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Re:名。
とある企画で出した詩なので、『Re』とつけました。深い意味はなく、区別するためだけのものです。
忘れられない言葉がある
全てを忘れたとしても
自分だけは忘れたくない
たった一つの言葉
世界でただ一つの
自分が自分である証明
生まれた時に貰う
自分だけの名前
名前は記号だけど
名前は願いだけど
区別するもので
我を表すもので
蔑ろにできるものではない
無視できるものでもない
僕が僕である存在証明
名前を呼ばれた瞬間に
僕の存在が確定する
初めて名を呼ばれて
最後に名を呼ばれる
その余韻ですら僕の
自分の存在証明
小さな小さな言葉が
僕という人間を肯定する




