3話 両親のお願い
朝食を終えたグレイはいま両親の部屋の中でグラン達と向かい合っていた
「いいたいことはわかってるな」
グランは真剣な表情を作りながら聞く
隣にいるエミリーもいつもとは違い真剣表情をしていた
「わかってるよ、学園ではもうちょっとがんばれってことでしょ」
グレイはまたその話かと若干気が滅入っていたが
グランたちには悟られないように答えた
「そうよ、グレイ、あなたならちょっとやる気を出せば
すぐに上にいけるわよ」
「そうだぞ、お前ならお前だったらやれるはずだ
なんてたってギルドランクはミリアと同じBランクなんだからな」
そうグレイは学園ではミリアに言われたとおり落ちこぼれとして
名が通っているがミリアには秘密でギルドランクをBにまで上げているのだ
表上ではだが
ちょっとここで何回か出ているギルドについて説明しよう
ギルドそれを簡単に表すと仕事仲介所である。
仕事には街の掃除から魔物の討伐までなんでもアリだが
それらの依頼にもランクがあり、最初はFから始まりE、D、C、B、A、S、SS、Xと上がっていく
一般的にはBランクからは討伐の依頼を受けることができる。
そしてXランクについてだがこれはギルドの中の上位八名に与えられるランクであり
現在のトップは『武神』と言われている。
さて、ギルドについての説明はこのぐらいでいいだろう。
さっきまでのグランたちの話を意外にもしっかりと聞いていたグレイだが
彼の答えはいつも決まっている
「俺はこのままでいいよ」
これである。その発言にはやっぱりかとグレイに呆れながら
グランたちはため息をついたあとに
「だが、ミリアには教えといたほうがいいんじゃないか?」
「そうよ、ミリアはあなたが落ちこぼれ思って自分がしっかりとやらないとと思っているわ
だから少しでもミリアを安心させなきゃ」
「いや、ミリアにはまだダメなんだ」
「なぜダメなんだ?」
「それは」
「「それは?」」
グランとエミリーは自分の息子のいつもとは違う真剣な表情を見て
息を飲んだ
「今言ってもかっこよくないじゃん!!やっぱりミリアがピンチの時に教えたいじゃん!!」
どやっ!なんて音が聞こえてきそうなほどな顔をつくり答えた
それにグラン達がずっこけたのは言うまでもないだろう
「じゃ、そういうことだから、俺は学校に行くね。バイバーイ」
グランたちが立ち直る前にグレイは部屋を後にした
そのあと立ち直ったグランたちが
「意地をはりやがって、バカ息子が」
「しょうがないわよ、グレイはあんなことを体験したんだから」
そんな会話をしているなんてグレイは思いもしていなかった




