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日々の隙間に恋を挟む
私はいつも
あなたといると少しだけ緊張した
それはきっと
少しでも良く見られたかったからなんだけど
そんな時に限ってグラスを倒し
情けない小さな水たまりを
つくりあげてしまったりした
普段は私の側に
あなたがいるということはなかった
それはきっと
流れる星に願っても届かない
どうしようもない状況で
だからと言って心だけは
いつも一緒だから大丈夫だよって
それがもたらす効果とは
誕生日が来て
気分が生まれ変わって
そこに存在しないはずのあなたの眼差しに
恥ずかしくないような自分でいたいって
繰り返される同じ雑務に手を動かしながらも
頭はあなたに関することでいっぱいで
私は日々の隙間に
恋を挟む




