増えるお食事処 & 魔法の応用とデータチップ
「海のお食事処:船宿」では、ピーターやセンと一緒に 楽しくお料理三昧。
生の海鮮の下ごしらえが苦手な私やピーターの為に、りょうくんが魚をさばいたり、その他の生物の調理も引き受けてくれました。
その手さばきをじっと見つめ 生もの下処理などを覚えたのが「料理特化型ロボット」セン。
さすが 料理特化型でロボット工学と魔法との融合によって生み出されたニュータイプ。
学習速度が速い!
順調に料理の腕を上げていきました。 ウムウム余は満足じゃ♪
◇
せっかくなので、料理を食べに来ないかとシバとフェンを誘ったのですが、
「牧場から海は遠いから、家畜たちの世話と牧場の見張りもあるから無理、できた料理をジテコで送ってくれれば味を見ても良い」、との返事が。
ちなみに、初めてグッピー妖精を送ったとき、こちらからグッピー妖精の目を通して見ていたら、
フェンとシバは 侵入者発見とばかり 空中に浮かぶグッピー妖精にとびかかったのよ。
あーびっくりした。 怖かった。
さすが 神獣だけあって 動きの素早いこと
彼らから少し距離を置いた場所に妖精を転移させておいてよかったわ。
あわてて グッピー妖精から私の映像つき念話を送って 説明した。
(私からは、テレビ電話のように 自分が話す姿を音声に載せて送ることにしたの。
その時には グッピー妖精の体が大きくなって グッピーのおなかがモニター画面のように
話している私の姿を映し出すのよ。すごいでしょw)
シバとフェンは 互いに 座って顔を見合わせ、
「なんと面妖な」フェン
「ずいぶん変わったものを作ったんだね」シバ
と話し合っている姿が グッピーの目を通して 私からは見ることができた。
「それで こちらからは、どうやって送信すればいいのだ?」フェン
「えーっと 今のところ 眷属妖精は 私からそちらに送る分しかない。
この子は 私が作り出した妖精だから、この子を通して 私はそちらの様子を見たり聞いたりできるし
私の眷属魔法を使って 私の話す姿と声を、その子のおなかにに映し出してそちらに送ることはできる。
あと、映像無しで 声だけ送ることもできるよ。」
「そうか 新しい技を覚えたんだな(ね)」フェン&シバ
「うん」
などと言ったやり取りを経て、
何度か ジテコに載せて、こちらで作った料理を送り出しました。
(シバとフェンは 牧場のある山の裾のまでくれば、本宅にいる私と念話でやり取りすることができます。
あるいは 私がジテコで ある程度山へと接近すれば、山頂近くにいる彼らと念話で会話ができる。
その点 グッピー妖精は、敷地内のあらゆる場所に転移で飛ばせるので、対象者と自分との距離に関係なく 会話も 私からの視覚的情報収集もできるのが便利)
ちなみに ジテコもまた スクーター型をしたロボットなので、
ジテコに載せた「おかもち」を降ろして、その中に入っている料理の皿を 神獣たちの前に置いたり、
神獣たちが食べ終わったあとの空の皿をおかもちにしまって、再びジテコに載せるのも、
牧場に常駐している 白系ロボット「羊舎1号」でした。
※(「おかもち」というのは、食器に入れて料理を出前をするときに、
食器から料理がこぼれたり、運送時の揺れにより料理が崩れたりしないように工夫された四角い箱です。
軽くて丈夫な箱の中には仕切りがあって、自転車に乗って配達する時の揺れが 内部の食器に影響しないよう、いろいろと工夫されていました。
昔は木製の取っ手付きの箱だったり、蓋つきの桶ににとってをつけたようなものもありました。
たしか 「渡る世間~」のおかくら(ラーメン屋)、とか ふるーい時代劇で 良いところの奥様が料亭からお食事をお取り寄せするシーンに、出ていたような気がします。 ※
いやぁ 羊の世話だけでなく、神獣のお食事係もやってくれていたのですね 羊舎1号は。
(3年間 食っちゃ寝の魔力核育てに集中していたので、そこまで気が回ってなかった私 (;'∀')
なんやかんやと、最初に打ち込んだ包括的コマンドに基づいて
細かい部分の処理は うまくやってくれていたみたい。
まあ 初期設定は 想定しうる事態は細大漏らさずカバーすできるよう包括的に
しかも細かな不具合も検知してアラームを鳴らして迅速に対処するシステムに設計したからなぁ。
と、自画自賛しておこう(爆))
◇
そして 最近 彼らに料理を送るよ~と、グッピー妖精を送った時に言われたのが
「目刺しや刺身よりも 早く肉料理が食べたい!
