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淡々史記  作者: ンバ
第七、項羽本紀
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三十七、海春侯、汜水に果てる

37.

漢果數挑楚軍戰,楚軍不出。使人辱之,五六日,大司馬怒,渡兵汜水。士卒半渡,漢擊之,大破楚軍,盡得楚國貨賂。大司馬咎、長史翳、塞王欣皆自剄汜水上。大司馬咎者,故蘄獄掾,長史欣亦故櫟陽獄吏,兩人嘗有德於項梁,是以項王信任之。當是時,項王在睢陽,聞海春侯軍敗,則引兵還。漢軍方圍鐘離眛於滎陽東,項王至,漢軍畏楚,盡走險阻。


(訳)

(成皋では、)

漢軍が果たして楚軍に戦いを挑んできたが

楚軍は出撃しようとしなかった。


漢は、人をやって(兵士たちに)

楚を侮辱させる事が五〜六日に及んだ。


大司馬(曹咎《そうきゅう》)は怒って

兵に汜水《しすい》を渡らせてしまった。


士卒の半数ほどが渡ったところで

漢はこれを撃って楚軍を大破し、

楚国の物資や財貨の悉くを手に入れた。


大司馬の曹咎、長史の董翳《とうえい》、

塞王の司馬欣《しばきん》は、みな

汜水のほとりにて、自刎した。


大司馬の曹咎はもとは蘄の獄掾、

長史の司馬欣はもとは櫟陽の獄吏であり

両名とも嘗て項梁を助けた事があったため

項王から信任されていたのである。


この時、項王は睢陽に在ったが

海春侯(曹咎)の軍が敗れたと聞いて

兵を引き連れて帰還した。


漢軍はちょうど

鐘離眛《しょうりばつ》を滎陽に包囲していたが、

項王がやって来ると、漢軍は畏れて

盡くが険阻(な山地)に逃げてしまった。


(註釈)

あああ…………

項羽に「絶対応戦するなよ」

って言われたのに……


やはり楚は、項羽がいないと

どうにもなりませんね。


司馬欣と曹咎は、よく見ると

第2節から出てきてます。

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