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夢の世界  作者: 柚子桃しずく
13/13

厄介な悪魂

リッキーたちは女神様に会っていた。


「女神様、何かお悩みがあるのですか?」

「どうしてそんなことを聞くのですか?」

「実は先日の夢での戦いは、女神様の夢だった

 のです。」

「わたくしは、もしかして悪魂に取りつかれてたの

 ですか?」

「はい。」

「なんと……。」

「なにか心当たりがあるのですか?」

「いえ、ありません。」

「ところで女神様、ぼくたちが納めているボトルは

 どうなっているのでしょうか?」

「それは……わたくしが、いただいてますよ。」


女神様の声が突然変わった。


「えっ?」


女神様は黒女神になってしまった。

リッキーたちは驚いている。


「どうなっているんだ。」

「とりあえず、今はどうにもできない。」

「そうだな。いったん戻り女神様の夢の中に

 いってみよう。」

「そうしよう。」


妖精たちはみんな戻った。

そして葵たちに女神様の話をして夢の中に

行くことにした。


葵たちはすぐに眠りにつき女神様の夢の中に

いった。

相変わらず、葵は早かった。

次から次へと夢の中にきて、ようやく全員

そろった。

女神様の夢の中は今までとは違う感じがした。


「なんで女神様がこんなことになってしまった

 んだろう。」

「とりあえず、悪魂をやっつけないと。」

「でもこの量はすごいな。」

「みて!悪魂それぞれに人がいるよ。」

「まじか。」

「あの、中心にいる悪魂が女神様だ。」

「少しづつ倒していくしかない。」


葵たちは覚悟を決めて作戦通り、戦い始めた。


「葵、すごいね。みんな息がぴったりだよ。」

「あたりまえだよ。リッキーたちが女神様のところに

 いっている間に作戦を練ってたんだから。」

「でも、なかなか倒せないね。」


「ぼくたち妖精も今回は全力を出さないと倒せ

 ないよ。」

「少し弱まっているけど全力で戦うよ。」

「そうだね。」

「じゃあ、ぼくたちも本気でいくよ。」


リッキーはそういうと葵にいつも以上のパワーを

おくった。

葵は力がみなぎっていた。

そして、いつもよりすばやさがアップした。

葵は悪魂に拳銃でうってみた。すると、ビーム

のまわりに炎がまとわり破壊力がすごかった。

リッキーは炎を操っている。


「リッキー、すごい。」

「葵、まだまだ行くよ。」

「うん。」


葵とリッキーは戦い続けた。

一樹とマークも全力で戦っている。

一樹が短剣を悪魂に切りつけると、土が盛り上がり

悪魂が動けなくなっている。

マークは地を操っているようだ。


悟は大砲を担ぎながらうっているがいままでとは

破壊力がちがう。

しかも、ナイルの力で氷の柱で悪魂を囲いそこに

大砲をうっているから何体も倒すことができている。

ナイルは水を操れるから氷も操れるらしい。


美月さんはペガサスに乗りながら、魔法を使い

攻撃をしている。

今はシャルの力で雷を操り、いかずち攻撃

ができるようだ。

誰かが危ないときはシールドで守ってくれている。


万里香は援護で、遠くから弓で攻撃をしている。

ラミーが風を操れるので弓をうつと弓の周りに

風がまとい、撃ち込んだあとは竜巻に変化し悪魂は

竜巻に飲み込まれている。


妖精たちはみんなそれぞれ属性をもっているようだ。

『炎・地・水・雷・風』の5種類の属性である。

それにより葵たちはパワーアップしている。

時間はかかったが、すごい数の悪魂を倒すことができた。


そして最後の悪魂、女神様だ。

手強そうだ。

みんなそれぞれ戦いはじめた。

女神様の悪魂には、葵が銃で撃ちこんでもあたりません

でした。

一樹が短剣で攻撃してもよけられてしまった。

万里香が弓をはなっても、美月が魔法攻撃しても

悟が大砲で狙っても女神様にあてることができません

でした。


「リッキー、どうしよう。全然あたらない。」


リッキーは考えていた。


「みんなの力を一つにして、あの宝石を狙うしかない。」


