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十一・十二、楽毅からの手紙、六・七
11.
夫免身立功,以明先王之跡,臣之上計也。離毀辱之誹謗,墮先王之名,臣之所大恐也。臨不測之罪,以幸為利,義之所不敢出也。
(訳)
「そもそも身を免れ功を立て
先王の事績を明らかにする事が
臣の上計にございまして、
毀損や辱めの誹謗にかかり
先王の名誉を堕落させる事は
臣の大いに恐れる所なのです。
不測の罪に臨み、
僥倖を以て利益と為すとは
道義から出来ぬ所です」
(註釈)
次で終わり。
12.
臣聞古之君子,交絕不出惡聲;忠臣去國,不絜其名。臣雖不佞,數奉教於君子矣。恐侍御者之親左右之說,不察疏遠之行,故敢獻書以聞,唯君王之留意焉。
(訳)
「臣は、古代の君子は
交わりを絶つとも悪声を出さず、
忠臣は国を去ろうとも
その名を潔くせず、と聞き及んでおります。
臣は不佞(才知に欠ける)と雖も
幾度か君子の教示を奉りました。
侍御の者が左右の者の説く事に親しみ
疎遠の者の行動を察する事が
出来ぬ事を恐れたために
敢えて書状を献じて
お聞かせいたしました。
ただ君王にはこの事を
ご留意いただけますように」
(註釈)
交絕不出惡聲;忠臣去國,不絜其名
これは覚えておきたいね。
たとえ交流がなくなったとしても
誹謗とかするのは最低だもんな。