いつになったら こちらにも 料亭を建ててくれるのか?」だった。
魚の骨がのどに刺さる心配のない海産物といえば どうしても 刺身か、3枚におろしたあとの切り身の干物か 目刺しになってしまう。
(魚肉のそぼろとか、シーチキンのように、完全に骨を取り除いたあとのほぐした身の調理品といった
ものすごく手間のかかりそうなものは、まだ手を出しておりませんでした。(;'∀') )
私が すり身や練り物をあまり好まないので、それらを作らなかったというのも 物足りなさを助長したのかもしれないが。
というわけで、「船宿」でのお料理三昧には いったん一区切りをつけることにした。
◇
シバとフェンの為に 肉料理メインのお食事処を作りに 牧場の方に行くと告げると、
りょう君が 川魚などを淡水の産物を使った 調理場も欲しいと言い出した。
確かに、川は シバ達が居る山の牧場から、淡水湖を経て 海までつながっている。
だから いつまでも「海辺のお食事処」にいたら、淡水湖と川全体の管理や淡水産の産物の調理には不便だろう。
というわけで、りょう君の為のお食事処の建設も約束した。
「わしの為のお食事処には、保存食を作る時に寝かせたり、モノを保管する場所を 広めに付けて欲しい」りょう君
「たしかに「なれずし」は熟成させるのに時間がかかるし、
「焼き鮎」を作るのも 専用の燻製器のようなものがいるのだったっけ?」
「うむ、道具は マジックバックというのか?、お前さんたちの言葉では、
まあそういう類のわしの保存袋に入れて持ち歩いているのだが、
しかし 一つ所に落ち着いて 調理するとなれば、そういった道具類も使いやすい様に置いておきたいしな」りょう君
「わかりました。
じゃあ りょう君がイメージする調理室や保存場所付きのお食事処の設計図とか 用意していただけますか?」
「むしろ、お主が 眷属魔法を使ったロボットを産み出す時に わしの知識をそのロボットに埋め込むというのはどうだ?」
「えっ??」
「眷属魔法を使えるのは 海坊主だけではないぞ」りょう君
思わず ピーターの方も見てしまった私。
「あ、僕も使えなくはないけど こっち来てからは使ってない。
そもそも 最近は 海に潜ってないから」ピーター
ますます疑問が湧いたが、それは 脇に置いといて・・
「それで 眷属魔法を使ったロボットを産み出す時に どうやって りょう君の知識をそのロボットに埋め込む予定なのですか?」
あらためて りょう君の方に向き直って尋ねた。
「お主が、ロボットにお主の眷属魔法をかけた後、続けて、わしが知識伝授の魔法をかけるのだ」
「あるいは、お主が産み出した眷属妖精にわしの知識を伝授して、その知識を お主のロボットに埋め込んでもいいぞ。
その場合 お主が産み出した眷属妖精の元となった生物は死んでしまうがな。」
「死ぬの確定ですか?」私
「そもそも眷属にできるのは 魔力を持たぬ生物だ。
タダのメッセージ媒介役ではなく 一度はわしの知識を与えて保管させて、取り出すとなれば
必然的に そのものの生命力は消費されてしまうさ、負荷に耐えきれずに。」りょう君
「なるほど」
「少し試してみたいことがあるので、少し待ってもらえますか?」
「よかろう、 お主もいろいろと大変そうだな」りょう君
◇
家に帰ってから 記録保存のためのデータチップを用意した。
そして、うちの庭にいるメダカたちのうち 一番元気よく体の大きいものを選びだした。
このメダカたちは、私が こちらの世界に「家ごと転移」してきたときに一緒に来た庭の水槽(というか庭に埋め込んでいた大型ポリ容器)の中で生きていたメダカたちだ。
転移に耐え こちらで3年以上も生きているのだから、たぶん いろいろなことに耐久力が付いているだろうとの仮定にもとづき、このメダカを 私の眷属妖精にした。