葵たちはみんなで力を一つにして宝石を狙った。

葵の銃とリッキーの炎、一樹の短剣とマークの地、

万里香の弓とラミーの竜巻、美月の魔法でシャルの雷、

悟の大砲とナイルの氷、5人と妖精5人の力を一つに

して、女神様の悪魂の宝石を狙って撃ち込んだ。

5色の光を放ち宝石を壊した。

ようやく、悪魂を倒すことができた。

少しけがはしているが、マークのヒーリングでみんな

回復した。


リッキーたちはすべての悪魂のボトルを回収した。

女神様の悪魂のボトルはキラキラと5色に光って

いた。

回収したボトルをどうしたらいいのか、悩んでいた。


「このボトルを今の女神様には渡せない。」

「黒女神様は今どうなっているのだろうか……。」

「いつもの女神様に戻っているのだろうか……。」

「でもどうして女神様が悪魂に取りつかれたのか。」


「とにかく今は、女神様を助けないと……。」

「そうだな。」


リッキーたちは葵たちとわかれ女神様のもとに

向かった。

葵たちは待つしかなかった。


「女神様!」

「みなさん!」


女神様はもとの女神様に戻っていた。

悪魂を倒したからだろう。


「女神様、どうして悪魂に取りつかれたのですか?」

「わかりませんが、最近人々たちの行動が気になって

 いたのは確かです。

 嫉妬や夫婦間での言い争い、就職難やトラウマ

 とにかくそういうものに嫌気がさしていたのは

 確かです。」

「それに疲れ悪魂に隙を狙われたのでしょうか?」

「そうかもしれません。でも、わたしが今こうして

 戻っているということはわたしの中の悪魂を

 倒してくれたということでしょうか?」

「そうです。葵たちと夢の中に入りみんなで戦い

 ました。」

「そうでしたか?ありがとうございました。」

「いえ、女神様がもとに戻ってよかったです。」


リッキーたちは安心していた。


でも、人間の欲望や嫉妬、愚痴や不平不満はなくなる

ことはない。

うまく付き合っていかなくてはならない。

また、女神様が悪魂に狙われるかもしれない。

妖精たちも悪魂に狙わらる可能性もある。

それぞれが気にしあって暮らしていかなかればなら

ないと改めて思っていた。


女神様はもう大丈夫だと判断してボトルを女神様に

奉納しました。


リッキーたち妖精はみるみる体の色が濃く変化して

いきました。

人々の色覚異常も完全になくなり、普通に見える

ようになりました。

そして、妖精たちはみんな元気を取り戻し葵たちの

もとに戻っていきました。


「葵!ただいま。」

「リッキー!どうだった?」

「女神様はもう大丈夫。それに見て。」


リッキーは嬉しそうに一回転してみせた。


「ぼくの体の色も戻ったよ。」

「そうだね。真っ赤だよリッキー。」

「葵の目も治ってるってことだね。」

「そうだよ。」


マークも緑、ラミーは黄、ナイルは青、シャルは黒。

みんなもとのくっきりとした色に戻っていました。


「みんなよかたね。」


妖精たちはみんな、うれしそうにくるくる回っていた。

葵たちもそれをみてみんな嬉しそうだった。


「これからも、もっともっと人助けがしたい。」


葵が話はじめた。


「困っている人の夢の中に入り、悪魂を倒して

 少しでも助けてあげたい。

 現実の悩みを少しでも解決できるようにして

 あげたい。」

「うん、そうだな。」


葵の言葉に一樹、悟が賛同し、美月と万里香も

うなずいている。


「そしてこれからも、みんなで協力しながら戦って

 行こう。

 わたしたち5人とリッキーたち妖精5人が力を

 あわせればどんな悪魂も倒していける。

 よ~し!がんばるぞ~!」


葵の気合にみんな笑っていた。

でもみんなも同じ考えだった。


それからリッキーたち妖精と葵たちはたくさんの人

を助けるべく、戦い続けた。


多くの人が気持ちのよい夢をみられるように……。

そして、素晴らしい世界にするために……。

葵たちは戦い続けるのです。

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