異世界への扉。 後篇。
「・・・おぬしらはやはり地球の民なのか。」
「そうですがなぜそれを…。」
なぜこの人たちは僕たちが地球の人間だと知っているのだろう。
「それはわしらの先祖も地球の民だったからじゃ。」
驚きである今まで異世界人だと思っていた人たちが元々地球人だったなんて。
「・・・ではなぜあなたたちは今ここにいるんですか。」
武田さんが質問をすると町長は語り始めた。
昔地球には争いを好む人類と争いを好まない人類がいた。争いを好む人類が争いすぎたせいで地球は荒れ果てていた。これ以上荒れ果てるのを防ぐため昔の地球人たちは今は失われた技術で異世界への扉を開き、争いを好む人類と争いを好まない人類を半分ずつ移住させた。この結果人類は争いも平和も好む生物となった。
「・・・こういうわけじゃ。」
「なるほど、こんなことが・・・。」
「そして、今回重要なのが失われたはずの技術をあなた方がなぜ持っているかということじゃ。」
僕たちは神社の宝物殿の扉からここにこれたことを伝えた。
「つまり技術を再発明したわけではなく、昔の遺物でここまで来たと。」
「そういうことです。」
「・・・ならばその遺物を壊すようなことがあってはならんぞ。せっかくつながった二つの世界絶対に切らしてはならん。良いな。」
「了解しました。」
「それからこれはこちらの世界に伝わる地球にまつわる予言書のレプリカじゃ。地球にはこちらほど昔のことが伝わっていないようなのでこれも渡しておこう。もっとも意味不明なことしか書いてないがな。まぁ、取っておけ。」
「ありがとうございます。では、さようなら。」
「うむ達者でな。」
僕たち三人は村を後にして地球に帰った。扉は再び神社に収められることになった。そして今日聞いたことは僕と武田さんと権藤博士で書類にまとめ、その書類も神社に収めることになった。このような事実を公表しても信じられるはずがない。だからと扉を持ってくるとあちらに迷惑がかかるかもしれない。そう考えての判断だった。真実を後世に残すことだけは必要だと思った。
「では予言書を見てみましょうよ。武田さん、権藤博士。」
「うむ、では開きますぞ権藤博士。」
「いいですよ。」
武田さんが予言書を開く。そこにはいろいろなことが書いてあった。
(せかいたいせんについて)(ナポレオンの出現)(日露戦争について)
昔の人が書いたはずの本にすでに当たった予言がいっぱい書いてある。しかし予言は二十世紀で終わっていた。予言が当たっているだけでも十分びっくりなのだが最後のページに書いてあることは僕と武田さんを震え上がらせるに十分であった。(権藤博士は何のことかわからずに首をかしげていたが。)
「・・・・・武田さん、これは…。」
「・・・・・!?。」
最後のページにはこう書いてあった。
〈なにか〉。
次回予告
地球侵略にきた宇宙人はオット星人最後の生き残りだった。オット星人が久岡達に願ったこととは。
次回もお楽しみに!。




