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*********エピローグ********

*********エピローグ********


 以降に付する文は事件後の新聞からの抜粋である。


『王都事変の混乱は続く

 救国の英雄は虚言!!

 埜逆崎 櫻 は冤罪 逆賊の確保に貢献

 王家 死尽失踪 テロ組織による誘拐か?』

『某月某日、魔王暗殺未遂の罪、及び国際的テロ組織の構成員の疑いにより囚われ拘束されたる埜逆崎櫻。その処刑が先日行われることになった。

 処刑は予定通り第一王子死尽により執り行われる手はずであったが突然の爆発事故により場は混乱に巻き込まれたり。原因は不明なれど先にあげた国際的テロ組織の犯行である可能性はほぼ疑いなし。その理由は後に述べる。

 それと同時に埜逆崎櫻を捕まえたる鎬戒音は刀を用いて殺戮を働く。

 鎬戒音が手にしていた刀は先日から行方不明になっていた魔王閣下から直接埜逆崎櫻に授けた王刀なり。

 鎬戒音、散々殺戮を働くものの、爆発の偶然からか拘束から解かれた埜逆崎櫻の手により怪我を負い、憲兵隊に取り押さえられる。

 以後、取調べは今現在も続いている。

 本通信に入っている情報では、鎬戒音はかつてからテロ組織に所属せり。またテロ組織から王刀の入手を命ぜられり。その遂行の手段として、埜逆崎櫻を冤罪に陥れ、王刀を盗むことに成功す。また、直接死尽王子が野外にて執り行うことや日時等、処刑の段取りをテロ組織に伝える。これを受けてテロ組織は爆発事件を起こし、その混乱に乗じて死尽王子をさらった可能性が高し。また、二振りの王刀のうち一振りは王族にて奪還されたがいまだ一振りの刀は見つからず、今回のテロの目的は王族の誘拐を狙ったものと思われ、鎬戒音は王族の処刑というセンセーショナルな事案にて国民及び警備を注目集合させたのちに同時刻同場所にて群集を殺戮することで混乱をさらに深め、死尽王子の誘拐を確実なものにする役目を請け負ったと目されている…』

 

「ルカ…これ…赫紗から、なの」

「あ、ありがとうございます」

 琉架は病室のベッドで身体だけ起こして櫻から手渡されたファイルを受け取った。これは今現在一人で紫を切り盛りしている赫紗からの報告書だ。開いたファイルからは怨嗟の声が漏れ聞こえてきそうである。

「その…ルカ…まだ、起きれない、なの?」

「ええ、お医者様がまだ、時間がかかるって言われてました…赫紗からは早くよくなって!もうこんな毎日つらいキツイ泣きたいって愚痴が漏れてきてるんですがまぁこういう時ぐらい頑張ってもらわないとね」

「そう…そ、その、ルカ、欲しいものとか、食べたいものとか、ある、あの?

 わたし、なんでも用意する、なんでも買ってくる、なの」

「ええ、まぁ、みんな入院してると暇だって思うんでしょうねぇ…なんか読み切れないぐらい本とかも持ってきていただいていますしご飯もさっきいただいたばっかりだから気持ちだけで十分ですよ。毎日お見舞いにも来ていただいてますしね」

「う~…ルカ、本当になにもない、なの?わたしにできること、何もない、なの?

 わたし、わたし」

「うーん、そうですね…じゃぁ看護婦さんもいまはいませんし…その…また身体拭いてもらっていいですか?

 怪我が怪我だから、お風呂にも入れてもらえないんですよねっ」

「わ、わかった、なの」

 櫻はぐっと拳を握り締めて無駄に力いっぱい洗面器とタオルを用意する。

「それじゃ、お願いしますね」

 琉架ははらり、と白い入院服の帯をはだけると背中を櫻に向けた。櫻はその背中にタオルを当てる。

「あの、妙に気合入ってたけど力いっぱいはやめてくださいね。櫻さんの力いっぱいはその…」

 琉架の背中にはまだ昨日の赤くなったあとが残っているのだ。

「まかせる、なの。同じミスを二度することはないなの」

 櫻はせっせと琉架の背中を拭き上げる。右肩、左肩…

「あ、そう、それぐらい…やりますね」

 そしていよいよ背中一面を拭き上げてしまうと櫻はためらいながらたずねた。

「ま、前は…?どうする、なの?」

「前は、自分でもできますけどせっかくなんで、頼みます」

「う、うん、わかった、なの」

 琉架は櫻に向き直るとその肌を晒す。

 あらわになった胸元を見て、櫻の顔が辛そうに歪んだのを琉架は見逃さなかった。

 胸に切り刻まれた十字の傷は、あの時櫻の手から振り放たれた刀。いまだ生々しくその様子を伝えている。そして背中とはうってかわってたどたどしい指先で櫻は琉架の身体に触れた。