そして 眷属妖精用の飼育箱の中に入れて 私のマジックバックの中に収納して
りょう君のいる川船まで 転移した。
(明確に場所が分かっているときは そこまでスクーターで走るが
場所はよくわからないが 確実に会いたい人の所に移動するのは、転移が便利だ。
つまり 会いたい人をイメージして その人のそばに転移すると念じて移動するの。
一応 私は超人になったので 魔法が使える。
今まで そのことを ほとんど意識してなかったけどw
これからは もっと積極的に使っていこうと思う。)
◇
「おー だいぶ、魔法を使うことに慣れてきたようだな」
りょう君は 淡水湖から 海側に川が流れだすあたりにある 彼専用の船宿(彼が自分で用意した小ぶり住居)の中にいた。
(もしかして この建物は、彼のマジックバックに入ったまま異世界から運びこまれたものだったのかしら???)
それは アヒル小屋の対岸にあった。
「まだまだ 慣れないよ、やっと自分が魔法も使えるようになっていたことを思い出したって感じ」
「そかそか 新しい世界に踏み出したのだな。良いことだ」りょう君
思わず返事に困ってしまった私。
「それで どうした。」りょう君
「えーっと 眷属妖精に あなたの知識を、伝授ってコピーするってことだよね?」
「コピーね ハイカラ語では そういうのか。」りょう君
「ハイカラ語って」
「いや カタカナ語というよりは 響きが良いのではないか」りょう君
「まあ 確かにそうかもしれない」思わず吹き出しそうになった私。
◇
私は メダカ妖精を取り出し、腹側にあるうろこの1枚にチップを貼り付け、そこに りょう君の知識をコピーするようにお願いした。
「できるだけ おなかのあたりにお願いします」
「ん? 今張り付けた かけらのようなものに 知識を注げばよいのか?」りょう君
「そうしていただければ助かります。
私も一緒に伝導魔法をかけて、そのチップに あなたの知識を焼き付けますから」
「なるほどなぁ」りょう君
「なるべくゆっくり目・ソフトにお願いします」
「ゆっくり目とは どれくらいの速さだ?」
両君の質問に
私は 両手の動きで速度をしめしながら「こんな感じ」と答えた。
「よかろう。
では いくぞ!」
りょう君は 自分の料理関連の知識・経験を、眷属魔法を使って メダカ妖精のうろこに張り付けたチップめがけて送り始めた。
私は 魔法を使って送り出されら情報を電気信号にかえて 眷属妖精の腹に着けたチップに焼き付けた。
そのとき りょう君が送り出した情報が、そのまま私の中にも入ってきた。
「これで終わりだ。
なるほど 送り出す情報をそのようにして収束させれば、
眷属妖精の全身を使わずとも うろこ1枚分ほどの チップとやらに収納できるのだな」
りょう君は言った。
「このデータチップが ちゃんと稼働するか、家に戻って確認しますね。」
「結果が出るのを 楽しみに待っているぞ」りょう君はそう言って、お土産に、ノリの佃煮を出してくれた。
「これは 海のりでつくったものだが、よかったら 家で食べるとよい」
ありがたく いただいて帰った。
◇ ◇
・金太に言って ノリをおにぎりの具にしてもらったが おいしかった♪
ちなみに 金太に おいしくおにぎりを握るコツを習得させるのがどれだけ大変だったことか><
1年以上かかりましたもんね。
「見て覚えて 工夫しろ」が通じない人とロボットに 細やかな加減を覚えさせることはむつかしいです。꜀( ꜆-ࡇ-)꜆ぐったり…
何でもかんでも言語化したり 魔法を使わず人力のみで「0と1」のデータ化することのむつかしさ・・orz
◇ ◇ ◇
・あっ そうそう、グッピー妖精に使ったグッピーは 生きてます!
