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魔法少女美人三姉妹の復讐  作者: 伊勢海人
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迷い犬

 玄関の扉を開けて現れたのは少女はクレア?だった。


 私は目の前の少女に抱きつきまた会えた事に嬉しくわんわん泣いてしまった。


 もちろんハーフツインでミニスカで制服のジャケットを着てしかも右手にステッキを持ったあきらかに怪しい格好をしたまま。


「元気だった?大丈夫?火傷とか平気?跡残ってない?」


 私はクレアに会うのが嬉しくて嬉しくて、矢継ぎ早に質問をしてしまった。


 でも私の質問に答えてくれないでキョトンとしていた。


「なんでも屋の店主か?ちょっと話してくださらない?痛いですよ!それに私クレアって誰ですの?」


 すぐさま離して顔や体などマジマジと見回した。かなり変態感出てるけど、確かに私は妹大好き姉さんなのは認める。


「私の事を忘れてしまうなんて悲しいよ、反抗期なの?転生する時何かされた?」


 魔法少女的な格好でワンワン泣行ってしまった。


 隣にいる猫の死神がお腹を抱えて笑ってる。

 周りの人には猫があくびしてる程度にしか見えないみたいだけど。


「転生とかなんなんですか?私は依頼に来ただけなんですのよ、あなたみたいな派手な格好をしたお姉さまなんて知りませんわ」


 あれ?確かにクレアにしては上品なしゃべり方だし、来てる服も着物?だし何より確か14歳だし、この子は10歳くらいの小さい女の子な感じだし人違いかも!


 私は人違いに気づき顔が真っ赤になってきた。しかもステッキ持てるとかはずかしい・・・


 私の勘違いを横で見ながらおなかを抱えて笑っていた死神(猫)はひーひー言いながら笑いをこらえて私に語り掛けてきた。


「このお嬢ちゃん依頼とか言ってたろ、これ受ければポイントもらえるから受けてみろよ」


 深呼吸をして冷静を取り戻し改めて目の前にいる女の子に依頼のことを聞いた。


「さっきはごめんね、お姉さん勘違いしてた。それで依頼って何?後お名前教えてくれる?」


「私の名前はサクヤって言う、それで依頼なんだけど私の飼ってる犬を探し出してほしい」


 やっぱり名前はクレアじゃなかった。どこにいるんだろう。


 て、犬探し!!


 初めての依頼は犬探し!来たこともないこの異世界でどう探せばと。


 少しの間立ち尽くしそうになったそんな私を見て

 サクヤちゃんが不安そうな表情をしている。


「私に任せてワンちゃんすぐに見つけてくるからね」


「待っておるぞ、それでこれが私の犬の写真で名はポチという」


 なんて普通な名前なんだと心の中で思ったのはしまっておいて、写真を見せてもらった。


 そこにはトラかライオンかというくらいの大きさの犬?が写っていた。


「この大きなワンちゃんがクロなの?」


「そうよ、私の自慢のペットですの」


 そ、そうだね大きくて強そうでかっこいいねとやや引きつりながら答えた。


 というかこんなデカい犬探さなくても目立つのに何で見つからなかったんだろう?


 ちょっとした疑問を持ちながら首をかしげていた。


「そうであろう、そうであろう、もちろんポチを見つけ出した褒美もたんまり用意しておるぞ頑張ってくるんだぞ」


「褒美って何くれるの?私依頼受けるの初めてなんで基準わからないんだ」


「褒美かとりあえずポイント10000ポイントをくれてやるぞ、ほかにも必要なものがあったら言ってくれ余はお金持ちだからな。おほほほ」


 それを聞いた死神が突如叫んだ


「10000ってそんな、まじかよ、これだけあれば目標達成してお釣りも来るぞ」


「本当?いきなり目標達成しちゃうじゃん私ラッキーかもね、日ごろの行いのおかげだね」


 その程度のはした金でという顔をしながらサクヤはボディーガードらしき人たちと一緒に店を出て行ってしまった。

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