちゃダメだぜ?一生、1人で過ごすんだ。そうすれば毎月、ボクが生活費を15万円あげる。』


『15万円?悪魔にしちゃ、ずいぶんしょぼい額だネ。』


ぴゅーん

『いやいや、君。15万円稼ぐのだって辛いもんだよ、低所得者の君にはよく分かっていると思うけど?たった15万円稼ぐために人間はどれだけ貴重な時間を無駄にしていることやら。ボクの時間は無限だけど人間の時間は花火だよ、一瞬だ。』


悪魔は終始ニコニコしている。

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