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俺の彼女がまさかの魔法少女  作者: 愛板


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魔法少女36


「家決まったのね、って今日引っ越し?すごい速さね...」


優君が危ないかもしれないとなってからまだ一日しか経っていないのにすでに引っ越しが始まっているとは...長官も本気ね、まぁ人間を境界の悪魔にする方法を編み出した人たちが狙ってるんだ。そりゃ真剣に守りもするか...


というか長官も頑張ってるんでしょうね...おそらく優君が狙われてるなら魔法少女協会でかくまうべきだとかの意見を封殺して優君が今まで通り普通の生活を送れるようにいろいろ手配しているに違いない。さすがに境界の外や目撃者になる民間人がいない場所ですか襲ってこないんだから別にいいだろとか言ってね。

ただ...今回民間人の前ですら奴らが襲ってくると証明された今


「めんどくさいことになりそうね...」


魔法少女協会は世界中にあるのだ。しかもそのすべての境界が境界の悪魔のこと魔力のことを公開したがらない。というか公開することを禁じている。ちなみに理由としては魔力という存在が世界中に知れ渡ったら治安が終わる。とかそんな感じだった気がする。それに今世界は魔法少女というものに依存している。魔法少女がいなくなったらほんとに世界が終わるのだ。そんな魔法少女だが殉職率もかなりやばいのよねぇ...さらに魔法少女がなくなった時のペナルティのこともある。


そんなことが世間にばれたら...まぁよくないことが起きるわよね、ほとんど学徒動員に近いわけだし。しかも魔法少女になれる人もかなり希少なのよねぇ...そのくせ殉職率が高いので私たちみたいな上位ランカーの魔法少女たちは国から死ぬ気で守られている。


他国からの拉致やスカウトに対する守りだけどね、上位ランカーの魔法少女はそのまま国の防衛力につながるのだ。だからこそ国は魔法少女にかなりのお金を渡している。お金はかなり上げるから頑張って戦ってね。ということだと思う。ただし学生に渡すにしては...なのだけどね。ちなみに海外の魔法少女に渡される額はかなりすごいらしい、日本は下から数えた方が早いところだったかしら?


そんなことを考えつつ私はベッドに寝転んでゴロゴロしているとスマートフォンが鳴った。ゆっくりと体を起こしスマートフォンを手に取る。画面には亘一君の名前があった。


「…」


私はなにもみなかった



スマートフォンをポイっと投げて、私は羞恥心で赤くなった顔を隠すように枕に顔をうずめた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「で、朱音何この仕打ち」


「うるさい、人の彼氏と一緒に寝ようとするのが悪い」


「…」


どうも皆さん素敵な朝ですねおはようございます。今現在私こと三月優の腕は血が通っておらず動かそうとしても腕が動いてくれません。というか腕があるっていう感覚すらないです。あれ?これ腕なくなってないよね?


そんな心配をしながら俺は横をちらりと見る。朱音の後頭部しか見えねぇ...いやまぁそりゃそうである。だって昨日俺と朱音は同じベッドで(俺の腕枕で)寝たのだから。ちなみにいいにおいがずっとしてた。ホントに天国にいる気分だった。ただ...本当に寝るタイミング、というかナチュラルに俺の腕を枕にして寝ようとする天ちゃんを見て朱音が急に


「まって?なんで私彼氏を狙ってる泥棒猫に腕枕許可してるの?」


と言ったことが始まりだった。

そのあとのことはまぁ...うん...色々あって天ちゃんはもう一つのベッドをもってきてそこで寝るように決定された。幸いこの寝室にはベッドが二つ置くことができるスペースがあったのでちょうどよかったともいえる。おそらく一人でゆっくり寝る用だと思われるセミダブルのベッドは俺と朱音用のベッドと天ちゃん一人用のベッドに分けられることになった。


そして現在、目覚ましの音とともに目覚めた天ちゃんは起き、ふと俺の方を見ると朱音が俺に抱き着いていてさらに腕枕をしてもらっている状況を確認。この時はまだまぁ付き合ってるしこれくらいはしょうがないと考えてたらしいが同じく目を覚ました朱音がうとうとしながらも天ちゃんの方を見てどうだうらやましいだろ?って顔をしたらしい(俺はその時は爆睡してたから知らない)


そのことが原因で天ちゃんが少しイラっとして朱音のことを問い詰めてるのである。


俺の彼女さん腹黒だなぁ...


