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第五話  相棒かぁ…

42体?全体で64体だったから俺たちで16体。合計で64-58だったから残りが8体。えっと全体で15班だったから13班を6体か…?おかしいよねそれだと0体の班が最低でも7班出てくるとなると夕食代めっちゃ浮くじゃん。いやいやそんなことよりその42体も倒した8班が一番驚異的だった。

こっちには特別編入生が二人いるっていうのにその8班の約3分の1しかない。その8班にはなんか髪が七色のレインボーな方がいるし。誰?あの人

「おい、あいつ誰だよあのレインボーヘアーの人」

俺は隣にいた風の噂の地獄耳アーブスグレゴリーに聞いた。

マジで誰?あいつ秘警に入れたんだ。あのチャラチャラさで。

「あれが『毘沙門の阿修羅マンダラ・クロス』こと加倉井頌歌だよ。」

「へぇ~あいつがね。あいつって確か武道とかうまいんじゃなかったけ?」

そう、あまりにもギャップが強すぎる。ギャップが強すぎて何って思うくらい。

だって鼻ピアスして髪は七色だよ。そして舌を出してあたかも「なめてます」オーラが半端ない。

そのくせ肩にかけているのは薙刀だよ。何より長い。槍とも渡り合えるほどに長い。

おそらく持ち手ふくめ3mはあるであろう刃渡りとかも1mありそうだ。もうありゃしなるじゃん。

鞭かよ。

いや、そんなことよりなぜ木村が?あいつってメリケンサック使ってたっけ?

お前はヤクザかよ。

「まぁそんなことより結果発表だよ。おそらく42体って記録も加倉井ってやつの物だろう。」

「知らないのか?木村の二つ名。」

え?アイツに二つ名あったの?なんだよ、あのランク発表の時に言われたのか?

「あいつ二つ名あったのか?」

「ああ、『死刑執行者ハングマン』まぁハングは絞首刑の時に使われるんだが

殺すという事は一緒だろう。」

ハングマンねぇ…あいつも無武器主義者ノーアーマーキラーだろうか。

メリケンサック使ってるしね。あれ、もともと護身用なんだけど威力強すぎてインテリア用が最近多い。ただあの『人を殺す』ことに特化した山なりに尖った形状。

恐らく特注だな。

「んじゃ、おめえらァ!!個人発表と行こうかぁ!!」

個人発表は個人の成績でランク付けしたものである。

恐らく一位は加倉井だろう。二位が服部。

その時は思いもしなかったよ俺の予想が外れるなんて。

「一位はぁ!!!加倉井ィ!!23体」

ここまでは一緒だった。

つぎだ、次が問題だった

「二位ハぁ!!木村ァ!!19体!!」

は?ウソだろ?俺の6倍ぐらい倒してるじゃん。ましてやケルビンは頭脳派だからいいとして、

俺や服部といった特別編入生を差し置いて堂々の二位?ウソだろ?













