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俺の彼女がまさかの魔法少女  作者: 愛板


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魔法少女46

「暴食ノ球根!!!」


「きもい!!」


悪魔に堕ちた食の魔法少女が球根のようなものを召喚しそれを私の方に向かって打ち出してくる。というか球根かこれほんとに!?口ついてるし唾液凄し歯がギザギザしてる!


超キモイ!それに何よりこの魔法はやばい!当たったらまずいタイプの魔法だ。涼ちゃんと同じタイプの!その証拠にあの球根が通り過ぎた空間の魔力が根こそぎ食われてる。これが自分に当たったらと思うとぞっとする。今は大規模魔法を放ったせいで魔力がほぼ底をつきかけているので魔力を奪われるというか食べられると戦えなくなる。ただでさえ省エネモードでこれから数十秒後に到着する優君に魔力を回復してもらう想定で戦ってるんだ。これ以上魔力取られたらマジでやばい


魔力が不足してるから斧も出さずに戦ってるんだよ!?普通にきつい!!


「避けてんじゃねぇ!!」


なんか球根を避けたら食の魔法少女が文句を言ってくるが気にしない当たったら負ける可能性が出てくるやばい魔法なんて必死で避けるに決まってるでしょ!?たださすがにそろそろまずい。というかこの球根あと何個出せるの!現時点でも30個くらいは出てるんだけど!これ全部の軌道予測して避けながら近接で口が生えた拳で殴ってくる食の魔法少女と各当選するのしんどいんだけど!


「ふっ!!」


とりあえず検証の一環として魔力をそこまで込めていない拳で球根をぶん殴ってみる。


「あーくっそ!?やっぱりか!」


拳に宿した魔力が食われた。想像してた通りだ。この球根にある口はまじでただのおまけ!振れたらアウトな魔法だ!ぶっちゃけフェイスよりはかなり優しい性能だけど魔力吸収って普通に強いんだよ!今のところカウンターが物理攻撃か優君しか対抗策がないくらいにね!


「おいおいおいおいおい!!!まじかよ朱雀!!!なんてうめぇ魔力してんだ!!もっと食わせろよおおおおおおおお!!!」


「きっもい!?」


なんか食の魔法少女のテンションがバグった!?ていうか魔力がうまいってなにさ!?魔力に味なんてあるの?


じゃなくて、今は集中しないと。


えーーーと?右右左しゃがむバク転ジャンプ空中で回転着地して転がる逆立ちそのまま手の力でジャンプ......


「きっつい!!!」


これマジで動き出す前、というか悪魔堕ちする前の繭と不意打ちで花の魔法少女を倒してというか撃退させてなかったらマジで負けてたかもね...まさか魔法少女が悪魔堕ちしたらここまで強くなるとは...私だから何とか戦えてるけど他の上位ランカーでも互角に戦うのはきついでしょこれ、現に涼ちゃんやられかけてるし


「てめぇの方がきめぇ!!!さっさと当たれ!!!」


「やだ!焔狗!」


少ない魔力で炎でできた狗を作り食の魔法少女に突撃させる。


「うめぇ」


速攻で食われた...しかも拳にできている口と顔にある口どちらも使って食べてる。おっけぇ...なるほど理解した。中途半端な魔法は食われる。というかこの感じだと漫画とかでよく見る本体が処理しきれないレベルの魔力を込めて相手をオーバーヒートさせるとかは無理だね!たぶん許容量が悪魔堕ちのせいでめちゃくちゃ増えてる。その証拠に境界という現実世界よりも魔力濃度が高い空間の魔力を死ぬほど喰らっておいてオーバーヒートの兆候すら見せてないし球根の数もまだ増えてるからその線で倒すのはあきらめた方がいい、ならこいつを倒す手段は限られる。


1 『獄』で空間ごと焼く


2 優君の『アザミ』で消し飛ばす


3 優君の剣で斬る、優君の持ってるあの剣はやばいからねたぶんやれる


4 天ちゃんの異世界で教えてもらったとかいうあのバグ魔法、じゃなくてバグ魔術で消滅させる


5 涼ちゃんの呪いを全力で喰らわせ続ける


かな?うーん結構候補はあるけど...優君が斬る以外全部時間がかかる...あーもう...風ちゃんがいたらなぁ...あの子の魔法は空間に作用する類のものだからたぶん食べられずに済もんじゃないかなぁ?わかんないけど


ということは優君に頑張ってもらうしかないなぁ...でも大丈夫かなぁ...優君まだ人を殺すのに躊躇しそうなんだよ...


