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Return Common ~普通に戻るために~  作者: supak (maluco)
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新たな帝顕現

16

メフィストと風上と一緒に基地へ戻ってから1時間がたった――メフィストと勇斗が2人で基地へ戻るのを偶然にも風上真が発見して勇斗が戻るなら自分もと言い出して聞かなかったのでメフィストは渋々連れてきたのだった。

そのメフィストは基地奥へ通じる広間の守りを勇斗と風上に任せると基地の奥へと消えていった。

「なんでお前なんかと一緒なんだ。」

風上が勇斗を睨みながら言った。

「お前がついてきただけだろ?もともとは俺とメフィストの2人だったんだから。」

「そもそもそれが気に食わないのだ!なぜお前のようなやつをメフィスト様はお選びになったのだ。」

「そんなこと俺に言われてもなぁ。」

風上はわざとらしく舌打ちすると

「ここの守りは僕一人で十分だ。お前は下がっていろ。」

「はいはい。わかりました。お任せしますよ。」

勇斗はため息をつきながら扉の奥へ向かった。


17

ところ変わって解放軍基地入口付近。

「玲子、準備はいい?」

「ええ、いつでも行けるわ。」

2人は声を潜めながら話していた。

「じゃあ、カウント3で行くよ。」

「3、2,1、Go!」

2人は勢いよく基地の扉を開けるとできる限りの最高速度で基地内を駆け抜けていった。

そして2人は一際大きな扉の前で止まった。

「奥から人の気配がする。」

「うん、でもこんなとこで立ち止まっていられない。」

2人はうなずくと扉を開けた。


「まさか乗り込んできたのが女2人とはな。しかも片方は一度僕に負けたやつじゃないか。」

風上は奥の扉の前で腕を組んで2人を見ていた。

玲子と凛は相手の言葉に何も返さずに戦闘態勢を取った。

2人が戦闘態勢を取った時にはすでに風上は動き出していた。

目にも止まらない速さで2人に向かって突進する。

しかし、風上が2人に手が届くことはなかった。

「真空の層か。」

「そうよ。あんたがまず突進してくるのはわかってた。これであんたの風を操る能力も効かない。」

「くっくく。僕も甘く見られたものだな。」

「なんですって?」

「Mrたる僕の攻撃法がそんな真空の層ごときで防げると?」

そういうと風上は右手のブレスレットに左手で触れた。

「少し遊んでやろうと思ったが本気で消してやる。」

そういうと風上の周りに大量の風が巻き起こった。

その風が風上を包み込み、風がなくなるとそこには、首の周りに金色の環があり、その環から緑色のマントが垂れ下がっていた。

「風帝の顕現…」

玲子がそう言った。

「その通りだ。風帝の前にはそんな真空の層など無意味だ。」

風上が右手を前に出すと凛の作った真空の層はかき消された。

さらにブレスレットが光ると真空刃が2人を襲う。

2人はなんとかそれを躱す。

「凛、ここは私に任せて。」

そういうと玲子は1人前に立った。

「お前1人が僕の相手をするのか?僕は2人一緒でも構わないぞ?」

「調子に乗るのもそこまでよ。」

そういうと玲子は手の甲辺りまで来ていた服をまくり上げた。

そこにあったのは黄色の宝石の付いたブレスレットだった。

「顕現体を使えるのが自分だけだと思わないでよ。」

そういうと玲子の周りに大量の電撃が出現し玲子を包み込む。

雷撃が消えるとそこには、銀色の環を背中に付け、黄色のマントを羽織った玲子がいた。

「さぁ、始めましょうか。帝同士の戦いを。」


少し短いですが続きです。

今回はついに玲子と凛が出てきます。

しかも玲子は雷帝を顕現するまでになっています。


読んでいただきありがとうございます。

コメント頂けたら嬉しいです。

誤字脱字等ありましたらコメントよろしくお願いします。

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