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58〜62
No.58
「付き合ってくれるの?」
冗談のつもりで言った言葉に
いいよと言った君は知らない
君が私の本命なこと
No.59
付き合ってくれるの?
冗談のようなその言葉に
「いいよ」と言ったら君は目を輝かせた
「ごめんね」
遊びで付き合って
No.60
「貴方のためなら
一緒に堕ちてあげる」
だから貴方の全てを頂戴
No.61
雨に染まった午前3時
消された記憶の空き容量が
透明な水で満たされていた
No.62
半分ずつイヤフォンを分けた友達は
もう隣にはいない
ここに残ったのは
片耳分の空白だけ




