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始まり-樹-4
ガチャ
朝食代わりの珈琲を落としていると、リビングに続くドアが開く
ふんわりと、シャンプーの匂いがした
…酒臭さは消えたか
「…シャワーありがと」
…どういたしまして
「しじみのみそ汁、2日酔いに効くぞ」
そう言ってテーブルに置くと、一瞬女の目が輝いた
漫画とかで見る、星の形の目みたいな
…小学生か
「あれ?…あなたは?」
「いつも朝食摂らないから」
「そぅ…」
「…他にも食うか?」
「いい…っていうかムリ」
そりゃそうだよな
気持ち悪くて…食ったら吐くか
テレビをつけ、珈琲片手にソファに座る
今日も、政府の汚職か…
「…あの…」
「ん?」
呼ばれる…食い終わったか…
「昨日って…その…」
あぁ、やっぱ記憶ないか
そして、女の子だもんな
「なんもねぇよ」
「えっ?…」
おっと、もう行かなきゃだ
バッグ持ってっと…
「学校遅れるぞ」
「ちょっ…ちょっと待って!」
玄関で女を待ち、扉を閉める
「…行ってきます」
今日も、いつもの今日が始まるか




