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【荒矧研究所レポート】
十二月二十日
天候 雪 気温三度
彼女にとっては過ごしやすい季節になってきたのか無表情だった頃が嘘のように表情豊かに庭を駆け巡っている。コミュニケーションも上手くなり対人関係も良好である。彼は彼女の中にいる人格でも人一倍穏やかであり私にも話しかけてくる。薬の副作用もなく順調に育っている。もう少し彼女の中にいる人物を引き出そうと思う。しかし、稀に人を見る目が死んでいる。一つの人格でもある亮介くんに話を聞いてみるもいまいちピンとくる発言はなし。もうしばらく経過観察を行おうと思う。