もちろん私も天ちゃんも涼ちゃんも人だった奴を殺すのはできればしたくないけどやらないとやられるから頑張って克服したんだよねけど優君は馬鹿みたいに優しいのだ。そんな彼にできるかな...というか私自身も優君にそんなことさせたくない


「けど...そんなことも言ってられないか...」


すでに球根は50個を超えている。そろそろよけきれない球根が出てきそうな数だ。

けど、何とかなった。


「ーーー再生の炎!」


あーーあったかい。ぐんぐんとすごい勢いで魔力が回復していくよ。


「優君ありがと!」


「どういたしまして!むしろナイスだ朱音!ただし後で説教!!」


「なんで!?」


説教!?なんで説教!?朱音ちゃんなにも悪いことしてないよ!?


「こほん、朱音!情報!」


私が球根を避けながら困惑していると天ちゃんが短く私にそう言ってきた。あ、うんごめん


「敵は魔法少女が悪魔堕ちした人!魔法禁止!当たったら吸われる!本人にもダメ!フェイスの劣化!」


「「了解!」」


「誰が劣化だああああああああああああ!!!!」


さっすが二人!理解が早くてすごく助かるよ!後、食の魔法少女はうるさい!


「優君、剣は?」


「ある!」


「任せた!」


「応!」


ごめんね優君...今は優君主導で進めていくのが一番なんだ。ホントにごめんね




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「任せた!」


「応!」


朱音からそう言われたので遠くにいる涼さんと亘一さんに再生の炎を投げてからクロから降りる。多分クロの体に乗っていても球根は避けれるんだろうけどそれじゃ俺は戦えない、というか俺の剣術はまだまだ甘いところがあるので騎馬、じゃなくて騎乗しながらの攻撃はできないんだよね。


というわけでクロ遠距離でサポート頼む。魔法は吸収されるみたいだから主に風を起こして推進力をくれ


そういう感じにクロに向かって念じるとクロが「がう!」と吠えた。どうやらしっかり伝わったようだ。


「さて、やるか...」


「ふふ、サポートは任せて?」


「うん、頼りにしてるよ天ちゃん」


天ちゃんが後ろにいて前には朱音がいる。あぁ...


「負ける気がしねぇ!!剛樹流 三月優!参る!!」


腰に差した愛剣を引き抜いて俺は前方にいる悪魔堕ちに向かって走り出した。


「んだてめぇ!『暴食ノ雨』!!!」


敵、いや悪魔堕ちしたそばかすのあるだいぶ攻めた衣装を着ているプリン頭の魔法少女がそういうと上空から雨が降ってき「やらせないよ『空間断絶』」


「ナイス天ちゃん!!」


「助かる!!」


あっぶない!駆け出した瞬間にやられるところだった。絶対にあの雨はまずい現にあの雨にあたっている天ちゃんの出した障壁はゴリゴリと魔力が抜けて言っている。いや食われてる?うそだろあの雨当たったものから魔力吸収すんのかよ!そんなんチートだろ!!


......あ、いやフェイスの方がやべぇわ


「よし!魔力全開!天ちゃんカウント!!」


「3」


朱音が球根を避けながら口に魔力を溜め始める。そして天ちゃんもカウントを始める。ははすげぇなあの二人、断続的に襲い掛かってきてる球根を避けながら魔法を使ってカウントもして連携してるよ...さらに遠くから涼さんと亘一さんが走ってくるのも見える。


「2」


「なんだ!!何をすんだ!!!」


「お前はこっち」


そんな彼女たちを注目し始めた悪魔堕ちに向かって全力で剣を振るう。


「は?」


「まずは片腕」


「1」


よそ見をしているからだよ。そうしてもう片方の腕ももらうために二撃目を放とうとすると悪魔堕ちの周りにあった球根が祖語い速度で俺めがけて飛んでくる。


「邪魔!」


とりあえずぶった切る!この程度の速度!師範に比べりゃスローモーションに見えるね!!そうして球根を斬った後悪魔堕ちに再度向き直ると驚愕した顔を浮かべているのが見えた。


