女神様
その後も状況は変わらず、どんどん色覚異常を
感じる人が多くなる中、葵とリッキーは夢の中で戦い、
そして現実でも悩みを解決していた。
そんなある日、いつものように夢の中に入り戦いに
いきました。
葵は悪魂に近づき拳銃でうっていた。
しかし、葵の素早さがなくなっていた。
「リッキー、どうかしたの?」
「なにが?」
「わたし最近少しスピードが遅くなった気がする。」
「えっ、そう?」
「リッキー、もしかして魔法の力さらに弱まってない?」
「そんなことない……と思うけど。」
その日の悪魂は無事に倒すことができたが葵は心配
していた。
「リッキー、なんか最近体の色がだいぶ薄くなってない?」
「えっ?」
「わたしリッキーのこと心配なんだけど。あのあと
女神様からなにか話はないの?」
「う、うん何もない。」
そんな話をしているとき、一樹から連絡がきた。
葵は一樹と待ち合わせをした。
「一樹!」
「葵!」
「ごめんな、呼び出して。」
「そんなことないよ、わたしも話たいことあったから
よかった。」
「なに?葵の話って。」
「先でいいの?」
「いいよ。」
「なんか最近リッキーたちのことが心配で……。」
「おれもマークたちのことで話がしたくて。」
「最近、戦っているときもリッキーの力がだいぶ
弱まってる気がして、しかもリッキーたちの体の色が
かなり薄くなってる気がする。」
「そうだよな。おれもマークが弱まっていることが気に
なって。」
「どうしたらいいんだろう。」
葵と一樹が話をしているとナイルからリッキーに連絡
がきた。
悟が葵に会いたいということだった。
葵はちょうどリッキーたちのことをみんなに相談した
かったのでさっそく会うことにした。
「悟さん!]
「葵ちゃん!一樹くんも一緒にきてくれたんだね。」
「ちょっとはなしたいことがあって、ナイルに連絡
とってもらったんだ。」
「はい、ちょうどわたしたちも相談があって……。」
「なんだい?」
「悟さん、先にどうぞ。」
「じゃあ、先に話させてもらうよ。
この間の戦いの話なんだけど、ナイルとも話して
たんだけど悪魂の色が3種類あっただろいったい
誰の夢だったのかって話なんだけど……。」
「えっ?悟さんか美月さんが助けの要請を出した
のではないですか?」
「やっぱりか……、美月に聞いても違うらしくて……。」
「じゃあ、いったい誰の夢だったんですか?」
「それがわからなくて、夢の持ち主は解決していない
からまた悪魂に取りつかれるかもしれない。」
「そんな~」
「リッキーたちは夢の持ち主がだれかわからないの?」
「ぼくたちもわからない。」
「どうにか見つける方法はないのかな……。」
葵たちは頭をかかえていた。
するとリッキーが何かを思いついたようだ。
「方法がないことはない。」
「えっ?どんな方法?」
「ぼくたち妖精5人の魔力を合わせれば見えるかも
しれない。やってみないとわからないけど……。」
「やってみる価値はある。」
ナイルが強気にいってきた。
「よし、今からみんなを集めてやってみよう。」
リッキーは妖精たちみんなに連絡をとり広場に
集まった。
みんなに事情を説明した。
それぞれ妖精が心配だったようだ。
やはり、妖精たちの色がこの間より薄くなっている
のは確かだ。
「じゃあ、はじめようか。」
リッキーがいった。
「みんな輪になって、魔力を中心に集めるんだ。」
リッキーがそういうと、シャル、ナイル、ラミー、マーク
5人が光りはじめた。
すると中心になにか見えてきました。
「これは誰?」
葵は声をあげた。
妖精たちは目を開け中心を見ると、びっくりした顔で
魔力が消えた。
「リッキー、どうしたの?」
「……。」
「リッキー、知ってる人なの?」
「……。め、め、女神様だ。」
「えっ?」
妖精たちはみんな言葉を失っている。
葵たちもどう話していいのかわからなかった。
しばらく沈黙が続き、リッキーが話はじめた。
「落ち込んでいる場合じゃないよ。女神様が取りつかれ
ているなら助けないと、大変なことになる。」
「そうだな。」
ナイルがいった。
他の3人もやる気をだしたようだ。
「でも、これは大変なことになった。
女神様に奉納している悪魂ボトルはどこにいって
しまっているんだ?」
「やはり、悪用されているのか?」
「女神様に確認するしかないね。」
「リッキー、わたしたちはどうすればいい?」
「葵たちは戦い方の方法を考えていてくれ。
これは大変な戦いになるはずだ。普通の悪魂とは
違うはず。」
「わかった。リッキーたちも気をつけて。」
「うん、女神様のところにいってくる。」
そういうと、リッキーたち妖精は女神様のところに
いってしまった。
葵たちは戦い方を考えていた。
「わたしと一樹は比較的接近して戦います。」
「おう!おれは短剣だからな。」
「万里香ちゃんはわたしたちの後ろから弓で
狙って、なるべく遠くから。」
「はい。わかりました。」
「おれは大砲だからなるべく離れた敵をうつ。
周りを巻き込んだら大変だからな。」
「はい、そうしてください。」
「美月さんは、それ以外の悪魂を魔法攻撃してください。」
「わかったわ。」
「あと、もし怪我をした場合はマークがいるからすぐに
撤退して治療してください。」
「そういえば、シャルとナイルとラミーの得意分野は?」
悟がナイルの話をした。
「ナイルは氷攻撃だ。まだみたことはない。」
「シャルは?」
「シャルはシールド、守りです。」
「ラミーは?」
「ラミーは竜巻攻撃です。風を操れるそうです。」
「へ~、すごいね。」
「なんか勝てそうな気がしてきた。」
葵がそういうとこの場の雰囲気が少し和んだような
気がした。