ちなみにベッドから離れた位置に作られたクロとシロの寝床からはまだ気持ちよく寝ていたのに...という視線が二つ飛んできている。おい、まて貴様らなんで俺の方を見る、今回は絶対朱音が80%くらい悪いだろ



「はぁーー!!朱音がこんなに腹黒な子だとは思わなかったよ!」


「んーー?天ちゃんこそ人の彼氏のことを好きになってる泥棒猫じゃん!」


「あ、そうだクロとシロにご飯あげないと」


そんなかわいらしい口喧嘩をしている美少女二人を置いて俺はのそりとベッドから起き上がりクロとシロのご飯を用意するために移動を開始する。昨日晩御飯を買うときに一応買っておいたんだよなドッグフード、一応紋章の中にいるクロにこれでいい?と聞くと「まぁ別にいいですけど...」的な感情が含まれた「ガウ...」という声が聞こえたので購入した。


「ほれ、食べていいぞぉ」


そう言いながらクロ用のお皿とシロ用のお皿にドッグフードをザラザラと音を立てながら入れていくするとがつがつと食べ始めた。


うーん、これドッグフード代すごいことになりそうだな...クロモシロも体が大きいので食べる量も多い、なので消費量がすごいのだ。


「あ、優君クロとシロにご飯あげてくれてありがとう!」


「ありがと!!」


あ、なんか二人が口喧嘩をしながら俺にお礼を言ってきた。はいはいどういたしまして。とりあえず今日の朝食はどうしようかな...ほんとは料理のうまい朱音に作ってほしいけどあの調子なので今日は俺が作るか...とりあえず昨日のうちに予約炊飯しておいたお米がしっかりとたけているか確認だな、昨日買ったばかりでちゃんと使えてるか少し怖いし...


そんなことを考えながら寝室から出る。朱音と天ちゃんはなぜかベッドの上でゴロゴロしながら「うみいいい!!!!」「ふにゃあああ!!!」と言いながらほっぺたを引っ張り合っていたのでもう放っておくことにした。あと二人とも薄着のパジャマだったので素肌がちらちらと見え大変良い景色でした。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「よし、ご飯は炊けてる」


カパッと炊飯器を開けてお米がしっかりとたけていることを確認した俺は次に冷蔵庫を開けソーセージと卵を取り出す。


「朝はこんなもんでいいだろ...」


そう言いながら目玉焼きを作りながらソーセージも焼き始める。というかお弁当はどうしっよかなぁ...普段なら昨日の晩御飯の残り物を適当に詰めてるんだけど昨日はみんな疲れていたのでお惣菜で済ませてしまった為何も残っていない


俺はもう一度冷蔵庫を開けるとそこにはほとんど何も入っていない。うーんまぁしょうがないか...スーパーに行ったとはいえほかにもやることがたくさんあったからろくに買い物できてないからな...


「とりあえずソーセージと卵焼き、あとは...あ、ミートボールがあるこれでいいか」


おかずが三つしかないけどまぁ仕方ない。これで許してもらおう





「よしできた」


とりあえず朝食用の目玉焼きができたのでお皿に盛り付けウインナーも目玉焼きの横に盛り付ける。それとお茶碗によそったご飯も人数分テーブルに並べていく。


よし、じゃああとは卵焼きを作るだけだな、パパッと作ってしまおうっと。


そうして卵焼きを作り終えすべてのおかずとご飯をお弁当の容器に詰め込み蓋をせずにおいておく


「降りてこねぇ...」


朝食を作り、お弁当を作り終わったがまだ朱音と天ちゃんが二階にある寝室から一階のダイニングルームに降りてこない...


俺が寝室を出てから15分くらいは余裕で経っているはずなのに...いつまでキャットファイトしてるんだ?うーん、正直あのキャットファイトの中に入っていくのは本能がやめておけって言ってるんだよなぁ...


「けどご飯冷めちゃうしなぁ...」


んー、そうだここから声を出して呼べばいいか


「おーーい、朱音、天ちゃん!ご飯できたよ!!」



ドタドタバタン!!なんか二階からすごい音が聞こえる...ダダダダダダダダ!!!あ、階段を下りてる音だ。いやそれにしても急ぎすぎじゃない?転ばないでよ?


