↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/31

13話 ミリア

少々時間は遡り昨日の夜のこと

ミリアはルカを自分の部屋へと招き談笑していたのだが

ルカがふとこんなことを聞いていた


「ミリア、なんでお兄さんのこと無視してるの?」


ルカはさっきの兄に対するミリアの対応が気になったのだろう


「私もあんまり良く知らないけど、弱くても優しそうな

 お兄さんに見えたよ」


「だって兄貴、落ちこぼれだよ。そんなのと話して

 同類と思われたくないよ」


この発言をした時の

ミリアの表情はなにか寂しそうだった

それは友達であるルカにはすぐにわかったようで


「ならなんでそんなさびそうな顔してるの?」


「い、いや、そ、そんな顔してないよ」


「嘘、明らかに動揺してるよ」


ルカの言うとおりミリアの目は泳いでおり視線を合わせようとしない


「私たち友達だよ、何かお兄さんとあったなら言ってみて

 私相談に乗るよ」


ルカは真剣な目でミリアを見つめていた

それに観念したのかミリアはしゃべることにした


「わかった、話すよ。でも、ルカにとったら大したことじゃないと思うよ」


「そんなこと気にしないから話してみて」


「うん」


「昔の兄貴はね。私がいじめられてる時に、私のことをボロボロになりながらでも

 守ってくれてたの。私にとってどんなにボロボロになっても立ち上がって立ち向かっていく

 兄貴はヒーローだった。でも」


「でも?」


「高校生になる前かな、その時以来から兄貴は頼りなくなっていったの

 私がナンパにあった時もかばってはくれたけど相手が年上で強そうだからって

 すぐに土下座したり、学園でも今もだけど落ちこぼれなんて言われても

 ヘラヘラしてる。私は兄貴に憧れてたのにそんな姿を見てるとどんどん兄貴の

 イメージが崩れていっちゃうの、だからもう兄貴を目指すんじゃなくて

 私が昔の兄貴のようになると決めたの」


「ミリアの決意はわかったんだけど、なんで

 お兄さんを無視しているの?」


ルカはミリアに疑問に思ったことを聞いた


「それはね、このまま兄貴と話していくと

 昔の兄貴がいなくなっちゃいそうだから」


「そうなんだ。でもミリアは今でも

 お兄さんのこと好きなの?」


するとミリアの頬が少し赤く染まり


「そ、そんなわけないよ。」


あからさまに動揺し誰でも嘘だとわかるが

ルカは


「そうなんだ、じゃ、ミリアはお兄さんがどうなってもいいんだ」


「そ、そんなのどうでもいいに決まってるじゃん」


「そうか~、なら、ミリアに一つ情報をあげよう」


「情報?」


ミリアはルカの情報という言葉に

首を傾げた


「ミリアのお兄さんの在籍するFクラスは

 ある森である依頼をクリアしなきゃなくなり

 強制退学になるようだよ」


「え・・・・・」


ルカの発言にミリアは呆然となっていた

そのあともルカは何か話しているようだったが

ミリアの耳にはあまり届かなかった


そして翌日なんとか立ち直ったミリアは

グレイ達が受けた以来場所である森に来ていた


「兄貴は頼りないからな、それに死んだりしたら・・・・・」


その理由も簡単、グレイを退学にしたくない

そして何より死んで欲しくないのだ

だがミリアは自分の実力をちゃんと分かってはいなかった

Bランクとはいえまだ下のほうなのだ


「ううん、私が守ればいいんだ」


そう決意したとき茂みから

赤い獣が飛び出してきた。そう、シルバーウルフの亜種である

それは一目散にミリアに襲い掛かってきた

ミリアはなんと避けるがとっさのことで尻餅をついてしまう

そしてジリジリと赤い狼に追い詰められていく


ドンッ


背中が木に当たりもう下がれず腰も抜けてしまい

もう立ち上がれない

だからある願いを込めて叫んだ


「きゃぁーーーーーーーーーーー!!」


『お兄ちゃん助けて』と

そのあとすぐに赤い狼は飛んだ





























「人の妹に何してくれとんじゃぁ~~~~~~~~~~~~~!!」


突如現れたグレイの蹴りによって





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。