第二話「出会い」
現在俺は”侵入禁止”と書かれてる道を進んでるわけだが
途中から森みたいなところに入った
森と言っても辺りは枯れ木ばかり
夏だと言うのに木に葉っぱが一つもついてない
不気味だ
俺はそのまま車を進める
1時間ほど経ったころだろうか
目の前にあるものが見えてきた
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神社だ
しかし、こんな寂れた森にしかも侵入禁止という看板が立っている道に神社があるのはおかしい
しかもさらにおかしなことがある
荒廃した様子がないのだ
「この中に人でも住んでるのか?」
俺は疑問に思った
俺は車から降り鳥居をかいくぐった
神社を探索する
拝殿
幣殿
神楽殿など
どれもどの神社にもある在り来たりなものばかりだ
人の気配もない
そしていよいよ本殿に入る
俺は緊張していた
不気味な森の先にある神社の本殿に入るのだ
そりゃ緊張するだろう
俺は恐る恐る本殿を開ける
そして中を歩き回った
「何だ……何も起こらないな」
俺はがっかりした
侵入禁止に不気味な森
その奥にある神社の中の本殿
何かが起きても可笑しくない
いや起きると思っていたのだ
それなのにこの結果だ
「もういいや、帰ろう、その前に」
俺は賽銭箱に10円玉でも入れようとした
神社に来た以上それは礼儀だからな
俺は賽銭箱に10円玉を投げつけた
「いたっ!」
ん? 空耳か? まさかな……
試しにもう一回10円玉を入れる
「何をする! 痛いのじゃ」
へ?
何だ? 幻聴か??
「幻聴ではない」
声がした
賽銭箱の中から
「早くここからワシを出してくれ」
え?これってまさかのまさか?
「何を驚いている! 早くここかr」
「ひゃっほーい!!!」
俺は舞い上がっていた
不思議な現象が起きたのだ
今目の前に
「おい」
初めてだ
「おい!」
初めて俺は経験した!
「おい!!」
不思議な出来事を!!
「おい!!!」
賽銭箱の中から大声がする
「そんなの聞けば分かるだろう、はよ出せ!」
俺は賽銭箱の裏には外鍵が付いていた
俺はその鍵を開けて
賽銭箱を開ける
そこには
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幼女がいた