前へ目次 82/82 流星。 空駆ける天馬 雲のない空 風そよぐ丘 何でもない日の夜 よくある一日の夜 真理を求める者は見る 地に伏した者は見る 抗い戦う者は見る 平和を望む者は見る 空駆ける天馬 夜に伸びる飛行機雲 一線長く残る飛礫 向こう向こうへと駆ける 一つ二つと落ちてくる 見た者は手を合わせる 見た者は争いをやめる 見た者は涙を流す 見た者は立ち上がる 早く早くと急く流星 夜明けの薄明かりに 音なく派手に消えていく 上空何百キロの燃え滓は 音も届けず消えていく 何もなかったかのように