私はきっと、皆さんと一緒に、平和を掴み取るのです
「葵っ!!どうゆうことだっ!!」
「だって、しょうがないでしょ!?好きなんだもん。」
僕は、隠しといたギャルゲーをお父さんに発見されてしまったのだ。
「何?趣味があっちゃいけないわけ?」
「趣味があるのは悪くない。だがっ!こうゆうものはどうかと思うぞ。」
その言葉に、僕はカチンときた。何も知らないくせに、ミカを、ゲームをけなすなんて許せなかった。
「こんな家、もう出てってやるっ!」
僕は、ゲームを抱いて駆け出していた。
「葵っ!?待っ!」
庭を出る前に疲れてしまったが、どうにか家の前の森まで行った。森に入ったころには、日が沈んで暗くなっていたが、森の奥に潜り込んだ。
そして、そこに座ってゲームの電源を付けた。
「お兄ちゃん何やってるの?」
12階のボス戦に挑もうとしたところで、小さい女の子に話しかけられた。お兄ちゃんか。いい響きだ。
「君は?」
「お父さんが意地悪するからね、逃げて来ちゃったの。」
「意地悪?」
「あのね、瑠美のゲーム取ったの。で、バカって言って走って来ちゃったの。それで、ここに隠れてるんだ。」
似てるな、僕と。やっぱ、こんな小さい子と同じようなことだったんだ。
「ねぇ、お兄ちゃんってお兄ちゃん?」
「は?」
「瑠美の方がお姉ちゃん?」
「何歳?」
「7!」
7歳か、じゃあ3つも年下じゃん。失礼だなぁ。
「ボクは10歳だもん。」
「!!」
驚かれた!失礼だなぁ。
「お兄ちゃんは何でここでゲームしてんの?」
「僕も君と一緒。」
「あっ、あのさ。じゃあさ。一緒にお城に行かない?」
興味のある話だった。城には近づくなと言われていて、行ってみたかったからだ。
「いいね。」
「夜のうちに行こう。瑠美、道知ってるの。」
僕は、瑠美ちゃん?の後を、素直に追った。
「お兄ちゃん、こっから見えるよ。」
「ホント?」
木の陰から覗くと、近くに巨大な城が見えた。
「ほら、ね。」
「ホントだ。」
「中まで行っちゃう?」
「大丈夫なの?」
「瑠美に任せて。」
本当に大丈夫なのかな。
「心配しないで。見っかっても大丈夫だから。」
そうゆうこと!?見つからずに行けるんじゃなくて、見つかっても、大丈夫って?
「行くよっ!」
「待って。」
僕は、走り出した瑠美ちゃん?を追って、走り出した。
「何だお前ら。」
僕よりちょっと年上くらいの、少年に見つかった。
「おじさんは?」
「誰がじじぃだっ!」
おじさん…。くすくす。ふっふふ。
「俺は永希だ。王の子なんだぞ!」
王子?えっマジで…。
「お父さんってうざくないの?」
何!?それ。まぁ、多分…この子も僕達と同じ考えだろうな。
「超うざい。むかつく。」
「じゃあさ。親の名前使ってねぇで、自分達の軍作っちゃおうぜ。」




