第19話 目覚め
目が覚めた。
体が動かない。
なんと 体が椅子に固定されていた。
もぞもぞと動くと、バンドがの金具が外れ、バンドの部分がシュッと引っ込んだ
どうやら両端に巻き込むように収納されたらしい。
腹筋を使って 頑張って体を起こした。
コンソールが見えた。
そうか 私は セット魔法の同時掛けで 魔力を限界まで使って気絶したんだ。
ここは コントロールルームの中だった。
◇
よく見ると コントロールルーム内の様子が少し変わっていた。
事典君を開けると・・
○「ちゃっちゃらっちゃらーん チュートリアル期間終了~~」
○「いろいろがんばったで賞
コントロールルームのバージョンアップ~」
(なるほど スクリーンもコンソールも拡大しているね。
ていうか 部屋そのものがおおきくなってない? よくわからないけど。
書棚のファイル類も増えているような・・)
○「欲張ったで賞
今までに拡張・増設した施設とその内部にあるものの
・消費エネルギー無償化(永続)
それに伴い各施設に、魔力バッテリー2個をプレゼント~
発電した電気を魔力に転換して活用してね!
・自動クリーン&補修無償サービス(永続)
(これは正直ありがたい!
家が広くなると 掃除や手入れが大変だから。って思ったら、
魔力バッテリーから 私に魔力の補充ができたらいいのに!)
〇食品以外の物の時間停止&自動補充倉庫 プレゼント~~~!
(やった! これで 衛生用品とか洗剤とか もろもろの補充を心配しなくて済む!)
○「空間倉庫ー時間停止ー」の容量を無限大に拡張~~♬
(空間倉庫の容量が無限大になったのなら、使わない備品を全部収納して、ほこりよけに使おう!
でも収納する前に ちゃんとナンバリングして目録を作っておかないと 行方不明になっちゃう)
○「これまでの リサイクル・リユース努力をたたえます。
(あなたのこれまで居住区画に蓄積された リユース・リフォーム待ちの雑品の量の多さに呆れました!
きちんと仕分けした上で、山積みとは!)
2階に繊維製品の時間停止倉庫と再生・コピー機を設置したよ。
がっつかずに ぼちぼち利用してね 」
(へっ? もしかして 服とか増殖してくれるの? だったらうれしいな。
機織りとか縫製まで やらなくて済むのは まじ助かる。
一応 機織り機は私もってるけどw
趣味でやるのと必要に迫られてやるのは違うからなぁ。
にしても、リユース・リサイクル待ち物品の多さを 異世界のシステムにもあきれられてしまったよ。
まあ 元の世界でも 人には見せられない量だとは思ってたけど。)
○「チュートリアル終了記念
今後のコースを選択してね
特典タイプを選択してね
ご褒美特典を上手に活用してね
これらは 期間制限はないから、ゆっくり考えて使ってね。」
という映像が流れて 消えた。
◇
(コース選択についての話は またあとでするとして・・)
そっかー 引っ越し祝い期間というのは チュートリアルだったのかぁー
なんとファンタジーな ゲームのような・・
とりあえずは食事・・ おなかすいたー
◇
というわけで、「冷凍充停」から、思い切って ミートスパゲティを取り出しレンチン、
コーヒードリップをセット。
「食充停」から お水のペットボトルを取り出し、
水を 氷入りのコップに注いだ後は、そのボトルを普通の冷蔵庫に入れた。
私は ふだん 水道水を沸騰させて 湯冷ましにして利用している。
ただ 今は 体がだるくて おっくうだったのだ。
(明日になったら、今日取り出した分が、ちゃんと補充されていますように!)
普通の冷蔵庫から 使いさしのポッカレモンを取り出して、水のコップに滴下。
レモン水を飲みながら スパゲティを食べ終わるころには
コーヒーができていたので、それを、冷蔵充停から取り出した牛乳でわって飲んだ。
これぞコーヒー牛乳。好みの銘柄のコーヒーの香りと味わい
牛乳の栄養、ノンシュガー。適度なカフェイン♬
あと 贅沢気分で、冷蔵充停の中のイチゴのパックから、果実を2粒取り出して食べた♡
◇
まだまだ 体はだるかったが、念のため コントロールルームの接続状況とアラームチェック、急ぎの要件&課題の有無を確認し、
今日は 疲労回復日に当てた方がよさそうだと判断。
つまり 敷地の防御バリアも建物・施設の防御設備もきちんと機能し
施設内の生物たちも問題なし
お世話ロボット達も機能している。
電力・魔力、どのバッテリーも満タンだった。
なんと プレゼントで追加された魔力バッテリーも!