 あの時、琉架が櫻の前に飛び出したとき、一瞬櫻は躊躇した。その隙に琉架は一歩後ろに下がれば櫻の刀をかわすことができたのだ。だけど琉架はわざと斬られた。斬られたかったのだ。

 このままだと、あの夢のように櫻はそのまま琉架の手の届かないどこかへ行ってしまいそうだった。

 それよりもここで斬られてしまえばたとえ罪悪感でも櫻は琉架を離れることができない。

 この傷が痛みで彼女に与えられるのが後悔でもそれがつながりなら、琉架はかまわない。

 たとえその鎖が彼女を縛り付ける鎖であっても、むしろ鎖であるならば琉架はその鎖で彼女をがんじがらめに縛っておきたい。もう二度と、離れていってしまわないように。


 琉架にはいえないけれど、指先で傷をなぞるたびに櫻は少しだけ、嬉しかった。

 本当はあのときに、琉架が目の前に立ったときに櫻は振るう刀をとめることができた。琉架のいない世界、なんてもうどうでもよかった。言われるがまま刀を振るって血を浴びれればそのほかはもうどうでもいい。だけど、その考えも琉架の隣で楽しそうにしていた戒音を見て変わってしまった。殺してしまいたい。だから琉架が飛び出してきたとき思ったのだ。ここで殺してしまえば、もう琉架は誰のものでもない。

 そのことはすぐに後悔した。やっぱり琉架には死んで欲しくなかったのだ。そして今はあの傷を見ると少しだけ、嬉しくなってしまう。あの傷は間違いなく消えないだろう。だから琉架もきっとあの傷を見るたびに櫻を思い出すのだ。あれはまるで、櫻と琉架のつながりを示す、徴のようだから。




”『罪と呼べるものか?あるいはただの傷か?』

 『ふむ…そのどちらもです。

  罪にしても傷にしてもひとつの物事をこちら側から見るかそれともあちら側から見るか、あるのはおそらくその程度の違いです。

  うしろめたさを痛みと呼んで差し支えない、そういう条件つきではあるけれど』”




 引用:棘/tweezers  小林大吾   


よっしゃああああああ THE エンドォォォォォォォ

 ってことでゼロイチキングマンドットコムアンダーグランドかけごはんです!!

 当初の目的の毎日更新、全ステータス自己記録更新を達成できたので胸がいっぱいです!!

 ここまで読んでくださった皆様、とうにお気づきでしょうがこの著作は日本を代表する名ポエトリーリーディンガー 小林大吾さんの 棘/tweezers をダイレクトマーケティングするための著作だったんですよ!!!よかったら音源探して聞いてみてくださいね!!誰かがようつべにあげてるかもしれないけれど非公式だから声を大にしてはすすめないよ!

 なろうのことはよくまだわかってないのですがとりあえず調べたところなろう界ではエタる、パクる、という行為が割と忌避されているようですがエタるについては無事に回避できたもののもちろん何もかも完全オリジナルとはいかないのでこの著作にも前書きで述べた知人の作った文章や単語のいくつかを品のいい言葉でいうとお借りしています。

それとデトロイトメタルシティっていうマンガで一番好きなスラッシュキラーという曲から『なぜ生まれてきやがった!』というフレーズをパクりました

あと魔王様の名前出てこなかったんですが 魔王様の名前 望 なんですよ で、櫻ちゃんのお母さんは月 つまり 月を亡くした王様 で望だったんだ!!(この辺も降神というグループのセカンドアルバム名から)

 という感じでそこそこ自分が好きなものを自分なりに消化してぶっこんでるんですが多分みんなそういうものですよね…

 さて、これからしばらくは今までみたいな過去の僕の著作の手直し投稿から完全新規に切り替えて生きたのでしばらく書き貯めタイムに入る予定です

 そして更なる高みを目指していきたいのでゴーバックした際にはまた温かく迎えていただければと思います。

 あと感想いただけたら泣いて喜びます。喜びは涙をこぼします。(倒置法)

さらに毎回言ってますが僕のなろう卒業は僕のなろう処女作クールガールズモノデッドの1000PVオーバーなのでそちらも気が向いたらよろしくお願いします。

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