40 合宿終了。
今新作を書いているので、こちらの更新ペースが少し落ちます。申し訳ございません。
転移した先は僕達の泊まっている部屋だった。ふぅ、とりあえず着替え無いと服がボロボロだ。
「紫苑様、お着替えをお持ちしました。」
「……薫子さんまでいたの?」
「当然でございます。愚か者に鉄槌を下す為にやって来ました。」
「あ、そう。」
「ゆり様がジャブを入れたようなので、私はボディブロウをしようかと。」
「どゆこと?」
何でいきなりボクシングの単語が出てくるの?
「こちらの話ですのでお構いなく。」
そうかい、丁度いいからお着替え手伝って。
「これからどうなさいますか?」
どうしようかな、コサキ達に連絡したいけど携帯無いしなぁ。
「安心して下さい、荷物は既に回収済みです。」
流石に薫子さん、本当に手際がいい事で。携帯電話を見ると大量の不在着信があった。皆んな心配してくれてたんだ、なんか嬉しい。
ひとまず電話してみるか。
『もしもし紫苑ちゃん大丈夫!?』
出て早々に大声でうるさい。でも心配してくれてありがと。
『大丈夫、もう解決した。』
『急に居なくなって心配したよぉ〜! でも、紫苑ちゃんが無事で良かったよ。』
『どうすればいい?』
『えーと、今丁度皆んな戻って来たね。ちょっと聞いてみる。』
皆んな探してくれたのかな? お手数をおかけしました。
『とりあえず、紫苑ちゃんは今どこにいるの?』
『今ホテルの部屋。』
『うーん、時間的に今からだと厳しいかもだから、私達もホテルに帰る事にするね。』
えっ、それだと最後の予定してた足湯はどうなるの?
『足湯は?』
『ん? あぁ、大丈夫だよ。それはまたの機会でいいからね。』
『ごめんね。』
『紫苑ちゃんは悪くないから謝らなくて大丈夫だよ。悪いのは襲った人達だからね。』
せっかくの予定が最後の最後で台無しになっちゃった。今更だけどムカついてきたかも。
『じゃ、今からバスに乗って帰るから部屋で待っててね。』
『分かった。』
そこで一旦電話を切った所で薫子さんから事件の経緯を説明された。取り巻きの人は司に嫉妬、つまり男に嫉妬して八つ当たりをした事が我慢ならなかったらしく、雲雀と司の友達であるパッとしない女生徒、僕に目をつけたみたいだ。 僕を見せしめにして、司に警告しようとしたみたいだ。
コサキを狙わなかった理由は単純で、親がそこそこの位の高い地位にいた為に報復を嫌ったからだそうだ。司にもう一度手を出すと男に嫉妬している事を認める事になってしまうので、消去法で僕が選ばれてしまった。
「と言ってもこれは私の勝手な推測なので当たっているとは限りませんが、ほとんど当たってると思います。」
……推測なのか。てっきり本当の事かと思ったよ。まぁどっちでもいいけど。
取り巻きさん、お前は運が無かったんだ。選りに選って1番ダメな選択肢を選んだしまった。あの時は対して何も思わなかったけど今は違う。
「僕が最後にテンプルに決めて試合終了にする。」
◇
戻って来た皆んなから色々な言葉をかけられた。そっか姉さん以外の人でも心配するんだ。これからは気をつけよう。
残りの時間はホテル内で時間を過ごし2日目の主な行事は終了した。帰って来た姉さんは何だか機嫌が少し悪かったので慰めようとしたら、顔を真っ赤にしたコサキ達に止められてしまった。仕方ない家まで我慢しよう。
フィールドワークは予定通りに行かなかったけど、合宿楽しかったな。皆んなでワイワイするのは初めての事だったけど、意外と悪く無い。それに2日間に渡る夜の恋話? は色々聞けて恋という感情を少しだけ分かったかも知れない。
合宿最後の3日目はフェリーに乗って帰るだけで特に何もなかった。今度心配させてしまったお詫びに班の皆んなには絵でも描いて送ろうかな? 何だか価値があるみたいだし最悪売ってお金に変えてもいいかな。
丁度、合宿後の振替休日があった後にゴールデンウィークに入る為に1週間は休日になるみたいだ。本当はお母さん達と一緒に旅行に行く予定だったけど、連続になってしまうので今回は見送りになった。
そのため、予定が無くなったお母さん達はまた2人で何処かに出かけてしまった。今度はいつ帰ってくるのかな?
ゴールデンウィークはのんびりと姉さん達と家で過ごして、絵でも描いていようかな。
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