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第41話

深夜。ふと目が覚める。


しばらく眠りにつけず、僕はアイリさんと花音かのんさんのやり取りを思い出す。


なんだろう?なんだか違和感が心の中をよぎる。


確か花音さんは夏目百合なつめゆりさんは学生時代に亡くなったと言っていた。


でも、アイリさんは夏目百合さんの娘と言った。


これはどういうことだろう?


学生時代に生んだ?


無いとは言えないけど確信的な情報が無い。


創造主フランチェスカ。


どこかでフランチェスカとう名前を目にしなかったか?


思い出す。





そう、モトキと行った喫茶店。あそこのメイドさんは確かフランチェスカという名前だったはず。



『もし、これも同じ運命が動いているのだとしたら、あなたは近い将来、不思議な人に出会うかもしれない。』


花音さんの一言を思い出す。


同じ運命とは何か?


僕はこのいくつかの謎が、かがりさんを守る何かのきっかけになるのではないかと考えていた。



【あなたは、あなたのできることをすればいい】



昨日言われた相坂あいさかさんの一言。


暴力的な意味じゃないというのはこういうことなのだろうか?


篝さんの事故は意図されたものなのか?


でも、あの正門での一件は確かに僕がターゲットだった。


僕が道路に押し倒されたのだから。



よく考えろ。



それは本当にターゲットは僕だったのか?


僕にそんなことをして本当に浜口はまぐちは得をするのか?



【好きです。】



「っ!!!」


僕は事故直前に言われた篝さんの一言を思い出した。


か、篝さんは・・・僕のこと・・・。


顔が赤くなっていくのが自分でも分かる。でも、今は考えろ。うん、冷静になれ。


よく考えろ。


モトキの一言が浮かぶ。


【篝ちゃんが話しかける男子ってお前くらいじゃないか?】


確かこんな感じのことを言っていた気がする。


だとすると、浜口は篝さんが僕に気があると確信していたのではないか?


もし、ターゲットが僕ではなく篝さんだったとしたら?


僕が危険な目に遭う瞬間、篝さんが助けに出る事を❝予測❞していたとしたら?


もし、そこに偶然きた車が、意図的なタイミングだったとしたら?


過去に戻ることはできない。


今更、どれも確認できない。


「はぁ。」


静かな部屋に僕の大きな溜息が響く。


溜息をつく癖は直さないと相坂さんに怒られそうだ。


「ん?」


相坂さん。


あの事故の時、相坂さんは篝さんの近くに居た。


あんなにも俊敏に動く彼女が、なぜあの時は一歩も動かなかったのか?


僕が溜息をついた瞬間や、篝さんとぶつかって倒れた時もすぐ動いた。


なぜあの時動かなかった?


なぜ悲鳴しかあげなかった?


そもそも、相坂さんはいかなる時も悲鳴をあげた時はない。


謎は深まる。



©2017,2018,2019 すたじお・こりす

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