「て、てめぇなんだその剣は!?」


「ペーパーナイフ」


「ふざけんな!?ペーパーナイフで俺の魔法が斬れるわけないだろうが!?」


うそをつくことはいけないことなので正直に答えると悪魔堕ちが嘘をつくな!て感じで反論してきたのでとりあえず煽るように首をかしげておく


「0!!障壁解除!!」


「ドラゴンブレス!!!!」


熱い!?!?ものすごい熱が来たのでおもわず朱音の方を見ると口からものすごい勢いで口から炎を吐いてる...えぇ...うちの彼女やべぇ...


「ふざけ!?なんで『暴食ノ雨』が焼かれてんだよ!?」


「えぇ...」


さっき自分で魔法聞かないとか言ってなかったっけ?いやそりゃ一応雨だし、水分なので蒸発するとかならわかるけど見てる感じ雨を焼いてるよね?


そんなあまりにもすぎる光景を見てふと気になったので朱音の魔力量を見てみるとものすごい勢いで減ってるのが分かる...


なるほど...朱音さんや?俺がいるから魔力の残量とか気にせずにぶっ放してるな?


「くっそ!!ほかの奴ら...木の魔法少女はどこ行きやがった!!」


「さっき燃やされてたよ」


「クソが!!やってられっか!!」


悪魔堕ちはそう言った瞬間逃げようとしてきたので即足を切り落とす。


「いや、逃がす分けねぇだろ」


俺はそう言いながら剣を持ちながら悪魔堕ちに向かって歩いていく


「クソクソクソクソクソ!!!!!話が違うじゃねぇか!!あのクソ悪魔どーーーーーガッ!?」


「え?」


「びょあ...」


パーーーン、そんな間抜けな音を立てて悪魔堕ちは破裂して、死んだ。


いやな予感がしたので咄嗟にバックステップをしていたので血をかぶることはなかったが先ほどまで悪魔堕ちがいたところにはぶちまけられた臓物と骨と血が散乱している。


「は?」


あまりにもな事態に思考が停止する。なんだ?なにが起きた?自爆?いやそれにしても脈絡が...そんな素振りすら見せていなかったのに急に?待てあの悪魔堕ちは最後になんて言っていた?悪魔?悪魔と言っていた気がする。ということは...


俺がその場にとどまり思考をぐるぐる回していると俺の前に誰かが来た。


「ーーくん!ゆーくん!!優君!!!」


「あ、ごめん朱音...ぼーっとしてた...」


「いいよ、大丈夫、大丈夫だから」


朱音はそう言って俺を抱きしめてきた。頭を朱音自身の胸に押し付けるようにぎゅっと


「見なくていい、今は何にも考えなくていい...とりあえず帰ろう?」


「ーーーうん...」


空間全体からゴゴゴゴという音が鳴っているのが分かる。どうやら境界が崩れるようだ。


「天ちゃん、門開ける?」


「うーん、無理かな?この境界どうやら崩れたら勝手に外に出されるみたいだね」


「そっか、なら他のお客さんを集める必要もなくなったね...とりあえずここから離れよっか?」


「それがいいね...」


そうして数分後俺たちは境界から脱出した。


はい、というわけで花の魔法少女以外全滅!!!


ちなみにですがクロとシロがいなかった場合、木の魔法少女の悪魔堕ちを止められず、さらに優君が天ちゃんを呼ぶことができなかったら朱音&涼さん&優君&亘一君という戦力だったので余裕で負けてます。


食の魔法少女が雨を降らせ魔力を吸い、花の魔法少女が大規模魔法を使い、木の魔法少女が木を生やして近距離に近づけなくするだけでだいぶきついです。朱音が雨を消し飛ばせたのは天ちゃんが朱音の魔法を使うまでのため時間を作ってくれたからなので天ちゃんがいないと超きつい、優君がどれだけ魔力回復させようと花の魔法少女の大規模魔法の対処で朱音と涼さんが魔力を使うためジリ貧、最初に花の魔法少女と涼さんの魔法が拮抗していたのはたまたま亘一君がバフを使えたからですしもし亘一君が魔力に目覚めてないとやばかったです。なので今回かなり綱渡りで勝ってます。

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