魔導運動会開催!
グラウンドには巨大な魔法陣。
観客席は満員。
教師陣は真顔。
そしてユウトたちのチームだけ、なぜか空気が不穏。
「なぁ……普通に走るだけだよな?」
ユウトが確認する。
「魔力をバトンに流して、次に渡すだけだよ?」
ミアが笑顔で言う。
その“だけ”が一番危ない。
⸻
第一走者:ミア(爆発系ヒロイン)
「いっくよー!」
スタートの合図と同時に、ミアの足元で魔力爆発。
ドンッ!!
土煙。
観客席「おおおお!?」
ミア、速い。
速いけど。
「ちょ、地面えぐれてる!?」
審判が青ざめる。
ゴール手前でブレーキ失敗。
バトンをルナへ――投げた。
「投げるなあああ!?」
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第二走者:ルナ(理論派)
空中でバトンを受け取り、華麗に着地。
「想定内」
とか言いながら走り出す。
完璧。
……のはずだった。
「魔力流量、微調整……あ」
バチィン!!
魔力逆流。
ルナの周囲だけ重力が反転。
「なぜ上に走っているの私!?」
観客席爆笑。
なんとか軌道修正し、セリナへ。
⸻
第三走者:セリナ(天然枠)
「が、がんばります……!」
走る。
遅い。
真面目。
だが真面目すぎる。
「え、バトンに魔力込め続けるの?ずっと?」
込めすぎ。
バトンが光り始める。
「それ爆発前兆――」
ポン。
煙だけ出た。
地味。
観客席「……」
セリナ「すみませんっ!」
⸻
第四走者:フィオナ(優雅系)
「お任せください」
流れるようなフォーム。
速い。
美しい。
完璧。
……に見えた。
「……あら?」
足元が凍る。
スケートリンク完成。
そのまま華麗にスライディング。
ゴールラインを滑り抜ける。
観客席「芸術点高い!!」
⸻
アンカー:ユウト
「結局俺かよ!」
ボロボロのコース。
凍結地面。
謎の重力残滓。
「こんなん聞いてねぇぞ!」
だが走る。
髪ツンツン、悪そうな笑み。
「全部まとめてぶち抜く!」
魔力を一点集中。
地面を蹴る。
爆速。
教師陣がざわつく。
「おい、あれ本気じゃないか?」
最後の直線。
しかし――
前方にミアのえぐった穴。
「……は?」
ジャンプ。
空中でバランス崩す。
その瞬間、ルナの残留重力が発動。
上へ。
「なんでだよおおお!」
ユウト、宙を走る。
観客席、大歓声。
そのまま空中からゴールラインに落下。
ドン!!
砂煙。
静寂。
審判「……記録、二位!」
「二位!?」
なぜか大健闘。
⸻
続いて応援合戦。
ここからが本当の地獄だった‥
⸻
ミアの応援
「いっけえええええ!!」
魔力拡声。
音圧で相手チームがよろける。
教師「音量制限して!!」
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ルナの応援
戦術的応援。
「今のタイミングで風魔法支援を――」
なぜか相手チームに追い風。
「え?」
ユウト「裏切った!?」
⸻
セリナの応援
「が、がんばってくださいぃ!」
なぜか回復魔法発動。
相手チームが元気になる。
ユウト「敵を癒すな!!」
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フィオナの応援
優雅に氷の花演出。
美しい。
幻想的。
だが。
足元が再び凍る。
転倒者続出。
教師「やめなさい!!」
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セシリアの応援(男の娘枠)
可憐なダンス。
可愛い。
観客騒然。
男子陣が沸く。
女子陣も沸く。
場が制御不能。
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最後。
ユウトが中央へ。
「お前ら……応援になってねぇ!」
「でも――」
五人が並ぶ。
「楽しかったでしょ?」
ユウト、ため息。
そして笑う。
「……まぁな」
観客席、大歓声。
教師陣、頭抱える。
こうして。
波乱だらけの魔法リレーと応援合戦は――
伝説として語り継がれることになった。




