告白
「俺、こんなに子種注がれていいのかな。女だったら妊娠してそう」
「なにいってんだか。タゥが魅力的なのが悪い」
ロベルトが帰った日から、一週間。
八月のある日である。
あれから俺はジャックに抱かれる為に、足繁くアスティ家に通っていた。
ジャックとのエッチは最高で、飽きる気配もない。
ここらで方向転換をしないと、心までジャックに夢中になってしまいそうだった。
「そうだ。捜査の方はどうなったんだ? ロベルトは麻薬捜査の指揮を取っていたんだろう?」
「ああ。流石公爵家嫡男様は優秀だな。三つの町で成果を上げた。麻薬の元締めもとっつかまえたし、言うことなしだな」
「へえ。ただの色ボケ男じゃなかったんだな」
「ロベルトはタゥにゃ優しかったかも知んねえが、仕事場じゃ鬼だったぜ。俺は情報の精査で評価されたけど、ロベルトの指示は的確だった。仕事じゃあ、尊敬出来る人だったよ」
「そうか。俺はベッドでしか一緒にいなかったからな」
ジャックは紅茶を飲み干して、ベッドに乗った。
「休憩は終わりだ。来いよ、タゥ。次は上に乗ってくれ」
タゥも紅茶を飲み干し、ベッドに乗る。
そして、ジャックの上に乗った。
「あっ、あっ、たっぷり俺に注いでくれよ、ジャック……っ」
「あー、腰使いがたまんねえ。可愛いなぁ、タゥ。キスしようぜ」
ちゅっとキスをする。
タゥは腰を振り、よだれを垂らして喘いだ。
「あんっ、あんっ、あんっ」
ジャックも腰を振り、俺達は獣のようだった。
「尻ん中かき回されんのがこんなに良いなんて、びっくりだ。ジャック、俺、癖になっちまってるよな?」
「俺がいるんだから何も困らねえだろ。そのうち女に戻るんだし、それまではせいぜいいちゃいちゃしようぜ」
「うん……。そうだな」
終わった後に、俺達はそんな会話をした。
「ふうん……。処女喪失、おめでとう、タゥ……。凄く良かったのね……」
「うん。ナタリーが勇気をくれたからだよ。ありがとう、ナタリー」
「じゃあ……ジャックとは今、付き合ってるの……?」
タゥは、ナタリーと会っていた。
その質問にタゥはドキリとした。
「友達以上、恋人未満だと思ってる」
「ジャックって見目もf良いし、競争率高いのよ。付き合えるなら、付き合っちゃいなさい……」
そんなに簡単にはいかないと思うタゥである。
それに、付き合ったらいずれ別れがやってくる。
ジャックと別れるのは嫌だ。
タゥはそのように考えていた。
「ジャックとは親友だから、付き合わないと思う。ジャックってすごい人気なの、わかるよ。男前で気が利くしエッチも上手いし男気もあるし……」
「べた褒めね。とっくに恋してるんじゃないの、タゥ? 意地を張ってると損をするわよ……」
ここの所、ずっとジャックに抱かれてるんだ。
ジャックに惹かれてるのは、自分でも気付いていたんだ。
「……わかった。勇気を出すよ。その前に、ナタリーとエッチしたいな」
「頑張ってね、タゥ……。ふふふ、楽しみましょう……」
ナタリーは柔らかくて熱くて、気持ちよかった。
だけど、心はジャックを求めていて──
タゥはジャックに告白する決意を固めた。
「ジャック、好きだ。付き合って欲しい。うーん、こんな感じでいいのかな……」
ある日、タゥはアスティ家の客間で、うんうんうなっていた。
「告白って難しいもんなんだな。そうだ! 恋文を書こう。詩はこれにして、あとは……」
タゥは恋文を一生懸命書き上げた。
メイド達は静かに見守っていた。
風の噂でタゥが恋文を書いていると聞いたジャックだったが、まさか自分宛てだとは思わない。
メイドを介してタゥから恋文が届き、内容を読んで、ジャックは大変喜んだ。
「タゥ、読んだぞ。一応礼儀として返事は書いてきたが、直接言うぞ。俺と恋人になろう、タゥ。お前が好きだ」
「ジャック……嬉しい。俺もお前が好きだ」
こうして、タゥとジャックは恋人同士となった。
八月下旬、ジャックの寝室にて。
「こんなエッチばっかりしてて、俺、頭とろけそう。気持ち良くてたまんない」
「付き合いたてなんだから、いいだろ。ほら、こっち来い。後ろから突いてやる」
「うん……」
タゥはベッドに上がり、四つん這いになった。
ジャックが押し入り、腰を振る。
「あんっ、いい、あんっ、あんっ」
「タゥは奥突かれんの大好きだよな。もっともっと助平な身体にしてやっからな」
「ジャック……、これ以上なんてあるのか?」
「当たり前だろ。俺見て勃起するぐれえ俺に夢中にさせてやっからな」
ジャックは上機嫌で腰を振っている。
パンパンパンと、肌と肌がぶつかる音がした。
すでに、ジャックを見ると欲情してしまうタゥである。
これ以上夢中になったらどうなるか、途方もつかなかった。
ある日、アスティ家でジュネといきあった。
どうやら今日は、朝からエッチするようである。
タゥもエッチする為に来ているんで、目的は同じだ。
「久し振りだな、ジュネ。そのネックレス、似合っているな。その後、変わりはないか?」
ジュネの首には華奢な銀細工のネックレスがあった。ヨナルドが贈ったものだ。
「久しぶり、タゥ! これからエッチするんだ。逢い引きも楽しいし、言うことないよ。タゥは、ジャックと付き合い始めたんだっけ?」
「ああ、実はそうなんだ。お互い幸せで良かったな」
俺達はお互いに微笑み合った。
その後ベッドルームに呼ばれ、ジャックとエッチした。
最高に気持ち良くて、連続でいってしまった。
「タゥって声上げるの我慢してるだろ。突かれたら声出ちまうんだし、遠慮なく鳴いて良いんだぜ?」
「恥ずかしいだろ。出来るだけ声は上げたくないんだがな。前立腺弄られると我慢できなくてな……」
「初々しいねえ。もっともっと声上げて俺を欲しがってくれよ。でも、恥じらってるタゥも可愛いぜ?」
ジャックはタゥにちゅっとキスをした。
舌を絡め、深い口吸いをする。
俺達は指を絡め、何度もキスをした。