「はぁ…ちょっと落ち込んだな…」

「珍しいな。自信家のお前がよぉ。」

今日のトレーニングを全て終わって今から部屋に帰ろうとしている真っ最中である。

ちょっと今日の成績発表と明日のトレーニングにちょっと憂鬱である。

「明日ね…まさかの『仲間討ち』とは…」

「しゃあねえだろ。秘警は任務と仲間のどちらかを取るとき迷わず任務を取ることが

どれほど重要かお前もわかってるだろ。」

「それもそうだがまさかのタグマッチとは俺も思わなかったよ。ましてやパートナーがな…。」

「そんなに俺がいやかよ…。」

そう、明日の仲間討ちはタグマッチで班員と組むことになっているが

まさか服部と山之内が言われた時には組んでるとは思わなかった…。

そうなると必然的に薙払と組むことになる。

そして抽選で決められた対戦相手が俺にとっちゃもっと嫌だった…。

「まさか木村と加倉井だとはな…。」

「俺だっていやだよ、大好きな木村と戦うことなんて。ましてや加倉井には勝てるわけねえし。」

俺たちがそういって曲がり角を曲がった時に、七色の髪をした人とボーイッシュな女子にあった。

いうまでもなく加倉井と木村だ。

「おやぁ~?特別編入生のくせに3体しか倒せなかった千ノ字さんじゃぁあありませんかぁ?!」

「うるさい。今は11時だ。寝てるやつだっているだろうが。秘警は個人プレーよりも協調性を必要とするときのほうが多い。講義で習っただろうが。」

「おやおやこれは失敬!!」

「だから うるせえ。」

まったく…こいつが29体も倒したとは思えん。だが現時点でこいつは一年の中でも最強であることは確か、今やったって勝てるわけがねえ。

「幸雄、薙払。一つ聞いていい?」

「なんだよ、隆二かしこまって。らしくねえな」

「パートナーの事なんだけど…。」

パートナー制度。一年は9月までに決めて教員に相棒決定届を提出する。

もちろん変更も可能だがそれは更新して二年待たないとできない。

つまり一年の9月に決めると3年の9月まではできないことになる。

「私、幸雄と薙払には悪いけど加倉井と組もうと思っているの。」

「「…ハぁ?!」」

びっくりしてしまった。今日、一緒に班になっただけでもうパートナーを決めてしまったという事よりも何より、パートナーがこのレインボーヘアーという事だ。

「木村!こいつのどこがいいんだよ!!こいつはただのチャラ男じゃねえか!!」

「でも、少なくとも幸雄と薙払よりは強いでしょ。そのことは確定」

「ムグッ…」

さすがに反論はできないだろう、薙払。お前はノーマルピーポーなんだ。

とはいえ少し俺にもグサッと来たけどな。

「んじゃそういうわけで、失礼!!!」

「「だからうるせぇ!!!」」

俺達二人声をそろえて言った。そうするとむかい扉が勢いよく開いて

ダルそうな目つき、ボサボサの髪、そして着崩れたパジャマに身を包んだ天海先生が

「うるせぇ!!」

…怒鳴った。









「なぁ、千ノ字。」

ノートPCを閉じてもう寝ようかと思った1時を回ったころに薙払は俺を呼んだ。

「なんだよ…。明日も早いから早く寝るぞ。」

「俺はちょっと決めたことがあって、おそらくお前も同じだろうと思ってな

一緒に言おうかと思ってな。」

「せーの」

「「今回は共闘しよう」」

「はは、一緒だったな。」

あの言葉が誘いと答えを表していた。薙払がわざとらしく息を吸った。

まだ言いたいことあるんだろ、俺も同じだよ。

「「加倉井に木村をやるかよ!!」」












合宿3日目この日は一日中『仲間討ち』のトレーニングらしい。

一戦しかしないのに一日使うとはどういう神経してるんだよ。

ルールはただ単に戦うだけ。戦闘不能になるか、教員が勝敗を決めるまで戦う。

マジで死ぬというとき以外は教師は仲裁に入らない。

そしてこの仲間討ちは秘警の中で最もやることが難しく、一番重要である。つまりこれができれば一人前の秘警であるという事である。ということで勝者はこの合宿から帰還ドロップアウトできるというわけだ。

9時からのスタートにもかかわらず俺たちは8時に戦闘アリーナに来てた。

8時50分、チャラチャラしてキマったレインボーヘアーで刃渡り1メートルの銃刀法無視の刀を持った加倉井といつもボーイッシュな髪型に動きやすい服装と昨日とおなじ殺人メリケンサック。

ちょっと遅かったかな。

「どうも、おはようございますぅ!!」

「だからなんでお前は相変わらずうるさいんだよ。」

「幸雄、薙払ごめんね。これは私にとってケジメみたいなものなの。」

「そんなけじめのつけ方嫌だし、木村はケジメつける事ないだろ。」

にしても…丸くなったな隆二。夏休みはいる前は男勝りだったのによ。

「それによ…加倉井、お前殺しキラーだったんだな。」

俺は昨日ノートPCでこいつの実績を調べていた。秘警はそれぞれコードがある。

それでログインすれば新入生の実績がみられる。

それ以上の事はこの風の噂の地獄耳アーブスグレゴリーにまかせる。

「お前は初めての殺しが8歳。それも父親。その後ヤクザに入って殺してきた人15人。仲間の見殺しがおよそ30回。そんなやつに大切な人を任せられるかよ。常識で考えな。」

よく調べたなそんな情報。にしてもこいつの情報ルートはいつもわからん。

「へぇ…よく調べたね。まだ情報漏れがあったとは思わなかったよ。」

こいつの目つきが変わった。ホントに目つきが変わったていうよりは目の奥に合うものが変わった。

そして物の言い方、気迫と殺気のこもった言い方だ。殺る気かよ…本性現したな。

「はいじゃああと一分ではじまるからそこの白線までそれぞれ下がってろ。」

いつものダルそうな目つきではなく何か決心したようなそんな強い心意気のする目をした天海先生。

俺たちは何を思っているのかはそれぞれだ。俺は木村をあいつから離す。木村はケジメだとかなんだとか。薙払は足技使い(ついさっき知ったけど)いつもは靴の裏に凶器のような鉄のスパイクがある。普通の金属板なら簡単にえぐれるらしい。ただ危険なためいつもは上から何かかぶせてるか地面から音がする。鉄スパイク丸だしでおそらく殺る気だろう。

そう思って白線にたどり着きふりむいた時に9時をしらせるブザーが鳴り響いた

どうも、テスト勉強やらで更新してませんでした。

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