お仕事が済んだら、もとのグッピーに戻しました。
ちなみに 眷属妖精にするために使ったグッピーは、実は前の世界で庭の池で飼育していたグッピーたちの子孫です。
地球温暖化のおかげで うちの庭では、グッピーが屋外で繁殖していたのですよ。(笑)
最初は 室内の ちゃんとした飼育セットの中でグッピーを買っていたのですが、繁殖して 繁殖して
60㎝水槽3つ分まで増えてしまったので、庭の一画に大きなポリケースを埋め込んで、そこにたっぷりの水草と一緒に入れたら 年中屋外で育つようになりました。
夫は負けじと メダカを飼い始めましたが(笑)
水草だけでなく、湿地で育つ草花も育ちました。
スイレンや蓮だけでなく 食虫花も お庭のビオトープに仲間入り。
最初の頃は、 食虫花は 苔と同じで、湿度調整・温度管理しながら、室内で育てるものだと思っていたら、
お庭ビオトープでも育つと気づいた時には、びっくりしました。
・すでに 庭の池にグッピーがいるのに、なぜ魔法通販で 新たなグッピーを買ったのかというと・・
ハイ 自分ちにグッピーが居るのを忘れてました。
通販でお取り寄せしてから、この子たちが繁殖したら、庭の池に放そうと思って、
久しぶりに マイお庭の池を見て、わぉ! 10年20年とうちの庭でグッピーが繁殖し続けていた!
と気づいたのでした。
転移前でも、メダカたちは 時々水面近くまで上がってくるので、生きているのは知ってましたが
グッピーは わりとと 池の真ん中より下の方にいることが多くて、水草の影になって見えないことが
多かったので、生息状況を 正確には把握していなかったのでした、(;^_^A
たまに見かけて お~ まだ生きてる! たくましいなぁ、と感心しつつ
「これからも たくましく生きろよ!」と 応援してましたけど (;'∀')
ちなみに 魔法通販でお取り寄せした子たちは、我が家のリビング・お手洗い・洗面所それぞれで悠々と生きとります。
それぞれの体色が引き立つように、水質等との相性も考えて、庭の池から持ってきた水草と一緒にアレンジしました。
まずは 番たちに繁殖してもらって、それから 徐々に 一部を庭のグッピーと交配したり
屋外池への引っ越しさせようと考えています。
グッピー♂というのは、♀の出産時に、♀の後ろをついて泳いで、♀が産み出したばかりの稚魚をパクパク食べる!ことがあるから、自然に 飼育槽内の頭数管理ができてしまうという、恐ろしい現実><
だから 水槽から水槽へのお引っ越しを計画的にさせない限りは、一定数以上には増えないグッピーではあります。
室内の水場に水槽を置いておくと、水質管理もしやすいし、毎日 一定時間ごとに何回かは その生育ぶりをまじかで観察することができるから、リビングに置くよりも、生態観察には向いていると思います。
リビングでは、「きれいだなぁ」と遠目に鑑賞したり、通りすがりにチラっと見るだけになりやすいですから。
このあたり その人の性格とか生活習慣によっても 違うだろうとは思いますが。