「優君!聞いてよ!!朱音がひどいんだよ!!」


「違う!天ちゃんが悪い!!」


「…」


まだけんかしてたのかよ、あと


「ーーー着替えてきなさい」


俺はなぜかズボンを脱いでパンツが丸見えの二人に向かってそう言った。







「「ごめんなさい」」


「はい、許します」


あれから顔を真っ赤にした二人がすぐに二階に走っていきズボンをはいてから再度一階に降りてきた後顔を真っ赤にして俺に謝罪してきた。ぶっちゃけ眼福だったので別にいいけどこれから同棲していくので少し気を付けてほしい、理性ががりがりと削られるから


「って優君これ作ってくれたの?しかもお弁当も」


朱音がキッチンにあるお弁当とテーブルに並べられた朝食を見てそう俺に声をかけてくる。


「うん、時間あったからね」


「すご~優君料理できたんだ」


「天ちゃん?失礼じゃない?俺一応一人暮らししてたんだよ?このくらいはできるって」


失敬な。というか目玉焼きくらいは小学生でも作れるだろ


「ありがと優君、晩御飯は私が作るね?」


「おん、助かる」


「リクエストは?」


「ハンバーグ」


「ん、了解」


わーい、朱音の作るハンバーグだ!あれ美味しいんだよなぁ、朱音が作ってくれる料理の中でもトップクラスで好きなメニューである。


「私も手伝おうか?」


そうやってやり取りをしていた俺と朱音のことをうらやましそうに見ていた天ちゃんが朱音にそう尋ねる。


「いや天ちゃん料理できないでしょ?」


「ーーお菓子は得意だし」


「お菓子だけね」


あら、天ちゃんは料理苦手の民か。というか


「お菓子は作れるのに料理はできないの?」


「あーうん、あんまり作った経験がないからね」


「天ちゃんのおうちはお母さんが料理研究家の人だからお母さんが料理一般を担当してるんだよ。しかもこだわりが強い人でね。そのせいで天ちゃんはあんまり料理を作らせてもらったことがないんだって」


「そうなんだよねぇ...」


天ちゃんはそう言って溜息を吐きながらテーブルにぐでーーと寄りかかる


「うーん、じゃあ天ちゃん今日は一緒に作ろっか。」


「え、いいの?」


「うん、これからは三人で住むわけだしみんな料理できた方がいいからね」


「あかねぇ~ありがと~」


「まぁ天ちゃんのお菓子はお店で売ってるものと同じくらい美味しいしすぐに料理もうまくなるでしょ」


「うん、頑張るよ!」


うーん、平和だ。さっきまでズボンを脱いでけんかしてた二人には見えない、そんなことを考えていると二人のパンツの色が脳内にフラッシュバックしたのでブンブンと頭を振って記憶から消す。


「え、なに優君急に頭振ってどうしたの?」


「あ、いや何でもないよ。」


「ほんとに?」


急にへんな行動をしたせいで朱音にめちゃくちゃ心配されている。とりあえず言い訳しておこう、さすがに朱音のカルバ〇クラインのパンツと天ちゃんの黒いパンツを思い出していたなんて言えないし


「いや、久々に学校に行くなぁと思ったらちょっと憂鬱になってさ」


「あー、色々あったもんねぇ...確か優君は朱音と風と同じ学校だったかな?」


と、天ちゃんが口に入れていたご飯を呑み込んでからそう質問してきた。


「うん、そうだよって風ちゃんもおんなじ学校だったの?」


「そうだよー、クラスは違うけどね」


「へー、あそういえば朱音とおんなじくらいかわいい女の子がいるってみんな言ってたな...」


あんまりにも朱音以外に興味がなさ過ぎてそういう話題にはあんまり食いつかなかったんだよね、全く知らなかった。あれじゃあ天ちゃんは?


「天ちゃんはどこの学校なの?」


「あ、私?私はね...聖クラリス女学院だよ」


「おっふ」


「まぁそうなるよね」


ちょっとびっくりしすぎて変な声が出ちまったぜ。はーーー聖クラリスかぁ...すっげぇお嬢様学校じゃん、確かクラスメイト(男)が聖クラリスの生徒と知り合いになるために去年の文化祭のチケットを獲得するために奔走していたことがあるくらいこの地域では高値の華たちが集まる学校である。


「ふふ、意外かな?」


「いや全然?」


天ちゃんならあんまり以外じゃないなぁ...むしろ解釈一致である


「ちなみに、優君の師匠である瑠華ちゃんも聖クラリスの初等部にいるよ」


「あ、それも想像通りだわ」


すげぇ俺、この短期間でクラスメイトに知られたら殺されるくらいの人たちの知り合いになってるな


「って優君、天ちゃん!時間!!」


ゆっくりと朝食を食べながら雑談をしていると急に朱音が時計を見て声を上げた。俺と天ちゃんもすぐさま時計を見ると現在の時刻は8時。


「...いそげええええ!!!」


俺のそのセリフとともに学生3人はすごい速度で準備を開始した。って天ちゃん!?時間がないからってここで着替えないで!?目線がそっちに行っちゃうからーーー殺気!?いや待って朱音さん、これは俺悪くないって!!待って罰ゲームは待って!?



いやだああああああ











ブックマーク、評価、感想よろしくお願いします!いまだに一件も感想来てないんだ!

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