表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/31

4話 Fクラス

グレイが部屋から出るとすぐ近くにミリアがいたが

グレイの顔を見たらすぐにどこかへ行ってしまった。

それを黙って見ていたグレイは若干寂しいと思ったが

すぐに気持ちを切り替えて学校へと向かった


「ふぁ~、まだ眠いぜ」


ミリアに無理やり起こされたグレイはまだ眠そうにしていたが

既に学園の近くにまで来ていた


ここでグレイの通う学園について説明しておこう

学園の名はメカルティア学園、世界でも有名な魔法学校の一つであり

ここに入学した者のほとんどが将来が保証されていると言っても過言ではない。

だがその中にも例外はある。それはFクラス、この学園ではF~SクラスまでありSクラスは優秀

Fクラスは落ちこぼれでありぐれいはFクラスに属している。ちなみにミリアはSクラスである。

学園については今はこのくらいでいいだろう。そんな間にもグレイはFクラスの前まで来ており

そのまま扉を開け一言


「みんなーおはよ~~!」


「ああ、おはよう、相変わらずテンションが高いなグレイ」


今返事を返してくれた男の名はラッシュ=ルーカス

グレイの友人であり唯一のクラスメイトの男である


「そんな~これがいつもの俺だぜ~、だけどやっぱりさみしいなこの教室は

 俺とラッシュの二人だけだぞ」


グレイはそんな文句を付きながら席に着いた。

薄々気づいている者もいるだろうがこの教室には二人しかいない

別に後からクラスメートが来るなどそんなこともなく教室には机は二つしかないのだ


「そんなこと言ったてしょうがないだろ。俺たちはいわゆる落ちこぼれだし

 Fクラスなんて毎年一人いるかいないかだよ」


ラッシュは机に突っ伏しながら気だるけにいった。

その時グレイは今まで座っていた椅子に立ち上がり人差し指を天井に向けて宣言する


「俺たちは落ちこぼれなんかじゃない!ただちょっと面倒くさいから

 Sクラスに上がらないだけだ!!俺たち二人共Bランクだしな」


「ククッ、まあ、そうだな俺たちは面倒なだけだしな。余裕で上がれるだろ」


こんな発言を今までの二人を見たことのある者たちなら絶対に信じない発言をしていた

二人だったが、もう生徒の来るはずのない教室の扉の開く音を聞き

そちらに意識を向けた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