メイドと忍者
欄ちゃん何のよう?と司君が聞いてきたので、
「司くん。お弁当ありがとう。凄く美味しかったよ。」と言って洗ったお弁当箱を渡すと、
「あーわざわざ持って来てくれたの?ありがとね。」といい司くんがお弁当箱を受け取ろうとした時、
「わざわざ坊ちゃんが受け取る必要は有りません。」と言いながら誰かが私からお弁当箱を受け取った。
誰?と思い受け取った人を見ると、そこにはめちゃくちゃ可愛いメイドさんがいた。
ピンクのツインテールにしていて凄い目立つ筈なのに、髪には全く目がいかない。何故なら顔が良すぎる。顔しか気にならないレベルだ。系統は違うけど、伊吹さんと同じレベルで顔が良い。でも伊吹さんと違ってスタイルもかなり良いな。などとメイドさんの事を観察してると、
「何しに来たんだ奏。」と司くんが聞いていた。
なるほどこのメイドさんは奏さんって言うのか。と思っていると、
「坊ちゃんに会いたくなって来ちゃいました。」と舌を出しながら言ってる。
この仕草ってリアルでやっても可愛いんだ。と思っていると、
「一応欄ちゃんにも紹介しとくか。コイツは、俺のメイド。湊奏だ。昨日の弁当はコイツが作った奴ね。」と教えてくれた。
俺のメイド?司くんメイド喫茶とか行くのか?いや多分リアルな方のメイドかと思いながら、
「初めまして奏さん。私は夜神欄です。お弁当とっても美味しかったです。」と伝えると、
「……美味しいに決まってるじゃありませんか。あのお弁当は、私が坊ちゃんに無限の愛を詰め込んだ究極のお弁当。それをお前みたい見ず知らずの女が食べたなんて許せない。」
………………え?なんかマズイ事になってる?と思っていると、
先程渡したお弁当箱が粉々に砕けていた。
……………もしかして、さっき死憑さんが気をつけろって言ってた1人の脳筋メイドって奏さんの事なの?もう手遅れだよ?と思っていると、奏さんは後ろからモップを取り出した。
そしてそのモップは私に向かって振り落とされるがそのモップが私に当たる事は無かった。
司くんが助けてくれたのだ。
司くんまた助けてくれてありがとう。あのモップに当たっていたら私は多分死んでいただろう。何故なら今の一撃で床が崩れていたのだ。
こんな事ってある?とあまりの出来事に私はこれが現実じゃないんじゃないかと思い出した。だけどほっぺをつねると痛い。現実か。などとやっていると、
「死ね。」と一言呟き奏さんは凄い勢いでこちらに向かって来た。
……向かって来た筈なんだけど?来ない。あれ?てかどこ行ったの?と思っていると、
「下に落としたでござるニンニン。」
と先程の女の子の声が聞こえて来た。
マジでさっきから何なんだろう?怖いな。と思っていると、
「やり過ぎじゃ無いのか命?」と司くんがいうと、
「そんな事はございません。あれがあの程度でくたばるはずでないでござるニンニン。」と言いながら忍者が現れた。
え?忍者?どういう事?と思っていると、
「どしたの欄ちゃん?あーもしかしてコイツ?こいつは、不知火命。俺の家に代々使えている忍者だ。」と教えてくれた。
俺の家に使えてる忍者か。忍者にメイド本当に凄いな。と思っていると、
「拙者の名は、不知火 命。主に使えし忍でござるニンニン。また百鬼では、影の舞台、隠密部隊の隊長を任せられている上位幹部でござるニンニン。」と命さんも自己紹介してくれた。
上位幹部って事は死憑さんと同じか。………………いややっぱり無理だわ。無視しようかと思ったけど、あの喋り方はなに?ござるニンニン?って何?と気になったので聞こうとすると、
命さんの足元にモップが現れ、命さんの体を貫いた。
「え?命さん大丈夫ですか!」と私が咄嗟の出来事に驚いたが、命さんが危ないと思い、命さんの元に向かおうしたが、命さんはいなかった。
あれ?どこ?と呆然としていると、
「拙者なら無事でござるニンニン。」と後ろから命さんが現れた。
え?どう言う事?モップが体を貫かなかったけ?いやでも命さんは無事。どう言う事だ?困惑していると、
「忍法・残像分身の術でござるニンニン。欄殿が見たのは拙者の分身でござるニンニン。」と言ってる。
そんなのあり?え?ここファンタジー世界だっけ?と困惑していると、
「では我が主。拙者はアレを黙らせてくるでござるニンニン。」と命さんが言うと、
「誰が誰を黙らせるって?この私を舐めてんのかあぁぁー‼️」と怒りたった奏さんが現れた。
そしてなんか凄い戦いが始まった。
なんか命さんの動きは正直早くて何にも見えなくて音だけがする。でも奏さんには見えてるらしく攻撃を仕掛けている。
気がついたらどちらも傷を負っていて、
「そろそろ終わらせるでござるよ。」と言い、命さんは何やら印を結び出した。
今から忍法使うのか。てかマジで印を結ぶんだ。と思っていると、
「忍法・音弾の術。」と言うと、司くんが私の耳を塞いだ。
え?司くん⁉️と驚いていると、次の瞬間信じられない爆音が鳴り響いた。
その爆音で辺りのガラスは割れて、奏さんはその場に蹲っていた。
え?如何やってあんな大きな音が出るの?と思ったが理解できない。きっとこれが忍術なんだな。と納得する事にした。そして、
「ク、ソ、が」と奏さんは耳から血を流しながら立ち上がったのだ。
……何で立てるの?耳から血が流れるって鼓膜が破けたって事じゃ無いの?痛く無いの?と立ち上がってきた、奏さんに困惑してると、
「今日はそこら辺にしとけ。」と司くんが一言言うと、
「我が主の命令ならば従うでござるニンニン。では拙者は任務に戻らして貰うでござるニンニン。」と言い命さんは消えて、
「まだ貴方の事認めませんから。」と言い奏さんは、坊ちゃんこれ今日のお弁当です。今日はその女に上げないで下さいね。」と言って帰って行った。
……うーん。昼休みもうとっくに終わってるな。どうしよう?




