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詩全集4

ブリキ製

作者: 那須茄子
掲載日:2026/09/25

手のひらで握りしめた

錆びついた金属片が

光を反射して

消えそうな夢を描く


色を

重ねるたびに

軋む音


それでも僕らは止まれない

未来がどうであれ

恐れなんて忘れたふりして

向かっていかなければ

人で無くなる



壊れそうで壊れない

愛のカタチはブリキ製

儚さの中に宿る温度

無限のようで有限な鼓動

バランスを取りながら進むには厄介

僕らの創傷は回復できない


視界の先に映る蜃気楼

近づけば消え

遠のくけど

真実なんていらない

今がリアルならば

手のひらに錆びついた金属片を

握り込めば良い

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― 新着の感想 ―
前向きだけど、ちょっと切なく思えるのは、ワタクスが「ブリキ」と言う単語にノスタルジーを感じるからかしらん  (・・? むかぁーし、缶詰はブリキ製で紙製のラベルを巻いていたのさー  『オズの魔法使い…
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