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魔王の黒騎士  作者: Gemini
2/7

プロローグ?

狭く薄暗い小屋の中、こちらに近づいてくる足音がする。



カチャリという音とともに扉が開く。


「奴隷! おい、奴隷!」


小太りの男が声を荒らげながら、小屋の中に入ってくる。


「はい。どのようなご用件でしょうか?」


いつもながら、うるさいオヤジだ。だけど奴隷の身なので文句は言えない。


「うるさい! 黙ってついて来い。この愚図が」


お前が呼んだんだろうに。


とりあえずついて行こう。





男の背を追うように移動していると、屋敷の入り口に人影が見える。


「勇者様、連れて参りました」


勇者と呼ばれた金髪の男は豪華な鎧に身を包み。腰に剣を携えている。


そして碧眼の瞳は鋭い目付きでこちらを見ている。



「馬鹿者、勇者イグナス様だぞ頭を下げんか!」


「も、申し訳ありません!」


ぼーっ勇者を見ていると主人に頭を捕まれ下に下げられる。


「勇者様申し訳ありません、こやつは礼儀をしらぬ木偶奴隷でして」


「いや、それは別に構わない。こいつがさっき言っていた奴隷か?」


「はい。いかがでしょう?」


勇者が値踏みるように俺を見る。あまり熱心に見られても困るがじっとしていよう。


「畑仕事が主にでしたので、体力には問題は無いかと」


「ふむ、体付きもよく丈夫そうだ。だが、どうしてこいつは目出しのずだ袋を被っているんだ?」


勇者からの質問にデブは、ばつが悪そうな顔をし俺を見る。


「こやつは顔にそれは醜い火傷の跡がありまして、あまりにも見るに耐えない顔なのでずだ袋を被せております」


正直お前に言われたくない、だが事実だし何もいえない。


「まぁいいか…。それでは彼を貰おう」


「御気に召したようでよかったです。それではそのままお持ち帰りください」


デブはそう言うと俺たちに背を向けて屋敷に戻っていく。勇者と二人にされてしまった。めっちゃ気まずい。


「勇者様、俺はどうすれば……?」


「お前には、我々のパーティに荷物持ちや雑用係として参加してもらう」




まじかよ。

のんびり更新します

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