思い出
ある日、突然にして神と悪魔の戦争が始まった―――。
その戦いは、どちらが地上の支配権を手にするのか…。
神と悪魔は、その二つの世界を繋ぐ【混沌の狭間】で争っていた。
しかし、その争いは、終わること知らず。
ついには、地上にも争いの火種がまかれた―――。
その日から、数多くの命が消えた。
しかしながら、その戦争はある、一人の人物―――否。
‘’人間”の手によってあっさりと終わる…。
その人物は、神の王と悪魔の王が、一体一で争っている中に入り、その二人の王を‘’殺害”し、その二体の王は欠片となり、
バラバラに散った―――。
その後、犯人はわずか‘’五日”で捕まり、
代表である三つの種族によって、裁判にかけられる。
以降、その者が死刑になったのかは、ひと握りの権力者しか知らない―――。
‘’世界渡り”ドルフ
後の大戦前
――▪️▪️▪️▪️の地――
「▪️▪️▪️―!!」
っと、木に寄りかかり本を読んでいた時、右横から声がした。
僕は横に振り向く。
そこにいたのは、金色の髪をして腕を組み、少し派手に装飾された男と、黒い髪の色をし、コウモリのような羽根をした目つきの悪い男がポケットに手を入れていた。
「珍しいな、お前らが二人揃ってるなんて」
「………、こいつが無理矢理連れて来たんだ…」
と黒い髪をした男は言う。
すると、金色の髪をした男は、「んだとぉ!?」っと、怒り
黒い髪の男に指をさし。
「お前が、なかなか予定を教えてくれないからこうなってるんだろうがッ!!」
「かと言って、無理矢理連れてくる必要あるか?ばーか」
っと口論をし始めた。
僕はそれを止めるために、二人の間に入ろうとした時――。
「あ―また喧嘩してる!!」
と、元気な声が聞こえてきた。
二人は、ビクッ!!と体を震わせその声がした方向を見た。
そこには、青く光沢のある髪、そして、物凄く軽そうな鎧、腰にレイピアを携えてる、気高そうな女の子がこちらに向かって走ってくる。
そして、その子が着いたや否や二人は
「い、いやこれはだなその―――」
「……こいつに無理矢理連れ出された」
「はぁ!?だいたい予定を言ってくれれば―――」
「言ったら連れ出さなかったのか?」
とまた口論が始まった。
それを見た青い髪の女の子は、「うるさぁーい!!」と言って2人を黙らせ、
「だいたい今日は、みんなと予定が合う唯一の日なんだから、グチグチ言わない!!」
「「…はぁい」」
と二人を叱った後、
「それじゃあ、今日も飲もー!!」
と言って我先に歩く。
怒られた二人もやれやれ、と言った感じでその後について行く。
そして、僕はその後ろについて行く―――。
――▪️▪️▪️▪️の森――
ゆっくり、目を覚ます。
あれから、何十年たったのだろう?なんて思いながら、小さな袋に入ったパンを食べる。
「はぁ」とため息をつく。
食料も金もほとんどなく、明日からどうしようかと考えていたら寝てたらしい。
「………」
懐かしい記憶、失いたくなかったあの光景―――。
「行かなきゃ」
約束を果たしに、そして―――願いのために―――。
どうも、霊月です!!
初めてネットに出す小説ですが、いかがでしたか?
面白ければ幸いです。
そうでなくても見てくれてるだけで感謝ですね(笑)
これから、自分なりに出来るだけ早く出せるように頑張るので、応援よろしくお願いしますm(*_ _)m
それではまた!!